分かれた親子 路は違えど

「行かん!絶対に行かんぞ、お路!」
「そうやって意固地にならずに・・・。ほんの1日2日旅路に出るだけではないですか。」
「それがいかんと言っておるのだ!行くならお前とマスターの2人で行って来い!」
なあ、皆の衆。
愛する娘の頼みと言えど聞けぬこともあろうよなぁ。
「大体、八犬士の世話はどうする?あやつらとて儂らがおらんと寂しかろう!」
「一応ペットとして一緒に入れるお宿みたいですので、心配はございません。」
「ぐぅぅ、ほら、儂もたまには新作の妙案の1つ出さねば作家の名が廃るだろう?」
「お父様、カルデアに帰って来てから数日、くだ巻いて寝てるか北斎様と騒いでるだけですよね?」
「ぐぅぅぅぅ・・・」
「一体何がそんなに嫌なのです?お路とマスターと3人で1日泊まるだけではないですか?」
「だって、だってなぁ・・・」
儂がこんなに意地張って拒否しているのには理由があってなぁ。
まあ、その、まことに言いにくいのだが、
お路とマスターの逢瀬を見てしまったのだ。
~回想 ルルハワ最終日の夜~
「う~む、どうにもこのベッド?なる寝床は肌に合わんなぁ。どれ、1つ小便にでも。」
便所1つとはいえ、カルデアに召喚されてからはお路に随分とはしたないと言われたがもう慣れたものよ!
ふらふらと便所に向かっていたのだがな、隣の部屋から微かに声が聞こえたのだ。
「~~❤ますたぁ❤んっ❤んんんっ❤」
「お路さんっ♡凄い締め付け!これならいくらでも出せそうだっ♡」
あの時は我が耳を疑った疑った。
儂の可愛いお路がマスターと同衾しているなどとは思いもしなかった。
それで、そのぉ、少し気になってな・・・こっそり扉の中を覗いてみたのだ(何かドアに付いておったガラスを覗いたら見えた)。
着物は脱ぎ散らかされ、汗ばんだ身体で乱れるお路。マスターの上で腰を振り、愛おしそうに接吻を交わす。
耳のみならず我が目を疑った。あれがお路か?とな。
そしてもう1つ儂自身でも意外だったことがあってな、どうも儂はそんなお路を「羨ましい」などと思ってしまったのだ・・・。
~回想終了~
なぁっ!これで分かったであろう、皆の衆!儂が行きたくない理由が!
絶対嫌だぞ!お路みたいになるのは!
「どうしても駄目ですか、お父様(うるうるっ)」
「そんな目をしてもならんものはならんっ!」
「そうですか・・・今回の同人誌制作の件でささやかながらマスターにお礼をと思ったのですが」
「(グサッ)」
「所々で意地を張ってテーマすら決まりませんでしたし」
「(グサグサッ)」
「執筆中に酒だ酒だと喚くお父様のために何回もお酒を頼んでくれたのもマスターでしたし」
「(グサグサッザクッ)」
「最後の日の夜も『美少年』で集まって宴をと思ったのですが、北斎様とどこかへ遊びに行かれた様ですし」(隣の部屋でこっそり酒盛りしてました♪)
「(グサグサッザクッザシュウッ)」
「1日くらいお付き合いしてくれてもよいではないですか?」
「ダーーー!分かった分かった!行くぞ!行けばよいのだろ!」
「はい♪ではマスター様には路から一報入れておきます♪」
前置き空しく旅に出る羽目になる儂なのだった・・・
~マスターの部屋~
「ますたぁ❤命令通りお父様を誘えました❤どうか、お路を褒めて下さい❤」
「よしよし♡お路さんは本当にいい子だね♡」
マスターが頭を撫でる。ただその仕草1つがお路には幸せです。
「じゃあご褒美に、お路さんが好きなものあげよっか?」
マスターがズボンと下着を降ろす。
「あぁ❤これ好き❤このマスターのおちんぽに、お路はすっかり虜になってしまいましたぁ❤」
マスターのおちんぽ様に口づけをする。これだけでお路はマスターの所有物だと思い知らされる。
「んっ❤じゅぽっ❤ちゅるるっ❤」
「ああっ♡いいよ♡お路さん♡すっかり上手になったね♡」
「マスターのご指導のおかげです❤でも、マスターが本当にしたいのは・・・」
おちんぽから口を離し、愛しいマスターと接吻をする。そして指でおちんぽを優しく触ると、今迄以上にマスターがビクビクする。
「お路の手でこうして欲しかったんですよね❤いいですよ❤マスターが満足するまで、お路がご奉仕致します❤」
マスターとお路の夜はまだまだ続きます❤
~数日後 閻魔停~
「着いてしまった・・・」
「あっ!マスター、先にいらっしゃったのですね♪」
「お疲れ、2人共。随分時間かかったね?」
