一輪の百合を手折るように

「シスター、この荷物はここに置いていいんだっけ?」
「はい、いつもありがとうございます」
ここは協会の一室。皆さんから頂いたものを仕分けている最中です。
私一人で済ませてしまおうと思っていたのですが、偶然通り掛かった彼が手伝いを申し出てくれて、私はそれに甘える形となっています。彼の手を借りるのは一度や二度ではありませんが、ついつい彼に頼ってしまうのは、私の弱いところ…かもしれません。
「ふぅ…こんなに沢山頂いて、皆様には頭が上がりませんね」
「大丈夫だと思いますよ?可愛いシスターに喜んで貰えるぞ、って自分達から持って来てるわけだし」
「か、可愛いって…もう!そういうのはソフィアちゃんに言ってください」
「多分その反応が可愛いって…あー、はいはい。分かりましたよシスター」
そんなたわいもない会話を続けながら、寄贈された物の荷解きを一つ一つ進めていく。ふとその時…
「んっ…!ぁ…」
「…?シスター大丈夫?」
「ぁ、いえ…ちょっと立ちくらみが起きただけです」
「そっか…じゃあそれなら、ここで休憩を取りましょう。きっと疲れが溜まっているんだよ」
「大丈夫ですよ、大したことでは…」
「シスターはいつも頑張っているんだから、俺の前くらいは楽にしてて良いんだよ?」
「…ふふ、貴方にはお見通しですね。ではお言葉に甘えて、少しばかり…」
彼と共に一息入れる、この小さな時間。私はこの時間が好きです。ですが今日は…
「ところでシスター、教会の維持費の件だけど…」
「…!す、すみません…今はまだ…」
「そっか…まだ返済してくれないのか」
この空間が、息苦しく感じました。
協会の経済状況は、お世辞にも良好とは呼べません。私達の稼ぎを充ててなんとかしようにも、足りない物が増えていくばかり…そんな時にも、彼は私達に救いの手を差し伸べてくれたのです。お陰で今もこうして協会が存続しています。
ですがその時から、彼は時折、私に見返りを要求するようになりました。それも金銭や物々ではなく、私の身体を。
「ごめんなさい、立て替えて下さった分は必ず全額払います!ですから今しばらく…」
「分かってるよ、シスターが俺を裏切る事は絶対にないって。でもさ、だからって何もないっていうもの…ね?」
「…っ」
そう告げると、彼の腕が私の腰に触れます。そのまま下に降りて私の臀部に辿り着くと、こちらに引き寄せるように蠢いて…
「…っ、な、なにを…」
彼は何も答えてはくれません。代わりにお尻を這う彼の手に少しずつ力が入っていくの感じます。
優しいはずの彼が時折見せる、魔が差す瞬間。
激しく抵抗してもいいはずなのに、困惑と恐怖、そして彼に協会の維持を背負わせた罪悪感に呑まれた私にはそれが出来ず、代わりに息を潜め耐えることしか選べませんでした。
「…ん、っ……っ…」
「シスターのお尻、弾力があって触り心地がいいね。いつまでもこうしていられるよ」
私の耳を震わせる彼の声は、普段からは感じられない強引さを漂わせていました。
「その、やめてください…」
「やめて欲しいの?その割には抵抗しないよね。ホントはシスターも悦んでくれているんじゃないかな」
弱々しい私の懇願は容易くかき消され、彼の手は変わらず撫で回し続けます。このままでは、私…
「ん…っ、こ、困ります…こんなところで…」
「ふーん…こんなところでは…ね。じゃあ、今夜。良いよね」
「…っ。は、はい…」
どうにか零した言葉に、彼は一度引いてくれました。
ですがこれは、私の抵抗が叶った訳ではありません。むしろ私は、自らの墓穴を掘った形となったのです。
そうやって私の言質を取ると、彼は先程の優しい表情に戻ります。
「…よし、それじゃあ休憩終わり!残りの分も早いところ済ませてしまおうか」
「そ、そう…ですね」
数刻前の出来事など無かったように、荷解きが再開されます。
これが私に与えられた僅かな猶予。次は、もう…
───
「いらっしゃいシスター。よく来てくれたね」
「…っ、その、呼ばれたものですから」
「それでも嬉しいよ。じゃあ、こっち来て」
「分かりました。お隣、失礼しま…」
「違うよね?」
「…っ!」
「こっち、来て」
「……はい」
彼は自分の傍に座るように私を誘った…のではありません。
