人外魔境無様決戦(後編)
※これのつづき
「___うん、感度は問題ねえな」
虎杖は、宿儺の耳を食みながら乳首をグリグリと摘む。その手つきはいつにも増して丁寧な物だった。
「っんぅ〜〜〜〜〜♡っは、あ♡、ひぁ♡…も、っほんとにやめろ♡やだ♡っあ、ふ♡そこっ♡ちくび//いっ…あ♡ん、いやら♡ぅ、さわ、るな♡…ほんとにっ♡ほんとにだめだっ♡///ッ〜〜はにゃせぇ♡」
宿儺は既にトロトロである。しかし実体のある状態でここまで乱されてしまっては宿儺にも後がない。なけなしのプライドで、必死に顔を覆い自身の痴態を見られまいともがいている。しかしそれは虎杖の嗜虐心を煽るだけだった。
「やだって…こんだけよがっといて無理があるでしょwつーか、なんならいつもより感度いいんじゃない?伏黒が丁寧に開発してくれたお陰かなー?『いっぱい感じれてよかった♡』って、あとでちゃんとお礼言おうな♡ナデナデ」
「…ぅ♡うるひゃい♡このしれものが♡あほっ♡ころすぞぉ…ッ!?♡ビクンビクン♡」
「もうイッた?残念、宿儺のイキ顔見たかったな〜♡…ね、手外してよ。いい加減顔見せて?」
耳元で甘ったるく囁くと宿儺の全身がビクつく。手の隙間から覗く口には涎が糸を引いていた。
「っあ♡…はぁ、だまれ♡しねっ!しね♡しね♡♡」
宿儺の感度が上がっている理由。
勿論、伏黒Pの仕事(自己犠牲)も大きく功を奏している。身体のありとあらゆる部分で感じるように伏黒P自らが仕上げたのだ。マジで何してんの?
しかし何よりも決定打となったのは宿儺の『魂』だった。宿儺の魂は根本からメスになっている。生得領域のような仮想空間ではなく、確かに実体を持って現実で抱いてもらえる、というこの状況に最も興奮しているのは他でもない宿儺だった。
つまり口ではどれだけ悪態をつこうが、魂はこの状況を喜んで受け入れるので刺激がガンガン快感に変えられていくのである。
虎杖が宿儺の魂を堕とした時点で呪いの王はもうアウトだったのだ。お労シコい。
「っフーーー♡すくな、そろそろお尻触るね?俺もう限界だからちゃんと解してあげられんかも、ごめん♡」
宿儺を床に押し倒し、虎杖が手を這わせると腰がビクンと跳ねる。後孔に指を宛てがい、ゆっくりと円を描くように周りを押していく。
感度が爆上がりしている宿儺には強すぎる刺激だったのか、声にならない嬌声と共に顔を覆っていた手が離れる。
顕になった表情を内から見た伏黒Pは後にこう語る。
「自分の顔とは思えないほどエッロいメスの顔をしていた。眉の下がり具合も、複眼まで含めた瞳の蕩け方も、汗の落ち方も、涙の光り方も、完璧だった。あれは世界遺産に登録してどれだけの犠牲を払ってでも死守すべき宝だ。」
虎杖もその顔を目にした瞬間、理性の糸がブッチブチに切れた。
特に虎杖がそそられたのは髪だった。上げていた前髪がいつの間にか落ちてきて額に張り付いている。それだけでも十分艶かしいというのに、今の宿儺は黒髪である。黒ほど官能的な色はない。虎杖はそう思っていた。少し長めの黒髪が目元を隠すようにいじらしく下りている。
隙間から覗く、生理的な涙に蕩けた赤い瞳と色づいた頬が尋常ではないレベルの色気を発揮していた。
「……………」
「…?こぞう、?♡」
「…ごめん宿儺、もう入れるわ。」
「っは!?♡おい、ちょっとまて♡…まて!♡ほんとにっ♡きけ、こぞう!…ったのむ♡まて♡…っぅ〜〜♡…おねっ、がい♡♡とまれぇ♡」
「…何?俺限界だって言ってるよね?」
顔から表情が消え、威圧的な声を出す虎杖。これが宿儺に突っ込みたい欲カンスト虎杖である。またの名をDV小僧。
