俺くん二人と3P

俺くん二人と3P


ノーマル俺くん+アブノーマル俺くん×トラ男の概念好きすぎて書いた。

でも3Pまで行ってない、ごめんね

この後なんとか二穴責めまで持ち込んで二人がかりでドプドプ中出しされる

※割と俺くんに人格があります






「え?」

「あっ」

 そう声を上げたのはおにーさんだった。目の前には、びっくりしたように目を見開いている知り合いの顔がある。同業者で、そこそこ親しい仲だった。

「あれ、偶然じゃん。どうしたの?」

「いや、仕事もなくて暇だから飲みに行こうかなって……お前はこれから?」

「うん。このおにーさんと」

 そう言って俺は隣のおにーさんの肩を抱き寄せた。ふかふか帽子で背の高いこのおにーさんは、種無し男娼の俺を見つけて以前一晩買ってくれたことがある。その時畏れ多くも処女を頂いちゃったわけだけど……それ以来すっかり中出しの快楽にハマっちゃったのか、以降もちょくちょくご利用頂いている。おにーさんかわいいし滅多にない名器だし、こっちとしては願ったり叶ったりだ。

「ふーん、そうか……へぇ……」

 あっちはそんな曖昧な返事をして目を細めた。その時点で俺はちょっと嫌な予感がした。

「あー、それじゃそういうことだから、俺たちこの辺で」

「ちょっと待てよ」

 さっさと退散しようとしたのだが、相手はおにーさんの手を掴んで引き留めた。そして一瞬の間に詰め寄ると、おにーさんの耳元で囁きかける。

「……昨日あれだけしてやったのに、まだ足りねーんだ」

「……っ♡」

 ……あー、そういうこと。

 ここまで一度も声を出さなかったおにーさんの顔が紅潮している。それで俺は全てを察した。

「な、俺もついてっていい?金はいらねーからさ。お前3P大丈夫だろ?」

「あー、うん。おにーさんがいいならいいけど」

「大丈夫だって。な?」

 馴れ馴れしくおにーさんと肩を組んで、同業者の彼は真っ赤な顔を覗き込む。おにーさんは何も言わないでこくりと頷いた。お客さんがいいなら、俺に口を出す権限はない。こうして、俺たちの夜にもう一人の闖入者がやってくることになった。

 ……おにーさん、大丈夫かなぁ。手遅れかもなぁ。あいつ、性癖ヤバすぎてお客さんをぶっ壊しまくることで有名なやつなんだけど。




「ほひょぉお゛ぉぉッ♡♡♡」

 大丈夫じゃなかった。

 宿に入って早々に全身剥かれたおにーさんは、まず手始めに喉奥まで突っ込まれて一回、次に立ちバックで好き勝手に二回出されたらしい。後で聞いて引いた。

 俺は先にシャワーを浴びてたんだけど、浴室にまでおにーさんの苦しそうな喘ぎが響いてきて、あいつは相変わらずだなぁと呆れていた。

 あいつ――Aとしよう。Aは生粋のサディストで、俺と同じ種無し男娼だけど、とにかくお客さんに無茶させてぶっ壊れる様を楽しむ異常なやつだ。自分のちんぽも道具も使うし場合によっては暴力も振るう。それじゃお客さんが付かないんじゃないかと思うけど、一部の熱心なファンに支えられているらしい。あいつに一晩でも抱かれた子は、穴という穴がガバガバになって、風が吹いただけでもイっちゃうようになる。で、そうなったら当然締まりも悪くなるし、抱いてて気持ちよくないからすぐに捨てられるのだ。同業者で友人ではあるが、ろくでもないやつなのには間違いない。

