世界政府
〈103 Saints Who Protect the World〉
旧世紀の終わりと共に現れた異怪現象解体部を中核として設立した政府組織。通称世界政府。異常なまでの設立速度ではあったものの、怪現象から人々を救う所を多くの者が目撃していたこと、神秘技術を用いた迅速的な復興支援により市民の支持を得ていたことなど、複数の要因もあって人々に受け入れられた。発足時は、政府機関が復旧不可能なまでに破壊された当時の主要経済国数か国を基礎に設立したものであり、主な役割は復興支援と新たな政府機関を用意するまでの場繋ぎを目的とした物であったが、変わり始めた世界の対応を行う事が出来るのは彼等だけだったのでそのまま政府として働き続ける事に。常に西へ東へ大忙しであった為か、全体的にワーカーホリック気味な組織である。アイミラク・アンタゴニスによる"世界征服"の際には丸ごと彼女の作った組織に取り込まれており、彼女の姿を邪神が奪った後は主要構成員の殆どが密かに粛清、自動人形への置き換えが行われ、邪神の傀儡に成り果てる。真世紀が最悪の世紀と呼ばれるようになってしまった要因の一つ。
現在は事実上その力を失っており、粛清から生き残った元メンバーたちが細々と世界の治安を守るべく活動をするに留まっている。