『二人羽織』
「二人羽織?」
「おう、ワノ国で教えてもらった芸だ」
ウタはサニー号の上でウソップからある事を聞いていた。何でもワノ国にいる時に教えてもらった芸で2人で1つの羽織を被って1人であるかのようにやる芸でウタはそれを聞いて少し興味が出てきた。
フーシャ村で懐かしく楽しい日々も過ごしたのでまたサニー号に乗って冒険の日々。ウタはシャンクス達の所へ帰るのも追加してるがそれでもまだまだ長いのでそう云う新しい遊びは大歓迎だった。
「ルフィ〜、二人羽織ってのウソップから教えて貰ったんだ。やってみようよ!!」
「おっ、なんか面白そうだな!」
面白い事大好きなルフィとウタはウソップが教えてくれた二人羽織をやってみる事にした。
〇〇〇
「それじゃ、二人羽織をやってみま〜す!!」
「頑張るぞ〜!」
「「おぉ~!!」」
2人はウソップとチョッパーを観客に甲板の上で二人羽織をやる為に大きな羽織を羽織った。因みに最初はウタが手でルフィが食べる方だった。ウタの手が食べ物を上手くルフィの口へ持ってくるとルフィは首を伸ばしたり、口を広げたりして食べていた。
(うめぇけど、能力ありかい・・・)
ウソップは2人の二人羽織にツッコんだ。そうなんというかルフィの能力ありだとあっさりと上手く行き過ぎて面白くも何ともなくいつものルフィが手ではなく首を伸ばして食べてるようにしか見えなった。
なのでウソップは思いっきっておちょくって見た。
「ルフィ、ウタに抱きつかれるのは気持ちいいか?」
「なっ!?」
ウソップは少し下品過ぎるとは思いつつもそうやってからかいを込めて聞いてみるとルフィは一瞬で顔を真っ赤にして体を仰け反らせた。
「「わぁっ!?」」
「痛たた、ルフィ重いよ」
「悪いウタ!」
「もう、ハグくらいいつもやってんじゃん!」
「あ、そう言えばそっか・・・」
重なって倒れたままウタにそう言われたルフィは途端に顔が元に戻ってウタと笑いあった。
「も~、今度はルフィの番だからね!」
「おう!」
ウソップとチョッパーは突然とイチャツキ始めた2人を見てニヤニヤと笑っていた。