交際日
匿名(はぁ、疲れた…今日は月のもので体調も良くないから余計…辛いな)
ふらふらの状態で部屋に戻りますが、部屋に着く前に貧血で視界がぐらつき、廊下に座り込んでしまいました
(ここはいつも人が通らないから邪魔にならないはず…誰かに見られたらひどく怒られるか、弱ってるのをいいことに嫌なことされるんだろうな。最悪…早く戻らなくちゃ)
「おい…アンギティアか?大丈夫かよ」
「バズビーさん…なんでここに…?」
たまたまバズビーが通りかかりました
「顔色わりぃぞ、誰かにやられたのか?」
「いえ、違うんです。今日はいつもより体調が悪くて…すみません、すぐ移動します」
「そんな顔色ですぐには動けねぇだろ。あとお前、スカートの後ろ…少し血ついてる」
「えっ嘘!?いやあぁぁ…!み、見ないでくださいぃ…」
「お前の部屋まで行くのつれぇだろ。俺の部屋そこだから連れてってやるよ」
「すみません、ありがとうございます(肩貸してくれるのはありがたいけど、バズビーさんの部屋っ!?)」
「首に手回せるか?」
「は、はい!」
肩を貸してくれるものだと思っていました
「おい、両手回せ。担げねぇだろ」
「ひゃぁあ!!」
「ちょっと我慢してろよ」
お姫様抱っこでした
(うわぁ恥ずかしい!)
(こいつすげえ軽い。おっぱいは脂肪らしいけどそんなに重くねぇのか?)
「着いたぞ。ベッド使っていいから、少し休め」
「すみません。あ、でもベッド汚しちゃう…」
「汚しちまうのは別に気にすんな…着替えは…俺のジャージでいいか?」
「ありがとうございます。ではお手洗いお借りします」
下着には血がついてしまっているのでこれ以上服を汚さないように持っていた布をあて、ジャージを履きます
(バズビーさんのジャージ、大きい)
コンコン「大丈夫か?」
「はい、今出ますね」
「ブカブカだけど似合ってんな。わりぃけどそれで我慢してくれ」
「いえ、とても助かりました」
気分が良くなるまでアンギティアはバズビーのベッドで横になります
バズビーは弱っている女の子に対して何をしていいのか分かりませんが、アンギティアに付き添うようにベッドサイドに座ります
アンギティアにとって、弱っているときに男性に構われるというのはあまり良いことではありませんでした
それは触手の能力を性的に利用しようとする相手に勝てないからです
今までそういう男性ばかりでしたが、バズビーに対しては好意的に思っているため、悪い気はしないどころかその気遣いを嬉しく思いました