人形作家のキャスター

人形作家のキャスター


【元ネタ】史実

【クラス】キャスター

【真 名】マリー・タッソー

【性 別】女性

【身長・体重】172cm・55kg

【外 見】右手に黒い手袋をはめた貴婦人

【属 性】混沌・中庸・人

【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:B+ 幸運:A 宝具:B+

【クラス別スキル】

陣地作成:B+

「魔術師」のクラス別能力。自身に有利な陣地を作り上げる。

マリーの場合は蝋人形作成に特化した「アトリエ」を作り出す。簡易的なシャドウサーヴァントの作成すら可能だが、他の用途には向かない。


陣地作成:B+

「魔術師」のクラス別能力。魔力を帯びた器具を作成できる。

陣地作成スキルと併用することで、英霊の仮の依代に相応しい蝋人形の制作を可能とする。ただし、消費魔力に関しては据え置きである。


【固有スキル】

造形の左手:A

とある要因によって若干変質したスキル。本来のスキル名は『造形の手』。

死霊魔術により自在に操ることができるだけの「器」を即座に練り上げる。後述の宝具内に格納されている蝋人形はこのスキルによって生み出されている。


人体理解:B+

精密機械として人体を正確に把握していることを示す。蝋人形作家であるマリーの場合、上述の造形技術を向上させるためのスキルへと変化している。

ただ一人生き残って仲間の死を見送り、仲間達のデスマスクと蝋人形を作り続けてきたマリーの頭の中には、静止物としての人体構造図がこれでもか言うほどに詰め込まれている。


【宝具】

『死蝋の柩(チェンバー・オブ・ホラーズ)』

ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1-30 最大捕捉:30

チェンバー・オブ・ホラーズ

マリー・タッソーが手掛けた歴史上の犯罪者・偉人の蝋人形が並べられた特別展示室が宝具化した固有結界に近い大魔術。

ここに展示されている蝋人形は初期化状態にあり、マリーが生前出会った、あるいは英霊となったあとに目撃した英雄・反英雄が上書きされる形で格納される。

これらは魔力や霊基を分け与えることで、ある程度の能力を再現した使い魔となる上、類惑魔術(呪いの藁人形のようなもの)の触媒として高い適性を示す。


『栄光の右手(ハンズ・オブ・グローリー)』

ランク:EX 種別:対人(自)宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:灯火が届く範囲

ハンズ・オブ・グローリー

彼女が興味本位で作成し、奇跡的に完全再現してしまった封印指定モノの魔術礼装。

死人の手で作られた蝋燭で、火を灯すと明かりが届く範囲内に結界を作り出す。この蝋燭は「持ち主のみを照らす」特性を持ち、本人以外は結界内において「影」として認識され、世界に対する干渉能力を失う。

Bランク以下の対魔力では抵抗が難しい。



【解説・人物像】

フランスの蝋人形作家"マリー・タッソー"。

 フランス革命中の激動の時代を生き抜き、時には王党派の人間として幽閉されたこともあった。マリー・アントワネット、ルイ16世、マラー、マクシミリアン・ロベスピエールなどの著名人のデスマスクを作ったことでも有名。


激動の時代を生き抜いた経験から、人は死ぬまでの間に価値あるものをどれだけ残せるかがすべてという若干穿った価値観を持つ。デスマーチ狂信者で徹夜仕事に罵声を飛ばしつつも楽しんでいる。

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