人を操る、呪いの仮面！

ブログ・ゴシップ46！　第○○回

今年に入ってから、突如奇怪な被った人間を見かけるようになっている。「突如変な仮面が現われたら、自分に被さって操られた」「家に帰ったらお父さんが変な仮面を被っていた」という投稿やつぶやきが多数発生しており、エネミーの仕業かどうかが議論されている。

いくつかの投稿を調べたところ、仮面が関わる全ての事件には、全て同じ傾向がある模様。以下に記すのが、仮面が起こす事件の傾向である。

①：体の制御権を奪われる

仮面が頭に被さると、激しい頭痛が起こって体の自由が効かなくなる。そして最終的には体を動かす力を奪われてしまう。普通の人間の体とは思えない動きや身体能力以上の動きをさせられ、仮面が外れた後には体がバッキバキになっている。

②：声を出せなくなる

仮面が頭に被さると、声を出すことができなくなり、全て仮面が喋るとのこと。その仮面が語る言葉は、どれも厨二病のそれであり、羞恥心にさいなまれることも多い。その上、たとえ体が動かせたとしても、一通り終わるまで仮面が外れることが無いため、仮面に身を任せるしかない。

③：仮面にあう衣装に着替えさせられる

仮面が頭に被さると、服が弾け飛んで仮面に似合う黒いマントとラバースーツが着せられる。その手の人が見れば、まるで悪の組織の親玉にさえ見えるその姿は、はっきり言ってキツイ姿だ。これも例に漏れず仮面が外れるまで脱げず、仮面が外れると服も同時に脱げるため、パンツ一丁の姿を晒されてしまう。

この仮面、ダー○ベイダーのヘルメットにツノが生えたようなフルフェイスヘルメット型の仮面である。その上で、仮面が被さると体全部を覆うラバースーツとマントが着せられる。はっきり言って悪の組織の親玉にしか見えないそれで、厨二病の発言をさせられるのは辛い。

どう考えてもエネミーにしか思えない。

実際の所、その仮面が空中に浮いて人の頭に被さったり、被さった人の行動や発言を制御できるその能力は、エネミーとしか思えない。エネミー討伐会社の代理社長Kさんも「エネミーの可能性が高いため、捜索してことの次第では討伐予定」との返答をいただいた。

実害は一般的なエネミーよりは小さいものの、それでも被害は数多く出ている。エネミーならそれでよし、異能力者なら刑務所へと早く入ってもらいたいものである。

著者＿むいてん　「ブログ・ゴシップ46」管理者

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