七夕パーティープリキュア!

七夕パーティープリキュア!

鉄華団おいしーなタウン支部

今日は七夕。

なのでみんなで集まって七夕パーティをすることに。


ここね「ゆいは短冊にどんな願いを書いたの?」

ゆい「これからも美味しいご飯がたくさん食べられるように、だよ♪」

拓海「お前、毎年それだなぁ…(呆れ)」

らん「拓海先輩は短冊になに書いたの?」

拓海「…実はまだ書いてない。」

ツバサ「え?なんでですか?」

拓海「なんていうか…

   俺の願い事って自分自身が頑張って叶えるべきことであって

   誰かに叶えて貰ったり、そうしてもらうよう頼むモンじゃないっていうか…」

あまね「変なトコで真面目だな品田。

    いや…ホントは他人に見られたくないほど恥ずかし~願い事だから

    短冊に書くことが出来ないのではないのか?(ニヤニヤ)」

拓海「うっさい。

   そーゆー菓彩はなに書いたんだ?」

あまね「エルちゃんが笑顔で過ごせる日々、だな。」

拓海「…お前にしてはまともだな?」

あまね「私の願い(拓ゆい成就)は決められた運命みたいなものだからな。

    それなら、我が子エルちゃんのことを願う方がいいだろう。」

ツバサ「プリンセスはあまねさんの子供じゃないでしょう!?」

エルちゃん「あまねママぁ♪」

あまね「さぁ、エルちゃん。

    ママと一緒に七夕を楽しもうな♪」

ツバサ「プリンセスも悪ノリしないで!?」

ナルシストルー「ふん…決められた運命、か。

        相変わらず言い訳がましいなジェントルー…

        そう自らに言い聞かせ

        自身の意気地のなさをいつまでも誤魔化し続ける…

        ……哀れで滑稽だな。」

あまね「…うるさいぞ、無神経。」

ナルシストルー「褒め言葉だね。

        神経質は損するだけだからな。」

拓海「喧嘩すんなよお前ら!?」


ソラ「これで、よし…と」←【短冊を吊るす】

拓海「ソラは短冊にどんな願いを書いたんだ?」

ソラ「はい、わたしは…

  『織姫と彦星の罪がもう許されますように』です。」

拓海「え?」

ましろ(ソラ拓推し)「ソラちゃん、七夕の織姫と彦星の話を聞いてからずっと

           短冊に書く願いはコレだ、って決めてたみたいなんです。」

ソラ「ヒーローになる…拓海さんとの交際…

   わたしの願いも自分自身が頑張って叶えるべきものですから。

   だから…愛し合っている人と年一回しか会うことが出来ないから

   ずっと長い間困っていると思われる

   織姫と彦星のために願いを書きました。」

拓海「ソラ…」


【あげはとましろ、拓海の耳元で囁く】

あげは「…ひそひそ…」

   (いい子だねぇ、ソラちゃん。

    こんないい子、探してもなかなか見つからないだろうね…

    …拓海君、やっぱ ゆいちゃんからソラちゃんに轡替えしない?

    絶対それが良いって♪)


ましろ「…ひそひそ…」

   (右に同じ。絶対損はしないと思いますよ、拓海先輩?)


拓海「いぃっ!?ちょっ待て!?」

ゆい「拓海…ましろちゃん達…

   何の話しているのかなぁ…?」 ゴゴゴゴゴゴゴ…!


拓海「ゆ、ゆいっ!?」

あげは「おお、怖い♪」

ましろ「ひぃっ!?

    に、逃げるが勝ちだよ!?」


……


のどか「ふわぁ、やっと着いた~」

らん「はにゃ、のどかっち達。

   遅かったね?」

ひなた「来る途中バタモンの襲撃があってさぁ…

    めっちゃ迷惑だったよ~」

ツバサ「またバッタモンダー…

    ほんっっと空気読まないですね、あいつ…」

ラビリン「まあ、返り討ちにしてやったラビ!」

アスミ「…?

    ゆいが拓海に怒っているように見えますが…

    何かあったのですか?」

ゆり「いつもの嫉妬心と独占欲の爆発だから

   大したことじゃないわ。」

ひなた「なんだ、いつものことか。」

ちゆ「いつものことね。」

のどか「ふわぁっ!?

    ちゆちゃんとひなたちゃん、すっかり慣れた!?」


……


のどか「…よし、ちゃんと短冊を吊るせた。」

拓海「花寺は願い事、なに書いたんだ?」

のどか「うん、

   『これからも心身ともに健やかに生活をおくれますように』、だよ。」

拓海「…花寺が言うと重いな……」

のどか「拓海君は?」

拓海「さっきまで迷ってたんだが…

   菓彩やソラの願い事を聞いて…やっと決まった。」

のどか「なに?」


【拓海、のどかに自分の願いを書いた短冊を見せる】


のどか「ふわぁ…」

拓海「……変、かな?」

のどか「え?う、ううん!?

    そんなことないよ!?

    た、拓海君らしくていいと思う…!」

拓海「…そうか。」


【自身の願いを書いた短冊を笹の葉にかける拓海】


のどか「拓海君…」

拓海「ああ。」

のどか「叶うといいね、願い事。」

拓海「…だな。

   …さて、そろそろララの誕生日パーティーに移る時間だ。

   行こう、花寺。」

のどか「うん。」


のどか(拓海君…お人好しだなぁ…

    まぁ、私も拓海君のそういうところを好きになったんだけどね…)


Report Page