今日家泊まってくか?
「あー今日も任務でだいぶ遅くなったな...ツカレタ」
「そうですわね...もう辺り一面真っ暗ですわぁ~」
もうすっかり日がくれた静かな街を車で移動する二人の男女がいた。
「お、そうやお嬢、もう遅いしワイの家に泊まるってのは「是非!」即決!?」
「あ、すみませんですわ。でも本当によろしくて?」
「おお、ええでええで!お嬢なら大歓迎や!」
それを黙って聞いていた補助監督は目的地を彼の家へと変える。
(青春っていいなぁ...泣)
補助監督はしみじみとそう思った。
しばらくして車は泥団子の自宅へと到着した。
「ここが泥団子さんのお家...」
「こんなボロアパートでごめんなぁ」
「いえ!そんなことありませんわ!」
「そうか?」
ここまで余裕そうにしていた泥団子だが、内心緊張しまくっていた。心臓がムーンウォーク回転ダンスしているんじゃないかと勘違いするほど緊張していた。まぁ意中の異性を自宅に招いたのだから当然っちゃ当然でもあるが。
「お邪魔しますわ~!!」
「ど、どうぞお手柔らかに(?)」
(なにいってるんだワイィ~!)
「とりあえずお嬢は先風呂はいってて。疲れたやろ?」
「ありがとうですわ!!...それで、着替えはどうすれば?」
「ああ、着替えは姉のがあるからそれを着てくれ。結構遊びに来るから姉が常備してるんよ」
「泥団子さん、お姉様がいらっしゃるのね!いつかお会いしたいですわ~!」
「まあ、機会があったらで。」
「ありがとうですわ~!では、お風呂お先させてもらいますわ!」
「おお、ゆっくり暖まってき」
二人の夜はまだまだ続く!