不可逆

不可逆




いつもの旦那様達の部屋とは違う、母艦の奥の奥、特別広く、特別豪華で、そして特別守られた部屋

仄かに灯るオレンジ色の明りが、大人10人なら手足を広げて寝られる程の大きなベッドを照らしており、その真ん中で四つの影は、小さな光を頼りに絡み合っていた


「う····ん、ぅう·····く··········」


二本の陰茎を咥え込んだ玲王の後孔。

シワの一本一本まで伸ばされたそこは、ローションで滑りが良くなっているとはいえ、かなりキツそうだった


玲王を真正面から抱え込むように膝に乗せる異星人のブツ。これがかなり大きい。二輪の内の一本が彼のもので無ければ、玲王はもっと楽だっただろう。けれど一度に二本の相手も出来ないとなれば、沢山の旦那様を抱える『花嫁』として失格だ。やめたいなどと言える訳がない


「····っふ······ぅ、さすが総統サマ。飛び抜けたマグナムをお持ちで」


背筋を伸ばして、あくまでも余裕に

さらりと髪を揺らして小首を傾げてみせると、目の前の異星人はくつくつと笑って玲王を抱え直す。

やはりこの方の好みは、気丈で従順かつある程度の品のある雌だ

とすれば、わざわざでっかいブツに+1で玲王を貫くのも、玲王を試していたのだろうか?この程度で音を上げる雌なら要らないと。

全く舐められたものだ。

玲王の本命。旦那様は、玲王の尻穴に多大な負荷が掛かっている様子を少し離れて、心配そうに眺めていた。玲王が別の異星人に犯されていることはそこまで気にならないらしい。


(薄情なヤツ。でも、そこが好き···♡)


彼の前でみっともない姿など見せられないと、玲王は悲鳴を上げる尻穴を無視して、二つの棒を肉壁で擦り上げる。

挑発するために大きく腰をくねらせると、背後で玲王を貫くもう一人の異星人は、興奮したように首元の通気孔から激しく呼吸をし始めた。


(コイツはもうイくな·····でも、総統サマはまだまだ余裕の構え、と)


痛みと苦しみが快楽よりもかなり大きい。そのお陰で、玲王はかなり冷静だった。

呆気なく果てた後ろのヤツは、満足そうに玲王の尻穴から退く。あとは総統がお一人でどうぞ。という事なのだろうが、あいにく玲王がそうはさせない


「早く来いよ。今日はお前の日なんだから、ダーリン?」


退屈そうにまぐわいを見ていた旦那様に目配せを送る。

いい加減、彼の熱が欲しかった

尻穴をくぱぁと広げながらのお誘いに、旦那様はパッと表情を明るくさせる。

そんな二人を見て、いまだ玲王を貫く異星人が大仰に笑った


「螯ャ縺代k縺ュ縺??∫ァ√?縺薙→縺ッ逵シ荳ュ縺ォ縺ェ縺?i縺励>」


一本抜けたおかげで、玲王の後孔は無理な拡張が行われていない。結果、今の玲王には快感を拾うだけの余裕があった。

玲王の腰を掴んだ異星人は、対面座位の状態のまま玲王を揺らし始める


「ぁあッ!?こら、ちょっと·····!」


ゾクゾクと脊髄を駆け上ってきた快感に顔を歪める玲王。

玲王を見る目の前の異星人の眼光は、この雌を乱したいという欲求に満ち溢れていた


「豌励↓蜈・縺」縺溘?ょ菅縺ォ縺ッ迚ケ蛻・縺ォ阮ャ繧呈兜荳弱@縺ヲ繧?m縺」


薬、という単語に、玲王は目を輝かせる

アレは良い。無条件に最高の快感を手にする事が出来る。

しかも、その指示で動いたのは旦那様だ。彼から薬を貰えるなんて


「早く···頂戴、気持ちイイの·····♡!」


旦那様に向かって、抱っこをせがむように両腕を伸ばす玲王。近付いてきた旦那様は、伸ばされた玲王の右手にすり、と頬ずりした後、その腕に向かって注射針を突き刺した


プツリと皮膚を刺される感覚

それと同時に流れ込む、懐かしい熱さ


(あ、これ♡強いヤツ·····♡)