「ええ♪お父様が最後の最後まで抵抗しまして。」
「そうだったかー。ごめんね馬琴さん、無理言っちゃって。」
「はぁ・・・なぁに構わん。旅行とやらを満喫してやろうではないか!」
「じゃあせっかくだし部屋に荷物置いて温泉でも行ってきたら?俺はちょっとやることあるから後で行くよ。」
「おや?マスター来られないのですか?」
「女将がどうも迷惑な客に絡まれてるってことで、ちょっと後始末を。」
~マスター達の部屋~
「荷物も置いたことですし、早速温泉に参りましょう♪お父様♪」
「随分と広い部屋だのぉ。おっ!浴衣があるのか!さっさと着替えてしまうか!」
「旅館なんですから浴衣くらいあるとは思いますが。。」
「お前も早く着替えんか~♪とっととこんな暑苦しい着物脱ぎすててくれるわ!」
「娘の服にその言い草はどうかと思いますよ。」
~別室~
「助かったよ~二キチッチ。紅閻魔からSOS貰った時はどうしようかと思ってたんだ。」
「こちらこそすまん、マスター。あの2人には後できつく叱っておくからな。」
「よろしくお願いします。」
「それで、その、今夜は2人で会えないのか?」
「流石に今日は先約があるから、ごめんね。」
「むぅ・・・そうか。でも、準備はいつでも出来てるからな!」
~温泉~
温泉に浸かり、すっかり蕩けたお路とお父様。
「ふぅ~~~~♪いいお湯ですね~~~~~♪」
「だなぁ~~~~♪るるはわ?とやらの風呂も良かったがやはり温泉が一番格別よ!」
お父様の機嫌も直り、楽しんでくれてるみたいで何よりです。
そろそろ始めましょうか。
「お父様、少しよろしいですか?」
「んお?どうしたお路(ムニュンッ❤)ニャッ!!何しておるんだお前は!」
後ろからお父様の胸を揉む。こ・・・この感触は
「お父様?少しお胸が成長されました?(ムニュッモニュッ❤)」
「な、何のことだ?いいから手を離してくれんか、んっ❤むうっ❤」
どうやらお父様、私より乳首が弱点みたいですね。どれどれ・・・
「(クリクリッ❤)んああっ❤お路よ、そんなに弄るでないっ❤儂は心は男なんだぞ~~~」
「でもお父様?その喘ぎ方は完全に女ですよ?」
「か、身体が女子なのだから仕方なかろう!(クリュッ❤)んん❤駄目だと言っておるのに~~❤」
まさかお路より妖艶に喘ぐとは、これはマスターに要報告ですね♪
では続いて、
「はあ・・・はあ・・・お路?一体何がしたいんだお前は?」
「ふふっ♪まだまだやめませんよ、お父様?」
「マスターの差し金か?儂もお前みたいにマスターに気持ち良くされるのか?」
「御存知でしたか。じゃあ話が早いですね♪」
お父様のお股に手を伸ばす。指を入れて掻き回してみると・・・
「んっ❤ああっ❤お路❤そこは駄目だっ❤」
「やはりですか?お父様は本当に快楽に弱いですね♪」
「そっ、そんなこと言っても❤か、身体が勝手に感じてしまうのだ❤」
「だからいいんじゃないですか❤マスターにシてもらうとこんな程度ではすみませんよ?」
「(ゾクッ)」
お父様の顔が恐怖に歪む。
「この後は夕食ですから、お部屋に戻ってからが楽しみですね❤お父様?❤」
~夕食~
「あれ?馬琴さん食べないの?」
「んっ?そんなことはないぞ。ちゃんといただこう。」
せっかくの絢爛豪華な宴だというのに気分が優れん。お路のやつめ、一体何のつもりだ?
「美味しいですね、マスター♪」
「お路さんの口に合ったみたいで良かったよ。こっちのはどう?はい、あ~ん♪」
「あ~ん♪んんっ❤これも美味しいです!」
仮にも父の前で距離がおかしくないか、あの2人!
~マスター達の部屋~
「か、川の字に布団が敷かれておるのだな・・・」
「3人だからね。でも、今夜はさ」
「ええ❤せっかくですし・・・❤」
そう言いながらマスターの前に跪くお路。
(ジュポッ❤ンチュ❤チュポオッ❤)
「あっ♡お路さんっ♡いいよっ♡」
「えへへ❤気持ちいいですかぁ、マスター❤今日一日、早くマスターのおちんぽを召し上がりたくてたまりませんでしたぁ❤」
マスターの肉棒を愛おしそうに咥えるお路。ひとしきり満足すると、今度はマスターに接吻をする。
「んっ❤ちゅう❤んむぅ❤」
「んっ♡ちゅる♡ちゅぱぁ♡」
「マスター❤お父様の方見て下さい❤呆然としてるのにしっかりとこちらを意識してますよ❤」
「本当だ♡馬琴さんもこっち来る?」
馬鹿を言うな!仮にも男同士、そんな真似が出来るか!
