初代ゴジラのメモロビ
「ねぇ、先生…私は何で生まれてきたんだろうね?」
彼女はいつも私にそう問うてくる。
「"………申し訳ないけど、それについて私は君に答えられる解はないんだ。それに、それは君自身が見つける物だよ。"」
「………だよね。」
こんなやり取りをもう何回と繰り返しただろうか?
彼女が私にこう問い続ける様になったのは、ペロロジラという怪獣と会ってからだ。
………あの怪獣に彼女は何を感じ取ったのだろうか?
「………ならさ、私がいつかその答えを見つける日まで、先生は手伝ってくれる?」
「"勿論、生徒が望む事を助けるのが私の仕事だからね。"」
「ふふっ、ありがとうね先生♪」