人類側マヌル

人類側マヌル

エルフ

やら…れた?

たった一人の魔族が…一瞬でパーティーの3人を殺した

事実であった ほんの数秒前まで魔物を蹴散らしていた人間と同じ様に3人が殺された

寸刻 立ち尽くした

これで…いいのか?

何か僕に出来ることは… ある!

倒れてる人を助けなくちゃ!

僕が逃げたら あの人がやられちゃう

逃げなくてもやられるかも知れないけど…

0より1だ やるしかない

そして考えろ

考えてる暇はあるのか?

多分ある、まだ倒れてる人を殺してないからだ

そして戦闘が始まってから一歩も動いていない 冥力の供給ができるアイテムを使っているのだろう

つまり縛りがある上受動的な攻撃…反射だ

それでもただ突っ立ってたらあの人が嬲り殺されちゃう

考えろ…

これは計画的な侵略だ 相手は恐らく帰還用アイテムも持ってる

相手の今回の目的は王国の最大戦力を消す事 ついでに持ち主が死んでも消滅しないアイテム…

特殊効果付きアイテムの回収だろう

僕の目的は… 相手を殺す事だ ここで敵を逃せばまた侵攻をし何百もの命が失われるだろう 僕が…殺戮の循環を止めなくちゃ

僕の武器は攻撃力1の針しかない

これじゃチクチクしてる間に逃げられる

つまり…アトムスフィアで抽出した毒でしか殺せない

シビリビリクサ…本来は筋肉を治す為に使われているが

大量に投与すると痙攣を起こす…これだ

行ける 

油断させるためできるだけ間抜けに…

魔族が数歩動いた瞬間その少年は駆け出した

「待てッうおおおおッ」

「ァン?」

ぅわ まだ雑魚ぃた

まぁぃぃや 円の中に戻って攻撃させて後で嬲り殺そぅ こんな雑魚殴るのもめんどくさぃ


薬師ジョブスキル アトムスフィア


? 喉に手をかざしただけ?毒魔法だったのかな まぁ反射するから大丈夫なんだけ

「ぃ゛ !?コッヒ ォォォ…」

く…苦しぃ ぃきが…


数分後光の跡となった魔族を見て少年は言う

「ごめんなさい」

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