乙女オモダカさん3

乙女オモダカさん3


※ほとんど創作です cp表現あるよ 

「アオキ!オモダカちゃんと宝探しするんでしょ!!変なことしちゃダメよ〜」

「母さん…」

「あんた達2人なら大丈夫よ!2人の宝物見つけてきなさい!」

「では行ってきます。行きますよゴーゴート」

「クルメェ〜〜〜〜〜」

「オモダカ ゴーゴートには乗れますか?」

「初めてです…」

「では私の後ろで捕まっていてください」

「は…はい」

「クルメェ〜〜〜〜〜」

「アオキさん!旅は何をする予定なんですか!?」

「とりあえずジム巡りしようかと思っています」

「いいですね!私もそうします!!」

2人の何気ない会話はゴーゴートの走る風切音によって草むらへと掻き消されていった。

地元の街から最寄りのジム、ハッコウシティに向けてゴーゴートを加速させた

「アオキさんは.!何になろうとかあるんですか..!」

「……..」

アオキは答えてはくれなかった。これだけのスピードで走るんだから聞こえなかったのかもしれない

でもオモダカにはその無言がどうも不安に感じられた。

「つきましたよ ハッコウジム」

「アオキさんのムクホークだと相性が悪いのでは?」

「そうですね….ボックスから1匹持っていきましょうか」

そういうとアオキはスマホロトムの画面を操作しモンスターボールを二つほど手に入れた

「私が在学中ゲットしたポケモン達です。」

「なんですか…それ?」

「バトルが始まってからのお楽しみです」

無事2人はジムテストもクリアしいよいよバッジをかけたバトルとなった

「俺の名前はネンジュモ!最近産まれた娘のナンジャモちゃんにはよ会いたいからとっとと勝って終わらせたるで〜!」

「チャレンジャーのアオキです よろしくお願いします」

「行ってこい!ジバコイル!!!」

「出番ですよ、ハッサム」

「ほお〜ハッサム使うなんてええ趣味しとるやん ジバコイル!電磁砲!!」

「ハッサムかわしながら剣の舞!!」

「ええ動きするやんけ 可愛がってもらったんやろな ジバコイル飛んだ先にラスターカノン!!」

「バレットパンチ」

「うおっラスターカノン発射するより早いんか やるやんけこんなチャレンジャー久しぶりや…!久々に血が沸る!!」

「ハッサム下に潜り込んでバレットパンチ」

「ジバコイル 浮いて真下に電磁波!」

「ハサっ…ハサっ 」ビリビリ

「麻痺してしまいましたか…」

「動きが鈍なったハッサムにもう一回電磁砲や!決めたれ!」

ドゴォン!!!

鈍い爆発音と共に、強烈な稲妻が走る

「お疲れ様でした ハッサム」

「最後の一撃やな。 お疲れジバコイル」

ジバコイルも両端の磁石から白い煙をあげて倒れた

「次はこいつやな!いったれ!!ロトム!」

「出番ですよ カバルドン!」

「もらったぁ!俺のロトムは洗濯機型!押し流せ!ハイドロポンプ!」

「穴を掘る」

「かわすつもりやろうけど悪手やったな!ロトムは浮遊で常に浮いとる!!お前さんのでかい図体が出てきたとこを狙い撃ちや」

「カバルドン出てきてください」

ボコ ボコ ボコ 地面から穴がどんどん開いてきた

「カバルドン 砂嵐」

スタジアム内に砂嵐が吹き荒れる!!

「あなたはカバルドンが出た時点で砂嵐が起きないことを不審に思うべきでしたね私のカバルドンは特別個体」

ボコ ボコ 穴はどんどん増え続ける

「隠れ特性 砂の力は砂嵐の時 岩と鋼と地面の技の威力が1.5倍!カバルドン!ストーンエッジ!!」

増えた穴全てからいつもより大きく鋭利な岩の刃がロトムを突き刺す

「ロ、ロト〜」

「お疲れさんやロトム」

「まさかコイツ出すことになるとはな!久しぶりの出番や!いけ!サザンドラ!!」

「なっ!!ここは電気ジムでは!?」

「甘いな嬢ちゃん!セルクルタウンのスイーツより甘い!」

そう言うとジムリーダーは黒鉄のオーブを掲げ

「サザンドラ!テラスタルや!!」

「なっ!!!」

サザンドラは奇妙な光と鉱石に包まれ頭に電球のようなものを乗せ姿を現した

「サザンドラの浮遊と電気タイプにするなんて…地面タイプでくる挑戦者には辛いでしょうね…初めてかもしれませんピンチというのは…」

「ははは!よう頑張った!!久しぶりやサザンドラ出すんわ!コイツも喜んどる!!もっと腕を上げて出直してこいよ!」

「サザンドラ!波乗り!!」

岩の刃ごと強烈な波が全てを飲み込む

「穴の中にいるカバルドンにはひとたまりもありませんね…お疲れ様ですカバルドン」

「そっちも最後のポケモンだしや!!」

「そのようですね…出番ですよ!ムクホーク!!」

「えぇポケモンやんけ!サザンドラ!テラバースト!」

サザンドラの三つ首に稲妻エネルギーが収束しムクホークめがけて発射された

バリバリバリィ!!!

とても電気とは思えないような轟音を鳴らしながら稲妻はムクホークを目掛けて飛んでいく

「ムクホーク!ブレイブバード!!!」

「アオキさん!電気の中に突っ込ませるのは無茶です!!!」

「このまま交わし続けてもジリ貧で力尽きるだけです 幸いムクホークとサザンドラとの距離はあまり離れてません…このまま深傷を負うより先に突っ込めば少しでも勝ちに繋がるはず…!」

「なっなんやあのムクホーク!稲妻の中突っ込んできよる!普通やない…かわせ!かわすんやサザンドラ!」

「遅い!」

刹那、ムクホークがサザンドラに激突!サザンドラは大きく吹っ飛ばされた

「サザンドラ!まだ動けるか!?」

「ガ…ガァ!」

「よーしよう動いた!あっちはどうや」

ムクホークはアオキを悲しませまいと堪えた!

「なんやと…どんだけ深い絆で結ばれとるんや」

「だがこれで最後!サザンドラ!テラバースト!」

「ムクホーク!電光石火!!」

ドンっ!!

「先制技覚えさせてるなんて流石やな…!認めよう ワイらの負けや」

「お疲れさんサザンドラ」

「久しぶりに楽しめたわ。次のジムも頑張れよ。ほなこれがハッコウバッジや」

「ありがとうございます」

「そっちの嬢ちゃんも明日にしてくれんか。今日は疲れてもうた」

「わかりました…」

「2人とも宿とってるんかないんやったら一部屋とったる」

「「ありがとうございます」」

2人はハッコウジムを出て宿に向かうことになったその道中で

「オモダカ、私はそこらへんで野宿します。流石に親もいない中で男女2人同じ部屋で寝ることはできません」

「なぜですか!?せっかくの厚意を無碍にするのですか!」

「違います前は親がいるので一緒に寝ても大丈夫ですがもう2人きりです。公序良俗に反することは避けるべきです。」

「私ももう10歳超えた成人です!いつまでも子供扱いしないでください!」

「それにいつか好きな人ができた時に一緒に寝るべきでしょう」

「なっ…もういいです!アオキのわからずや!」


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