 おにーさんもあいつに、しかも昨日抱かれたんだ……ガバガバになってないといいけど。そう思いながら浴室から出たけど、それは全くの杞憂だった。

「んお゛っ♡♡♡ほぉっ♡♡♡あ、ぁ、んぎぃぃ~~~ッ!?♡♡♡」

「あ゛~~~おにーさん最高だわ、昨日あんだけヤったのに一日経ったらこんだけキツキツだもんな♡やっぱ筋肉あると違うな」

「はひゅ、ひぃん♡も、ぉ゛♡♡む゛りぃ♡♡♡」

「嘘つけ、昨日二桁中出しされといて別の男と寝に来たやつが泣き言言うな」

 パンパンパンッ♡♡♡

 ベッドの上でおにーさんに後ろから覆いかぶさり、その良腕を手綱のように掴んで腰を突き入れるA。既におにーさんのまんこからは白い液体が溢れており、出し入れのたびに太ももを伝ってシーツに染みを作っていた。最初からラストスパートみたいな勢いで動きまくってるAは、程なくして限界を迎えた。

「ンッ――来たァ、出すぞおにーさん♡」

「んぁぁ゛♡♡♡ やら♡♡♡やべでぇ……ッ♡♡♡」

「じゃあ子宮降ろしてくんなよ……ッ!」

「んぉほぉぉ゛ぉぉ~~~♡♡♡♡♡ ほぉ゛おぉぉッ……♡♡♡♡」

 ぶびゅうぅぅッ♡♡♡びゅるるる♡♡♡

 ちょっと離れてても聞こえるくらいの射精音で、Aがおにーさんのナカに出した。おにーさんは両腕を封じられて胸を仰け反らせながら、種付けの快楽に耽っている。本気で余裕がなくなったときのオホ声が出てるし、よく見るとぷしゅぷしゅ♡って潮噴きしてた。宿入ってまだ30分経ってないんだけど、既にこの状況だ。

 Aは数度腰を揺らしおにーさんに最後まで出し切ると、ばっと乱暴に腕を放した。支えを失ったおにーさんの身体が前へ倒れ込む。

「わ、危ない。おにーさん大丈夫?」

「ぁ……♡♡♡へ……♡♡♡」

「到底大丈夫じゃないな」

 おにーさんがシーツに倒れ込む直前、慌ててその体を受け止めたけど、おにーさんは焦点の合わない目付きで断続的に震えている。時折大きくブルッと肩を震わせ、同時に潮を噴いてるから、余韻でずっとイき続けてるんだろう。酷いことするなぁ、と俺はAに言った。

「お前は相変わらずだなぁ、乱暴にすりゃいいってもんじゃないでしょ。てか俺のお客さんなんだけど」

「いや、だって初めてなんだよ、こんなに頑丈で感じやすくて何でも言うこと聞いてくれる人。最近出会いが少なくてよぉ」

「お前の性癖がヤバいからだろ」

 かわいそうにおにーさん。こんなのに目を付けられて。労わる気持ちでおにーさんの頭を撫でると、控えめながらほっと息を吐いたのがわかった。やっと落ち着いてきたらしいおにーさんはゆっくり顔を上げ、背後を振り返ってAを睨んだ。

「くそ……っ!この野郎……好き勝手ヤりやがって、犬にでも盛ってろ!」

「……」

 あ、まずい。そう思った時にはもう遅かった。

「……へぇ?顔に陰毛付けて、まんこから精液垂れ流しまくってるのに、イキ散らしてたのはどこの誰だ?」

「なッ――」

「俺が犬ならおにーさんも犬だな、雌犬。同じ犬同士、仲良く朝まで交尾しようぜ」

 うわぁ~、やば……

 生粋のサディストのAは、ただヤりたいだけの乱暴者ではない。相手の精神を徹底的にへし折って、雌として自分に屈服させたいという願望を持っているのだ。そのためならどんな手段でも使うし、相手を壊すことに躊躇いがない。そんなAに対して、ちょっとでも反抗する仕草を見せることは、自殺行為に等しい。

 俺、今夜出番あるのかな。抵抗空しくAに捕まったおにーさんを見て、俺は溜息を吐いた。

Report Page