注射針が抜かれるまで待ってから、玲王は旦那様へキスをせがんだ。

すぐさま寄せられる濃紺の唇。

音を立てて舌を絡ませ合う二人を、総統は微笑ましく見守っていた


「霄セ縺瑚。後″螻翫>縺ヲ縺?k縺ェ」


二人の唾液が混ざり合い、それをこくりと嚥下する玲王。

キスを終えた旦那様は、むっとしたように総統へ向き直る


「霄セ縺ッ縺励※縺?∪縺帙s縲ょヵ繧峨?諢帙@蜷医▲縺ヲ縺?∪縺」

「縺ッ縺」縺ッ縺」縺ッ縲√◎縺?°縺??り干雖√?迚ケ蛻・縺?縺ィ縺?≧蝎ゅ?譛ャ蠖薙?繧医≧縺?縺ェ」


一瞬、総統に口答えした旦那様に罰があるのではと身構えた玲王だったが、どうやら異星人の大ボスは寛容な方らしい。

鷹揚に振る舞う総統は、ぐいっと玲王の尻を持ち上げ、旦那様へと向けた


「髢九>縺ヲ繧九◇縲∽ク?邱偵↓縺ゥ縺?□」


総統に向かって、旦那様は敬礼を返す

見たこともない構えだ。きっと異星の軍の敬礼なのだろう


「譛峨j髮」縺上♀隱倥>繧偵♀蜿励¢縺励∪縺」


そう言った後、旦那様は既に血管を浮かび上がらせて直立している陰茎を、玲王の尻穴へと挿し込んでいく


「あ、あっ♡····キタ、ぁ···♡」


待ち焦がれた愛しい彼の熱。

てっきりまた、あの痛みと苦しさに晒されると思っていたのだが、薬のおかげかそれは少ない。

前と後ろ、両方からの責めが始まる


突かれる度、陰茎の形がボコボコと浮かぶ玲王の腹。

肉ヒダの一枚一枚に快感を叩き込んでくる二つの棒は、競うように玲王の奥を突いてくる


ぐちゃぐちゃと卑猥な音が部屋に響き、擦り合う三つの熱


「ぉお゛ぉッ♡ぁは、もっと!もっとぉ♡」


気持ちいい、痛みが気持ちいい、圧迫感が気持ちいい、内臓が押しやられる感覚が気持ちいい、もう、全部が気持ちいい


前後不覚になるほど善がり狂う玲王。その首元にかぶりついた総統は、規格外のブツを震わせて玲王の中へと精をぶち撒けた


とぷん、と腹の奥に精液が溜まっていくと共に、腹がぽってりと膨れてくる。

次の子は総統の子で決まりだろうな、と、ぼんやりと玲王はそう考えた。


ずるりと陰茎を抜いた総統は、側に控えていたもう一人の異星人からタオルを受け取り、じんわりと滲み出ていた汗を拭く


「濶ッ縺?寥縺?縺」縺溘?ゅ%繧後↑繧画?縺悟ヲサ縺ィ縺励※逕ウ縺怜?辟。縺?□繧阪≧」

(あ····この人、マジで籍入れる気なんだ)


満足気に語る総統の言葉に、玲王は意外だな、と思った

所詮、玲王は苗床達と同じ立場だ。奴隷よりも扱いは下だろう。

偶々玲王を見初め、愛してくれる旦那様が居るから玲王が幸せなだけであって、そうで無ければただただ子どもを産むだけの道具なのだから。

それに、総統ともなれば娶る相手も重要になってくるはずだ。例え側室だとしても、苗床を娶るとなれば色々としがらみが邪魔をするのでは無いのだろうか


余韻でぽやっとする頭を働かせて悩む玲王に、背後から抱き締めてくれている旦那様が囁く


「縺ゅ?譁ケ縺ッ迚ケ蛻・縺ェ繧薙□縲よアコ螳壹↓縺ッ隱ー繧る??i縺医↑縺??ゅ□縺九i縲∝菅繧ょ性繧∽ソコ縺溘■蜈ィ蜩。縺檎ア阪r蜈・繧後k縺薙→繧ょ庄閭ス縺ェ繧薙□繧」

「ぷはっ!何だそれ、じゃあ旦那様は全員穴兄弟からマジの兄弟になんの?」


背面座位のまま、顔を寄せ合うようにして愛し合いながら、笑い合う玲王と旦那様。


まったく、幸せな光景だ

本来ならば有り得なかった景色

他には無い特別な関係


それに憧れた、とは、誰にも言えない


異星人の頂点に立つ男は、二人を眩しそうに眺めていた










「あ!そうだ、総統サマ·····じゃなくて、もう俺の旦那様だっけ?相談があるんだ!俺の事と、もう一つ··············俺の友達の、なぎって子のことなんだけど」


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