「んぅ……なんでもするっ♡なんでもするからこの体でのまぐわいはっ♡やめろ♡しょうとくりょーいきならっ♡あそこでならなにをしても良いっ♡…だから」
ここで押されてしまえばもうグダグダの自己弁明すら不可能になる。プライド、理性、尊厳、残っていたものを全て使い、捨て身の保身に出る宿儺。それでも本来ならば『メスとして抱かれたい』魂の欲求には抵抗できない筈。可能にしたのは1000年を渡った精神の強さだろうか。
虎杖の首に手を回し、髪と髪が触れ合うくらいまで引き寄せると目を見つめ囁く。
「だからっ…まらっ♡は、いれるなぁ…♡こぞう、おねがいっ♡」
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生得領域伏黒P「無様ッ…!!最高に無様だ宿儺ッ!!いいぞ!俺の体ってことは気にするな!!存分に実体で抱いてもらって言い訳できない体にして貰え!!!!シコシコシコシコシコシコシコシコ」
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「……………なんでそんなに煽んだよ」
「…ぅ?♡あ、やめろ♡ほんとにっ///」
「無理。俺がもう死にそうなの。ほら、見ろよ。お前のせいでちんこ爆発しそう。ボロン」
「あ♡こぞうの、まら…♡おっき…♡♡」
「んだよやっぱり突っ込んで欲しいの?心配せんでもすぐ入れるから」
「っは、あ、まて、だめだ、やめろ…♡」
「ほら息吐いて。入れるよ。せーのっドチュン」
鬼神が、宿儺の最奥を貫いた。
「っお゛ッ〜〜〜〜!?!?♡♡ビクンビクンビクンビクン♡あ、おく♡ふか、ぁん♡///ひ、ぅ♡」
「うわ、中あっつ…これヤバ、めっちゃ吸い付いてくるっ♡っは♡生得領域でヤるより背徳感あってイイわ……あ?なんだよっ♡すくなの中解さなくてもふわとろじゃんか♡やっぱ入れて欲しかったんだろ!?♡ヘンタイ♡♡」パンパンパンパン♡
「あぅ…ッんんん…っ!ああぁっ♡はぁ〜ッ…やめ、あ゛ぁっ♡れんぞく、やら♡おかし゛く゛な゛る゛ッッ…♡あ、ッ♡♡し、ぬ゛…ッ♡♡しんじゃ、あああ゛〜〜ァッ!!♡♡♡ビクンビクン♡」
「ッ♡突くたびにっ、イッてんじゃん♡はーやば、エロ♡これっ、脳イキしそ…っ♡ビクンビクン♡」
生得領域伏黒P「無様ァァ!!!天才的に無様だ虎杖ィィィイイイ!!!!シコシコシコシコシコシコシコシコ」
その後も虎杖は絶え間なく鬼神を奥に押し付ける。宿儺はというと一気に与えられた快感に耐えきれず、魂の欲求を堰き止めていた思考が崩壊していた。途端に脳がが素直に快楽を受諾し始めたので毎秒イッているのではないかというペースで達し続けていた。それでも意識を飛ばすことがないのは中に伏黒が居るからだろう。飛びそうになる度に現実に押し返され、絶頂地獄に叩き落とされる。つまり、伏黒が宿儺を虎杖以上に完璧に制御している状態だった。そろそろ本気で伏黒P怖くなってきた。
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「パンパンパンパンパンパンパンパン♡♡…っふ♡(……は、もう出そう…流石に伏黒の体だし中に出すのはマズイよな…)」
「…すくな、出そうだからいったん抜くな」
宿儺の魂はメスである。メスとしての本能が胎内に種を欲しがっていた。加えて強すぎる快楽でぶち壊れて機能しなくなったアホ脳みそ。今、両面宿儺は器が壊れるまで本能に従う発情期メス猫と化した!!!
