五労星の軌跡<序章>
聖地”マリージョア”
海兵「・・・報告は以上になります。」
一人の海兵が世界政府最高権力である五老星に情報の報告を行っていた。
報告が終わった後
「そういえばガープの孫が海兵になったらしいな。どういった人物なんだ。」
"英雄"ガープの孫。そんな人物が海兵になったことに関して彼らも興味を持っていたのだ。
「ええ、ガープ中将に似て明るく周囲からの人気も高いと聞いています。実力も高く多くの海賊を倒したとか、何でも能力者で確か”体がゴムのように伸びる能力”だと。」
「・・・!?」
その説明を聞いた瞬間、彼らの表情が変わった。
「それに、彼と仲のよい同期の女性海兵もかなり高い実力を有しているそうで、なんでも”歌を使って敵を眠らせる能力”が使えるとか・・・」
「・・・そうか。」
そして海兵が説明を終え退室した後、
「どういうことだ、ゴムゴムの実は数年前”赤髪”によって奪われたはずだが。」
「それに話に出てきた女海兵の能力。もしウタウタの実の能力によるものであれば我々にとっては大きな人材を得たことになるぞ。」
「とりあえず事実確認する必要がある。両者ともに違う能力者だという可能性は十分考えられるのだからな。」
この数日後にルフィとウタがゴムゴムの実とウタウタの実の能力者であるということが確かとなり、それ以降彼らの表情に笑みが増えるようになったという。