彼が案内しているのは、彼の膝の上。自分の上に跨がれと、そう指示していました。
彼の膝にかけた私の目の前に写るのは、一枚の大きな鏡。
そこには彼と、彼に抱えられ、両腕にすっぽりと収まる私が写っていました。
「改めて、いつも村の為にありがとね。シスター。だから今夜は、そんな頑張り屋さんのシスターをいっぱい癒してあげないと」
「いえ、そんな…私が好きでやってるだけで」
「いいよいいよ…それに…」
私を抱き寄せる力が強くなる。その力強さのあまり、私は思わず抜け出そうと身を捩りますが、当然彼はそれを許してくれません。
「昼に約束したもんね?今夜…って」
「…っ」
「じゃあ、はじめよっか。シスターが大好きな…俺と、気持ちいい事するの」
彼の合図と共に、今度は乳房に彼の手が乗せられます。優しく、けれど少し力強く。すくい上げるように彼の手は私の乳房を弄ぶのです。
「おぉ…やっぱり触ると大きさに驚かされるなぁ。もしかして前より大きくなった?そんなに俺と気持ちいい事するの期待してたんだ」
「そんな訳、あ…っ、りません…私が…っ気持ちいいことなんて…」
彼は語らいながらも、乳房への愛撫を止めません。私の身体は少しずつ、でも確実に彼を意識するようになり、触られる度に甘い刺激を感じてしまいます。
「ん、んっ…ぁ、いゃ、そんな…ぁっ」
服越しの感触に満足したのか、彼は私の胸元を開け、上半身を下着姿まで脱がせました。
「こうやって段々と責められる方がシスター好きだったよね、今夜はシスターの慰安だからいっぱい遊んで、気持ち良くしてあげるね」
「ま、待って下さい…そんなの私…ぃ」
服の上では胸全体を揉みこんでいた彼の手が、次は表面を撫で回すような手つきに変わりました。そして手のひらが胸の突起物を探り当てた瞬間、今度はそのポイントを指でなぞり上げる責め方に移ったのです。
「サスサスサスサス、カリカリカリカリ…はい、また身体ビクついちゃった。ブラ越しに乳首を集中的にさすられるの気持ちいいね。それともこうやって耳元で自分の痴態を教えてもらうのに興奮してる?感じてないフリしててもシスターが乳首勃起させたマゾメスなのは分かってるからね」
「ち、違います!私がそんな…ひゃうっ…♥」
私は必死に否定しますが、身体を這い回る彼の指がそれを許してくれません。こねられ、つねられ、引っ張られ。彼の指による刺激の全てが、私をますます火照らせてしまいます。
「『ぁ…♥』『んくっ…♥』って、もう雌の声漏れ始めてるの気づいてるかな?シスターが気持ちいいの我慢出来なくて感じてる声聞くの大好きだからもっと喘がせてあげるね」
「ふぁ…♥」
ふと、胸に感じる熱さが離れました。ですがそれは「慰安」の終わりを意味するものではないと、即座に理解させられることになります。
彼の手が次に忍び寄ろうとするのは…私の股間でした。私は咄嗟に脚を閉めましたが、そうすると彼は私の太ももを撫で回します。
「さっきから我慢するみたいに内股モジモジしてるけど大丈夫?大切なシスターのお股だから心配だな…ほら、さっさと脚開け。まんこ見せろ」
柔和な彼が本来放つはずのない強引な言葉が、私の心を支配していきます。駄目なのに、いけないことなのに…逆らえない私は、ゆっくりと脚を開くしかありません。彼の手は太ももに添えられて、脚が改めて閉じられないように力を加えられていきます。
開ききった瞬間、彼の脚が私に絡みつきました。広げられた状態で固定された私の股間は、言い逃れ出来ない程にショーツを濡らし、それを鏡は鮮明に写していました。
「お願い、します…あまり…見ないで…ぇ♥ やっ、そこ触られたら…ぁ♥」
「わぁ…ショーツの上からなぞるだけでこんなに湿ってるのが分かるよ…ごめんね、シスターのおっぱいで遊ぶのが楽しかったから、こっちがお預けだったね。ここには誰も来ないし何処にも逃がさないから、今からこの欲しがりおまんこもいっぱい触ってあげる。だからシスターは…俺の邪魔をするな。さっき勝手に脚閉じようとしただろ。次に無駄な抵抗したらどうなるか、分かるな」
彼の強い口調に、私は服従を余儀なくされます。そうして従順になった私の身体は彼の手指から与えられる刺激に蝕まれていくのです。肉壺の割れ目をゆっくりとなぞり、たまに指圧が入ることで愛液がぷしゅ、くちゅりと溢れていきます。