ギュッ「…え?宿儺…?どしたん…」
虎杖の背に腕を回し、足を腰に搦めて抱きつく宿儺。
「!?!?だ、だいしゅきホールド♡!?!ちょ、すくな!?♡マジ、え?!♡♡ビクン」
突然の宿儺の行動に軽く脳イキする虎杖。
「…ッならん♡…っあん♡すべてっ♡ふ、おれにくわせろ♡こぞおのせーしっ♡♡あっ♡…ぅ♡ぜんぶここにだせ♡♡」
言いながら腹をさする宿儺。
虎杖、限界を迎える。
「ッ〜〜〜〜〜〜♡ビクン…っは、やっと素直になったな♡今回しぶとかったね♡やっぱ言い訳できなくなるの怖かったん?♡かわいー♡…ッし、出すぞ、しっかり全部飲み込めよ♡♡ビュルビュルビュルビュル♡」
「っあ゛〜〜〜〜〜〜ん♡こぞーのせーえき♡♡きたっ♡//お゛っ、ぅ♡おいしッ゛ひぁ♡♡あ♡イク♡またいくぅ♡♡♡ビクンビクンビクンビクン♡」
「…ゾクゾク♡ふ、エグいイキ方したんね?♡エッロ♡はぁ、う♡…すくなっ、孕め♡俺の子孕んでっ♡」
「ん♡こぞーの子はらむ♡♡…だからっ♡//もっとせーしちょうら゛いっ♡」
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生得領域伏黒P「うぉい俺の体!?まあこの際どうでもいいな!!!!コイツらの純愛無様ハッピーエンドに代えられるものなんてないぜ!!!!!シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ」
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その後も丸一日ぶっ通しでヤリ続けた虎杖と宿儺。伏黒Pもその間ずっとシコっていたそう。絶倫とかそういう次元を超えている。正に人外魔境。
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縛りの時間が来て宿儺が虎杖の中に戻った後。
「アホ!!!!バカ!!!!クソ小僧!!!ゴミカス痴れ者!!!!しね♡!!!!ポロポロ」
生得領域では顔を真っ赤にした宿儺が泣きながら叫んでいた。
「喉と腰の痛みが治まらん!!!どうしてくれるのだ小僧!!!!」
「いやマジでごめん…やりすぎた…お前エロすぎんだもん…っぱ黒ダメだわ…(実体でヤッたこと自体には怒らんのね…もう流石に完堕ちかな…かわいい…♡)」
「うるさい゛ッ!!!!しね!!!!マジでしね♡!!!!!!!ポロポロ」
呪いの王の語彙力がお労しいことになっていた。というか何故肉体(伏黒)に入ったダメージが生得領域の宿儺にも継承されているのだろうか。
ふとそんな疑問を持つ虎杖。そもそも喉が痛ければここまで叫べないだろう。
(…え?じゃあ嘘ってこと?なんでそんな嘘…あ、照れ隠しか…?照れ隠しでめちゃくちゃ怒ってるの…?マジで…?)
脳内で自分が導き出した結論に軽く無量空処される虎杖。頭の中が『宿儺ちょーかわ♡♡』で埋まる。アホ。
「…うぅ…♡ポロポロ」
トドメのように目の前には座り込んで泣いている宿儺。魂の欲求が満たされたのと、これで二度と言い訳ができなくなったショックとで混乱しているのだろう。
虎杖はそんな宿儺に近づくと顔を覗き込み、優しい声色で声をかける。優しくしていい感じの言質とれたらもう言うことなしだなーと考えながら。
「…ごめん宿儺。俺が我慢できなくてお前に大分無理させちゃった。…本当にごめん。俺、宿儺のこと…その、大好きだからさ。あんなにかわいくされちゃうと制御効かないっていうか…ごめん、言い訳だな。とにかく宿儺、もうそんな泣かんで?…酷いこと宿儺にいっぱいしちゃったし嫌われるのはしょうがないと思う。俺なんかの言うこと聞きたくないと思う。でもやっぱり好きな子の泣き顔見るのは辛いよ。(大嘘)」
(さて、どんな噛みつき方してくるんかな…♡)
様子を見ながら宿儺の手に指を絡ませる。さり気ないボディタッチを忘れない辺り、スパダリである。たらし込まれるのも仕方ないのかもしれない。
「……るな」
「ん?なんて?」
宿儺が顔を上げる。
「決めつけるなと言ったんだっ!誰がいつお前を嫌いと言うた!!小僧の分際で俺を知った風に語るな!!不愉快だ!!!」
「…え、すくな、それって」
「あ…ぅ…♡きっ、嫌うては…おらんっ…♡(超小声)」
期待以上の答えに虎杖は目を見開く。
「すくな…俺も大好き!!!!」
「だから好きとも言うておらん!!!阿呆か!!!」
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影の伏黒P「純愛ッ…純愛だッ…美しい…100点だお前ら…!!!!!」
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おわり