僕ら帰ろうお家に帰ろう〜プロローグ〜

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伝書桜

「ただいま〜!!我が故郷!!!」

「へ〜!海近いのいいね!」

「自然あふれるいいところですよ、宮崎は!」


盗賊は礼佳と共に彼女の故郷、宮崎に来ていた。


「てか、大丈夫かな・・・」

「どうしたの、伝書?」

「いや・・・長兄が暴走しないかなって・・・・」

「ああ・・・・」


2人はつい先日まで京都にいた。しかし、とても辛く、苦しい事件が起きたため、精神療養とついでに最近できた恋人を家族に紹介しにここにやってきたのだ。


「電話でめっちゃ叫んでたもんね〜」

「そうなの!!ほんっとに・・・もううちは子供じゃないっての」


ちなみに電話をしてきた長兄は超がつくほどのシスコン・ブラコンである。


「とりあえず、お土産ってこれでいいかな・・・・」

「いいんじゃない?てかなんでそんな緊張してるん?」

「え、いや、だってするだろ・・・!」

 (どんな顔して礼佳の家族に会えばいいんだ?!?!)

「そんな緊張しなくても、うちの家族は優しい子ばっかだから!!」

「う、うん・・・」


さあ、大波乱の幕開けです、ぜひ、最後までお付き合いください!!!











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