「ぅ…んっ…♥ あっ、ぁ…♥ んんっ…♥」
「指ちんぽ、割れ目にあてがわれるの好き?もっと大きくて熱くて…とびきり気持ちいいのと、シスターがもっと素直になってくれたら会わせてあげるから…今のうちにめいっぱい意識して、シスターの膣内に迎え入れる準備しよっか。はい、くちゅくちゅぬちゅぬちゅ…」
「ん〜っっっ♥♥♥ そこはっ…敏感、なんです…はぁんっ…♥」
「あ〜また腰がへこついた…シスターはクリ責め本当に好きだよね。パンツの上から引っ掻いてるだけでビクンビクンして…大丈夫?指ちんぽピストン耐えられる?」
彼は口先だけ心配する素振りを見せますが、私への調教を止めるはずがありません。私の弱点を執拗に、そして念入りに責めたれられて…初めは感じなかった部位でさえ、今では甘い刺激を私に伝えてしまうほどに敏感にされてしまいました。
「そろそろ中の具合も見ておこうか…と、うわ…こんなに糸引いてるよ…とりあえず1回イッておこうか。イけ」
「なっ…!?♥ そ、そんな♥ 今指を入れられたら…ぁんっ♥ それ、無理ぃ…です…っ♥ イク…♥ イキます…♥ イクイク…ッ"〜〜ッ♥♥♥」
彼の指が私の下着の中へ潜り込んだ途端、念入りにほぐすように指で膣内をかき乱されて、私の身体はとうとう絶頂を迎えてしまいました。意識に白い靄がかかり、もう彼の手指に抵抗する術を失い、なすがまま…犯されるがままの女体へと成り下がったのです。
「気持ちのいいイキっぷりだったね。身体も大きく跳ねてたよ。じゃあ、今から指ちんぽハメるから、おまんこごっこ頑張ろうね」
「はぁ…はぁ…♥ あんっ…♥ んっ…♥ 指…ぬぽぬぽ、止めて下さい…ぃっ♥」
ショーツの中で、彼の指による抽送が始まります。指が抜けて、また膣内を犯して…その度に下腹部から甘い刺激が全身を走り抜けるのです。
「ほらほら、シスターのトロトロまんこが俺の指ちんぽをぐっぽり咥えてるってこと、ちゃんと意識しようね。ぬぽぬぽ…ぬちゅぬちゅ…あー…気持ちいい…お手手セックス気持ちいい…指ちんぽに犯されるの気持ちいい…イク…イカされる…ほらイけ」
「ふーっ♥ ふぅーっ…♥ ゃぁ…♥ 囁くの止めて下さい…♥ わ、私ぃ、そんなこと思って…ぁ♥ そこはっ…♥ ダメですまたイっちゃいます…ぅ、っっっ…♥♥」
股間への愛撫だけには留まらず、彼の囁く淫靡な言葉遣いの一つ一つが、容赦なく私を犯していきます。抗えない快楽の波に、私は流されるままに嬌声を上げてしまうのでした。
「ふーぅ…シスターが従順になるまで待とうかなって思ってたけど、俺もシスターのイキっぷりを見せつけられて興奮してきたし、そろそろ俺のちんぽでシスターの膣内をマッサージしよっか。ほら、腰上げて。ちゃんと俺のちんぽ迎える準備してね。…おい早くしろ。抵抗するなら孕むまで犯すぞ」
「はぁ…♥ はぁ…♥ は、はい…♥ 分かり、ました…♥」
もう彼には逆らえない、逃げられない。既に彼から与えられる快楽の従僕に成り下がった私の身体は、なんとか抵抗しようとする私の心を塗り潰すように、彼の剛直を受け入れる準備を整え、今か今かと待ち焦がれていました。
「っ…♥ うそ…おっきぃ…♥ あ、やっぱりだめです…♥ こんなの私…入れられません…っ♥」
「大丈夫だよ、シスターはおまんこも優等生だからちんぽのご機嫌取りもバッチリだもんね。それにこんなに愛液をちんぽに垂らしておきながら俺のちんぽ咥えられないは嘘でしょ」
彼の言う通り私の秘裂は充分に湿っていて、男根で割れ目をなぞられる度に、くちゅり…ぬちゅり…と淫らな音を漏らし続けていました。ここに挿入するぞと何度も教え込むように上下になぞり上げた後、とうとう彼は私の腰を浮かせて…
「はい、ずぷぅ…あ〜締まりいい…シスターの雌穴最高…」
「ん…〜〜〜っっ♥ お、お願いしますもっとゆっく…りぃぃぃぃ…♥ うぅっ…やめてぇ…♥ 私の膣内を埋めないで下さい…♥」
彼の肉槍が、私の膣を掻き分けて侵入しました。激しい刺激に初心な反応を示す私におかまいなく、彼は私との繋がりを求めます。
「ほらシスター、コレが本物のちんぽだよ。さっきまでの指ちんぽがセックスごっこなの分かった?」
