今色塗ってる絵からなんか出てきた文章。
駄文よん♡暑い。何で術師は長袖じゃなきゃいけないのか。
兎に角、冷たいものが飲みたかった。
私は任務がえりに丁度いい処にあった駄菓子屋によることにした。
そこで見かけたのは、ペリドットの瞳をした、どこか浮世離れした女性だった。
真っ白なワンピースに真っ赤な色の血のような胸のブローチが印象的だった。
場違いにも白鳥のようだと思ってしまった。
ジッと見過ぎてしまったのか、彼女は此方を見てフッと微笑んだ。
私は慌ててお辞儀を返した。が、顔を上げた時にはもうその人はいなかった。
一体誰だったのか・・・。夏が見せた蜃気楼だったのだろうか。
そんなことを考えながらラムネを買って一気に飲み干した。
カラカラとなるガラス玉と、チリンとなる風鈴と、喉でパチパチと弾けるラムネとが
どこか夢のように感じられた。
頬を撫でる生温い風が、妙に頭の隅に残った。
※参考までに。こちらがイラスト。
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