兵士たちの会話
「おい新入り。戦場には慣れたか」
「は、はい。大分」
「そうか、それなら戦場にいる奴全員が知っていることわざを教えてやろう」
「ありがとうございます」
「いいか、『戦場で生き残りたかったら鎖の音が鳴ったら一目散にそこから逃げろ。魔女が底を蹂躙するぞ』っていうことわざがある。これはなんと世界共通だな」
「魔女?魔法少女じゃなくてですか?」
「あぁ。俺も一度だけ少し遠目から見たことがあるが、あの迫力、強さ、魔法少女の日じゃなかったよ。今でも思い出す。一瞬だけだがあいつと目が合ったことがあるが見られた瞬間走馬灯が見えたよ。そして、あの魔女が別の所に移動するまで俺は1mmも動けなかった」
「そ、そんなにですか?」
「あぁ。お前も生き残りたかったら鎖の音には気を付けるこったな」
その後、その新入りは鎖の音が聞こえたが逃げきれずに魔法少女と魔女の戦いの余波によって死んだ。