五十瓊敷入彦命×鍋島の化け猫

五十瓊敷入彦命×鍋島の化け猫



真 名:五十瓊敷入彦命(鍋島の化け猫)

クラス:セイバー

性 別:男性/雌

身 長:178cm/163cm

体 重:64kg/52kg

好きなもの:刀や弓矢などの武具類/魚油、飼い主

苦手なもの:まつりごと/鍋島氏

出 典:日本神話、史実?

地 域:日本

属 性:混沌・善・天

一人称:私/ワタシ

二人称:貴方/アンタ

三人称:〇〇殿/名前呼び捨て



概要

いかにも高貴な身なりをした青年と、傍らに控える豊満な猫耳美女。青年の方は雰囲気も柔和で気品漂う佇まいをしている。少女の方も一見主人を立てる良妻のような気立てのいい振る舞いをとっているが、言葉の節々から見え隠れする棘と時々隠し切れずに顔を出すつんつんした言動から、その本性はほぼ筒抜けである。取り繕う気も無いのか定期的に男の方に何かと突っかかっている姿が目撃されているが、さして気を悪くする様子もなく受け止められてさらに憤慨する模様。

たまに青年の肩に洋猫の血が入っているらしき雌猫が乗っていたりする。



真名

記紀にて伝わる古代日本の皇族、第11代垂仁天皇の第一皇子『五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)』と、その妃「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」……の名を騙る雌猫の妖魔、通称『鍋島の化け猫』が霊基を共有して召喚されている。五十瓊敷入彦命は知名度を抜きにしても相当に格が高く、一介の魔性が混じれる余地などない。本来ならば化け猫の霊基は押しつぶされ、スキル等僅かな痕跡を残すのみとなっていただろう。それが一人と一匹の形に収まっているのは、ひとえに入彦命が霊基の間借りを許しているからである。神宝の管理を任されたことから分かる通り、清廉潔白で懐が広い入彦命は、飼い主の復讐を成さんとして討たれた哀れな猫をそのまま取り潰す事を良しとせず、自らの霊基の半分を明け渡した。そのため化け猫は、入彦命が謀反によって討たれた後都を離れ、朝も夕も夫の御霊を慰めて生涯を終えた妻、渟熨斗姫命の姿を取ることで入彦命の霊基に乗っかっている。割合が1対1なのではなく、入彦命の中に化け猫が組み込まれている形のため、霊基はほとんど入彦命だが化け猫の要素もそのまま出ているという特殊な状態。二騎が混ざり合わず二人で一人の形態を取るのはこういった経緯がある。

化け猫はその生涯を復讐に費やしたためにアヴェンジャーとしての性質しか持ちえないが、主体がセイバーないしアーチャーの素質を持つ入彦命なので一種のマルチクラスとして現界している。一部スキルを共有しておらず、自己回復など単体ならば持ちえたスキルが消失している場合もある。

アヴェンジャーの性質が弱まっている事もあり、化け猫は受け入れてくれた入彦命に内心思うところがないでもないが、当の皇子サマは皇族特有の器量と権力より武器を取るような全力男の子メンタルの持ち主なのでやきもきしている。



ステータス

筋力:C+

耐久:D+

敏捷:C+

魔力:B+

幸運:D+

宝具:A+



保有スキル

対魔力(A-)

Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。五十瓊敷入彦命は高い対魔力を有するが、神秘の浅い化け猫の方はCランク程度。その為、状況によっては巨大な化け猫を人間の男が庇うという珍事が発生する。


騎乗(B)

大抵の乗り物を乗りこなすことが可能。幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣については乗りこなすことができない。もっぱら巨大な化け猫に騎乗する際に使われる。


復習者(C)

アヴェンジャーのクラススキル。復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。


忘却補正(C)

アヴェンジャーのクラススキル。人は忘れる生き物だが、獣は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化する。


神性(B)

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。天照大御神を源流とする皇族であり、自身も祭神として祀られる事からランクは非常に高い。化け猫と霊基を共にしているので、これでもランクダウンしている。


千里眼(C)

視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。ランクが高くなると、透視、未来視さえ可能になるが、Cランクではその域には達しない。


怪力(D)

魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。


変化(B)

文字通り「変身」するスキル。借体成形とも。 人間の女や巨大な化け猫の姿を取る。


十種神宝(EX)

神宝を管理した逸話に由来するスキル。神宝・十種神宝の輝きをひと時だけ借り受ける。布留御魂大神に祈りを捧げ十種祓詞を唱えることで、病や呪いを払い、死に瀕した者すらも回復させる。縁を辿ってほんの僅かに力を引き出しているためスキルに留まるが、本物は死者の蘇生すら可能とするもの。



宝具

一千の剣納(せんのけんのう)

ランク:B

種別:対人宝具

レンジ:30~60

最大補足:1000人

千本の剣を作り石上神宮に納めた逸話からくる宝具。自らの魔力から刀剣を生み出し自在に振るうほか、天皇より賜った弓に番える事で射出し、遠くの対象を狙う際にも用いられる。一本一本が英霊にも通用する十分な業物で、真名解放すれば逸話に基づき最大千本の同時射撃を行える。この宝具は化け猫にも共有され、双方が刀剣の召喚を行える。


神剣・布都御魂剣(しんけん・ふつのみたまのつるぎ)

ランク:A+

種別:対軍/対城宝具

レンジ:1~60

最大補足:500人

逸話に基づいて宝具・一千の剣納を封印することによって解放される宝具。

日の本に神話時代から伝わる「神代三剣」の一つである、韴霊剣そのもの。剣神・経津主神の御霊から作られた剣であり、「ふつ」とは「断ち切る様」を指す。入彦命は自らが管理した神宝であるこの神剣のほんの僅かな輝きを一時のみ借り受ける事ができるが、それでもこの宝具を所有しているだけで剣の扱いに補正がかかるという破格の性能を誇る。その威力は絶大で、文字通りありとあらゆるものを「断ち切る」性質を持つが、魔力の消費も激しく一千の剣納も封印されるために、仕留めきれなければ攻撃性能が一気に低下するというデメリットがある。


神剣・布都斯魂剣(しんけん・ふつしみたまのつるぎ)

ランク:A+

種別:対軍/対城宝具

レンジ:1~60

最大補足:500人

逸話に基づいて宝具・一千の剣納を封印することによって解放される宝具。

日の本に神話時代から伝わる「神代三剣」の一つである、十握剣または天羽々斬剣そのもの。スサノオが八岐大蛇を討伐した際に用いられた剣であり、「羽々」とは「大蛇」を指す。入彦命は自らが管理した神宝であるこの神剣のほんの僅かな輝きを一時のみ借り受ける事ができる。八岐大蛇の首を落とした逸話から竜種への強い特攻を持つ。名前の通り竜種に対しては切っ先が掠めるだけでも致命傷一歩手前のとんでもない威力を発揮する上、神の扱った剣であるため特攻抜きでも非常に強力だが、布都御魂剣と同様のデメリットを抱えている。

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