なのに・・・なのに・・・
「何だ、何なのだこの感覚は・・・?身体が、身体が火照って・・・」
「それはですね、お父様♪」
やめろ・・・言わないでくれ・・・
いつの間にか傍に来ていたお路が告げる。
「お父様の中に雌としての自覚が芽生えているのですよ❤」
そ、そうなのか?儂のこの火照りは、そうゆうことなのか?
「まだ自覚が足りないみたいですね❤では失礼して・・・(ちゅっ❤)」
お路が儂に接吻をする。お路の舌が口の中を探ってくる。
「くちゅくちゅっ❤ぬりゅっ❤れろれろ❤」
「ん~~❤おみちぃ❤なんてことをしてくれるんだぁ❤」
あまりの気持ち良さに抗えず、無意識に舌を絡ませる。
駄目だ、欲しい、もっと欲しい・・・
「いい顔になってきましたよ、お父様❤その調子でマスターともしちゃいましょう❤」
さっきお路は言っていた「マスターにシてもらうとこんな程度ではすみません」と。
そんな・・・そんなこと言われたら・・・
「んんん❤ぷぁ❤はん❤はぁん❤ちゅぱぁ❤」
「ちゅぱぁ♡はむ♡馬琴さん、すっかりトロトロになってきたね♡」
「ますたぁ❤頼む❤もっと、もっと気持ち良くしてくれぇ❤」
自分でも信じられなかった。こんなに情けない顔で男に懇願する日が来ようとは。
「駄目ですよ、お父様❤ちゃんと欲しいならもっとマスターに媚へつらわないと❤」
「お路さんは初めての時凄かったよね♡」
何だ?どうすればよいのだ?
「いいですか、お父様❤もっと・・・(耳打ち)」
お路が囁く。そ、そんなことを言えと!
だが・・・だが・・・
「ますたぁ❤曲亭馬琴は❤ますたぁに気持ちよくしてほしい❤どうか、このいやらしい身体を存分に堪能して下さい❤」
脚を広げ、股をマスターに向ける。
こんな屈辱的な格好、少し前の儂なら舌を噛んでいただろう。
でももう駄目だ・・・❤儂はもう・・・この快楽には抗えない❤
「いいねぇ♡じゃあお言葉に甘えて・・・」
マスターの肉棒が差し込まれる。
「んああっ❤凄いっ❤ますたぁのちんぽが、儂の中にぃ❤」
(グチッグチョ❤ニュル❤ニュポォ❤)
マスターが腰を振る度に、身体の中に熱いものが走る。
「ああ、はぁ❤❤ん❤はあ、あん❤❤」
こ、こんなに気持ちいいなんて、お路はこんなものを受け入れていたのか。
お路め、ズルいじゃないか、こんなもの独り占めしてぇ。
(パンパン❤ズブズブッ❤ズブッ❤ズボッ❤ズボッ❤ズブッズブッ❤)
「はぁあ❤そ、それは駄目だ❤いきなり激しい❤そんなことされたらぁ❤」
身体が激しく痙攣する。もう駄目だ、儂は、儂はもう・・・
(ドピュ❤ビュルルルルー❤ビュッビューッ❤)
「は、はひぃぃいぃぃぃぃん❤中にっ❤中にいっぱい出ておるぅぅぅ❤」
みっともない声を上げ、横に果てる。最早儂に男としての尊厳など欠片もなかった。
「あぁん❤マスターってばお父様の中だけで満足してしまいました?」
「いやぁ、馬琴さんの中が予想以上に気持ち良くてつい♡でも、まだまだイケるよ♡」
「良かったぁ❤では私にも・・・❤」
起き上がれない儂の横で、今度はお路とマスターが抱き合う。
「ますたぁ❤儂にももっと❤もっとしてくれぇ❤」
マスターのお膝元に抱き着き懇願する。
ああ、儂は今宵、この男の雌にされるのだな。そう認めざるをえなかった。
~翌朝~
結局朝まで3人でしてしまった❤もうすぐ帰ろうかというのに、
「ちゅっ❤ちゅぱ❤くちゃ❤ますたぁ❤どうだぁ、儂の手でちんぽを触られるのは❤」
「んっ♡ちゅううっ♡最高だよ、馬琴さん♡この綺麗な手でシてもらいたいってずっと思ってたんだ♡」
「ちゅっ❤れろ❤ちゅぱ❤マスター?お路の手でしてもらう方が気持ちいいですよねぇ❤」
「ちゅっ♡んむぅ♡ああっ♡お路さんの手もいいよ♡どっちも選べないんだ♡」
「なあますたぁ❤帰る前にもう一発出していかんか?儂はもう我慢出来んぞ❤」
「駄目ですよ、時間もないですし❤帰ってからまたいっぱいしましょ❤」
「2人共欲張りだなぁ♡」
仕方ないではないか、なんせ・・・
「儂はもう立派なますたぁの雌なのだからな❤これからも儂を可愛がっておくれよ❤」