「僕の配下になれば君もここに混ざれるんだぜ」囚われたエンデヴァー王妄想(途中まで)

「僕の配下になれば君もここに混ざれるんだぜ」囚われたエンデヴァー王妄想(途中まで)

92(俺=101さん。勝手にごめん。そしていろいろごめん。続きは125)



設定(レス88、95あたり)

エンデヴァー:王。武勲と政略結婚で今の地位を得た。伝説の王オールマイトの後継として善政を敷いていた。行方知れずの長兄が悪の帝国に囚われ人質として王「本人」の身柄を要求される。王は罠と知りながら単身乗り込む。魔王はその王の矜持を折ろうと「貞操」を所望する。剣を差し出し鎧を外して魔王に「好きにするがいい」と言う。「俺」は一人、王を追うが…。






***



石畳の上に黒い羽根が散らばっている。

王のマントだ。


…遅かったか…王!エンデヴァー…!!


広間の奥に動く大きな黒い塊が見えた。

その中の赤茶色の髪…間違いない、王だ。

囚われているのか。

生臭い匂いがむせかえるほど漂っている。

異形の化け物たちはいびつな肉茎から派手に体液をまき散らしていた。

裸の脚に絡む黒い手足がせわしなくうごめく。

水音に混じって聞こえてくる押し殺したような苦し気な息と規則的に響く破裂音…

「犯されている」と気づくには十分だった。

頭を殴られたような衝撃に思わず口を押える。

なんだ…どういう状況だ?エンデヴァーはなぜ抵抗しない?


王を囲む三体の異形の怪人…脳無だろうか、巨体をせわしなく揺らしている。

そこに魔王が近づいてゆく。

「言い忘れていたけどねえ…トーヤ君は自分の意思で僕の元にきたんだぜ」

「…っ…な……んだと?」

その刹那衝撃波が起こり王の白い背が大きく跳ねた。

「ぐ…っ…あああ!っ…か…はあ‥っああ!…あっ…あ…ああ…あ…」

「ようやく声をあげたねえ」

こらえていた声が関を切ったかのように溢れ出てしまっている。

逃げようとする腰を抱え込みながらさら深くえぐっていく。

律動のたびに鍛え上げられた下肢が激しく痙攣する。

「やはりここだ♪」と魔王は歌うように変形した腕を鞭のようにしならせ責めを続けている

「…あ…あっ‥‥く‥‥や…ツ…う…‥‥!!」

「ここをこんなふうにされたのは初めてかな」

「…そ…あっ…ああ‥‥!あああ」

「もう降参かい?好きにしろと言ったのは君のほうじゃないか」

「‥‥っつ…そ…そうだ…っは‥‥…」

「いいね…こんなざまになっても怒れるその目…」

「ぐちゃぐちゃにしてみたくなる」

「‥‥っつ‥‥!!」


目が潰される…と思った瞬間に俺は走り出していた。

あの人なら目玉どころかたとえ四肢をもがれようと抗い続けるだろう。

でもそんな…それはだめだ…王…!!!


カラーンと乾いた音を立てて俺の兜が飛ばされた。

首がつながっているだけで奇跡だ。

俺の投げた剣は一体の脳無の頭部に命中した。よし。

「王、逃げてください!」

次の…と腰に手を伸ばした瞬間、目の前が真っ暗になった。



***



気づいたときには俺は後ろ手に拘束されていた。

目の前には変わらずの狂った光景…黒色の能無が王に覆いかぶさり、ひきつったような笑顔のまま腰を振っていた。

王の白い肌に赤黒い拘束や打撲跡が刻まれ、擦り傷が体中に散らばっている。

魔王にひとしきり蹂躙されたあと、疲れを知らない脳無たちに犯され続けたのだろう、美しい蒼い目は灰色に濁り霞んでいた。

すでに意識があるかどうかも危うい。黒い脳無は腰を深く打ち付け背をそらすと獣のように咆哮しながら達してはまたむさぼり始める。

王の身体は揺らされながらときおりびくびくと反射を繰り返すように跳ねていた。

見るほどに信じがたい地獄だ。

大きな胸がたえまなく上下し白濁した液体にまみれた肌がどうしようもなく艶めかしい。

俺は何を考えている……これは見てはいけない。

なのに俺は固まったまま目が離せない。


「やあ君ねえ…」

今更ながら怖気の立つ気色の悪さで魔王が語りかけてくる。

「エンデヴァー王は僕の招きに出向いてくれたんだぜ。僕は正式に接待したんだ。」

何を言ってるんだ。こんなことをしておいて招待とはなんなんだ。

「だが先に約束をたがえたのはそちらだ。一人で来るという話だった」

「俺は…王とは関係なく来た。王は知らない!」

まるで何も聞こえていないかのように魔王は話し続ける。

「しかも僕の配下をひとり倒してしまった」

「なら俺を殺せ!それで痛み分けだろう」

「…君は一撃で僕のハイエンドを倒した。なかなか筋がいい」

魔王の顔が近づく。

「僕の仲間にならないか?」

「断る」と即答しようとした瞬間、低い声で耳打ちする

「僕の配下になれば君もここに混ざれるんだぜ?」

「なっ!?!」

その言葉に俺は心臓を鷲掴みにされた。

そうだった。

死の恐怖を目のあたりしながら、俺は王の…王のその姿に…叫びだしたいほどに…


「若い君が興奮するのも無理もない。君の王には男娼の才能があるよ。この僕ですらどうしようもなく興が乗っているのだから。そう唯一僕の琴線に届いた男といっても過言ではない…」

「勝手なことを!」そう叫びたいが喉がすっかり渇いて声が出ない。…だって…混ざるとは?俺が…俺が王を??鬼畜の所業だ。こんな悪魔の言葉を聞いたらダメだ…

「これは楽しいパーティさ。もう一人客が増えても全く問題ないんだよ…考えてみてくれ」




***


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