兄達の戦い
「バウンドマン」の使用により動けなくなったルフィを背負い、ギャッツは走る
全ては彼がもう一度戦えるようになる10分間を稼ぐために
だがその時、
「ウィ~~~~~~ハッハッハッ!!!」
剣を構えた一人の巨漢がギャッツ達の目の前に現われた
「バ…!!!バージェ~~~~~~~ス!!!」
思わぬ人物の登場にギャッツの絶叫が響く
バージャスは驚く者達に目もくれず、満身創痍のルフィを狙う
「死ね、“麦わら”ァ~~~~~~!!!」
ルフィの頭に刃が突き立てられようとしたその時、
ドゴッ!!
突如現れたサボの強烈な一撃がバージェスを襲った
「サボ!!!」
ルフィの顔に安堵の笑みを浮かぶ
だが、すぐに体制を立て直したバージェスが迫る
しかし、
「極虎狩り!!」
もう一人の乱入者によってバージェスは再び大きく吹き飛ばされた
「ウウッ!!」
瓦礫の中から立ち上がろうとするバージェス
だがその眼前には鉄パイプと刀があった
「あ、あいつらは!!」
「おォ!!三ツ星と二ツ星の受刑者!!」
「“海賊狩り”に、革命軍の参謀総長だァ~~~~!!!」
「ぐ、うう…」
「よお、2年ぶりだな“チャンピオン”」
周囲のどよめきをよそにもう一人の乱入者…ゾロは不敵に口角を上げる
「おれは革命軍の“サボ”、“麦わらのルフィ”はおれ達の弟だ。あいつに何か用か!?バージェス」
そう言って睨みをきかせるサボに、バージェスとギャッツ達は首をかしげる
「“麦わら”が…弟~~~~?どこかで聞いたセリフだ……!!」
「それに、“おれ達”って…?」
「“火拳のエース”もそう言ってたろ?おれ達は兄妹なんだ」
「ええええええええっ!?」
サボの言葉に周囲のどよめきが大きくなる
「エースの人生だ。別にお前らのことは恨んじゃいねェが…うちの船長、いや弟は渡さねェ」
「━━以後、ルフィ達のバックにはおれがついてる!!!よく覚えとけ……!!!」
2人はそう言うと、ギロリとバージェスを睨みつけた