修正版
前スレ
キハダ「失礼します。ミモザ先生、少しいいか?」
ミモザ「あ、キハダ先生どもー。今日はどこの怪我?」
キハダ「今日は違うんだ!ちょっと、相談があって…」
ミモザ「相談?はぁ…まあいいけど。私で答えられるなら…。とりあえずコーヒーでも入れるんでちょっと待ってて」
キハダ「押忍」
ミモザ「どぞ」
キハダ「どうも。ズズッ…ニガッ……」
ミモザ「それで、相談ってなに?」ズズズッ
キハダ「ええっと……」
キハダ(まさか生徒に告白されたとは言えないし……どう言おうか)
キハダ「これは、ゆ…友人の話なんだが…」
ミモザ「はいはい(キハダ先生の話かな)」
キハダ「せい………年下の男の子に告白されたらしくて」
ミモザ「(せい?)ほうほう、どのくらいの?」
キハダ「10と……2?3?くらいだったかな?」
ミモザ「ブーーッ!!」
キハダ「おおっ!?大丈夫か!?」
ミモザ「ゲッホゲッホ……!だ、大丈夫じゃないし………なにそのびっくり情報……」
キハダ「そんなに驚くか?」
ミモザ「驚くわ!!ほとんど事案じゃん!!」
キハダ「じ、事案!?そんな大事じゃない!?」
ミモザ「まあキハダ先生……の友達が断ったなら問題ないけど(私もたまに生徒から冗談半分で言われるし)」
キハダ「それが…今回ばかりはちょっと事情が変わってきて……本気で告白してきた子を無下に出来なくて……」
ミモザ(事案の香りが……)ズズズッ
キハダ「それで、だな……ちょっとこの漫画読んで貰えるか?」
ミモザ「え、学内で漫画読ませるの……」
キハダ「没収したものということでどうにか」
ミモザ「えぇ……まあ読むけど」
キハダ「どうだった?」
ミモザ「どうって……」
ミモザ(別によくある少女漫画だったけど)
キハダ「ハル………告白してきた子がこの漫画の○○と同じ本気で好きなサインをしてきたんだ!」
ミモザ「……………はぁ?」
キハダ「こ、これは私を本気で好きと捉えていいのだろうか!?//」
ミモザ(もう隠さなくなってきたし!)
ミモザ「ど、どうでしょうね……具体的にどんな感じ?」
キハダ「遠目からでも私のことにすぐ気づいたり私の隈を察してくれたり……」
ミモザ「ふむ………まあ難しいラインだけど。そうだと見てよさそうかな」
キハダ「やっぱりそうか!よかった!」
ミモザ(その反応の時点でキハダ先生も好きなんじゃないのかな……)
ミモザ「まあそうは言っても、私もあんまり恋愛経験とかないのであくまで一意見程度に参考にしてもらえると」
キハダ「お、押忍…」
ミモザ「キハダ先生はそういう経験ないの?」
キハダ「残念ながらそういうのには疎くて……」
ミモザ「でも案外自分で気づいてないだけで経験してるかもよ?」
キハダ「うーん……しかし25年気付かなかったのに気付けるか……」
ミモザ「自覚した今なら気付けるかもよ。試しに自分で考えてみるといいかも」
キハダ「お、押忍!!」
ミモザ(よし、切り抜けた……。同僚の恋愛相談とか初で緊張したぁ……。もし万が一事案になったら校長に全部投げよ……)ズズズッ…
レス45
キハダ「はぁ……はぁ………//」
だ、大丈夫だよな……?ハルトにバレてはいないよな?
猛ダッシュで保健室に駆け込み扉を閉じる。
また少し汗をかいてしまったがノーブラノーパンがバレるよりは遥かにマシだ。
ミモザ「ど、どうしたの……?」
ミモザ先生が心配そうに尋ねてくる。
キハダ「実はかくかくしかじかで………」
レス46
ミモザ「なるほど、たしかに生徒が粗相した時等のために下着は置いてるけど……ブラは無いわよ?」
キハダ「え、そうなのか!?」
ミモザ「そりゃまあブラ忘れてくる子なんてそうはいないし……。ショーツと違ってサイズもまちまちだし」
キハダ「それもそうだ……」
ミモザ「まあ絆創膏ならあるからひとまずこれ付けて校長にお願いして空いてる時間着替え買ってくるしかないんじゃない?」
キハダ「わ、わかった………」
まあ絆創膏でもないよりマシか……。
ミモザ「あと、汗気になるなら制汗シート使う?これ私の使いかけでよければあげるんで」
キハダ「あ、ありがとうございます!」