三蔵バック3

三蔵バック3


──ぷ、ちんっ──

「え?あぅぉぉお!!」

夢原は一瞬、亀頭の先に薄皮が引き延ばされ、破裂する違和感を味わった。しかしそれは一瞬の事。すぐさま狭い粘膜に包みこまれて思考を奪う。

──その時だった。

「あぁッ…!!い…ったああぁぁぁ!!」

突如三蔵が背を仰け反らせて喘いだ。広がった黒髪の先で輝く目元には涙を貯めている。それを見た夢原は目を見開いて一つの答えに辿り着いた。

(ま、まさかこの人…、処女!?)

処女。男の味を知らず育ったという純血の証。こんなに美人でスタイルが良ければ、幾度も妖怪のような男連中に喰い散らかされてもおかしくないのに。彼女はそれを保ち、守護り続けていた。それを──。

(……こんなキレイな人の初めてを奪って、そして、最後には射、射精できる…。孕ませられるんだ…。僕は…、何人も…!!)

今まで、手でこすって自分を慰めることはあった。しかし、それとはくらべものにならないほどの快感が夢原の脊髄を駆け巡る。数多の男が欲しがっただろう処女を奪ったという優越と背徳が、脳髄に迸る。先程まで初心だった少年に、その事実は劇薬すぎた。

「あっ、はあぁぁああふあぁぁあっ!!?」

何の前触れもなく少年は腰を突き上げ、熱い体液を噴き出す。穢れを知らない三蔵の膣が、白濁を眩されていく。突如下半身を一体化させられた三蔵は、自分の胎の中で起こった異常事態に目を白黒させた。

「ひやぁぁあああぁっ!?え?嘘?中出し!?い、いくらなんでも、早すぎ…ッ♡」

ガクガクと連動して震える男女の腰。そんな混乱の中で夢原は息が整うまでの間に、自分が何をしたのか、理解していた。

(これが、女の人の、オマンコの中ッ…!射精、すごい、ぜ、全部の方向から締め付けられて…、あったかくて、やわらかくて…。き、気持ちいいよぉ…っ!!)

罪悪感を押しのけて、腹の底から湧き上がる興奮。夢原は、自分の心臓の音すら聞こえてきそうなほどに、頭を、体を熱くしていた。

(僕は今、女の人を犯してる…!お尻とおっぱいがデカくて、綺麗な、女の人を…!!)

Report Page