「ふーっ♥ ん"んっ♥ はぁんっ♥ し、知りませんっ♥ こんなの私、知りま…んあぁぁん♥」
ぱんぱん、ぱちゅんぱちゅん。彼が私を突き上げる度、互いの身体がぶつかる音と、これまでの比じゃないくらい激しい刺激が私へと否応なしに伝わります。
「シスター、膣内は俺のちんぽと離れたくないって必死に締め付けて来てるよ?コレで気持ちいいこと好きじゃないとか嘘だよね」
「うぅ…♥ ホントです…嘘じゃないですっ…♥ んおっ…♥ 私はこんな…♥ 淫らな行為なんっ…てぇ…♥ あっ…♡ だめだめだめだめっ…♡」
なんとか言葉では彼に屈していないと主張を続けますが、彼が言うように私の身体は膣内で抽挿を続ける男根を、既に異物ではなく膣肉と子宮口で迎え入れる伴侶と認識しているかのように、彼とのまぐわいを求めていました。
「今、イこうとしたでしょ。だめ。勝手にイクの禁止。腰振るのも止めないけどイクのもおあずけなまま。言うこと聞くまで雌穴躾けてやらないぞ」
「はぁ…はぁ…♥ あっ、ち…違います…♥ 躾けれらたくなんて…♥ イキたくなんてありませんっ♥ お願いします、早く止めて…っ〜〜〜♥ あぁイク…♡ イキます…♡ イッちゃいま…」
耐えようとする度、我慢する度、下腹部に性感が溜まっていくのを自覚させられます。ですが私は認める訳には行きません。そんな私の決意を嘲笑うかのように、腰の動きを早め、時に緩め、私の反応を愉しむのです。
「はい寸止め。もうイキたいのバレバレだよシスター。イカせてもらうにはどうすれば良いのか…優秀なシスターなら分かるよね」
「ふーっ…♡ ぅぅ…♥ ふ〜……っ……♥ なんで…そんな…ぁ♥ このままでは…わたし…ぃ…♥」
またも切ない快楽が私に溜まります。私の身体は、彼に素直になれ、自らが淫靡な女であると認めてしまえ、と訴えます。違います、私はそんな…
「あーあ…ちんぽ気持ちいいのに切ないね…イキたいね…俺のちんぽでイカせて欲しいよね…勝手にイクなこのマゾメス」
「ぅ…っ♥ やぁ…♥ これいやですっ…♥ 腰っ、振らない…っでぇ♥ あ"ぁ〜そこだめっ…♥ っっ…んっ…………♥ あと、ちょっとっ…なのにぃ♡」
情けなく彼に懇願しますが、それでも彼は私を肉欲の牢獄から解き放してくれません。弱音が漏れてしまい、意識がしどろもどろになりながらも私は終わりのない我慢を続けます。
「う〜ん…今日のシスターは強情だなぁ、しょうがない。ここまでにしようか」
「んぇ…?♡ ぅ…っ…♥ ふ〜っ…♥ お、わり…ですか…?♡」
私の想いが通じたのか、彼はようやく抽挿を止めてくれました。しかし快楽の渦に飲まれ、まともな思考が残っていない私は、幼子のように聞き返してしまったのです。
「そんなに何度もイヤイヤって言われたら、流石にね」
「ぁ…♡ は、はい…♥ そう…です…ね…♥ 私は…イキたく…なんて…♥」
改めて彼は終わりを告げます。何度も気を許してしまいそうでしたが、遂に幕を降ろす時を迎えたのです。
だから、これは気のせいなんです。私の子宮がどうしようもなく疼いて、彼をもっと欲しがってしまうのは、気のせいに決まっているんです。
「…ところでさ、シスター。鏡に写ってる女の子は」
今、どんな顔してるかな?そう彼は私に問いました。簡単です、貴方の意地悪に必死に耐え抜いた顔です。と答えるだけです。
「あっ…♥ その…♥ んくっ……♥」
そう、私は我慢したんです。だからきっと、気丈な顔をしているはずなんです。欲しがってる訳、無いんです。
「かがみ、に…♥ 写る…♥ 女性の…♥ ふ〜っ…♥」
なのに、どうしてか。そこに写るのは彼と…
「私の…♥ 表情はぁっ……♥」
息を荒らげ、頬を好調させ、彼の腕に手を添え、どうしようもなく彼を求めている、私でした。
「ぃ…♡ イキたい…って…♡ 貴方のおちんぽ様で…♡ い、イカされたい…ってぇ…♡ えっちな顔…♡ して…♡ ま、す…っ♡」
駄目なのに、こんなことを許してはいけないのに。今までの気丈な態度が嘘のように、私は彼に懇願していました。
「ごめんなさい…♡ いっぱい駄々こねてごめんなさい…♡ 貴方にいじわるされたくて…♡ わざとイヤイヤ言ってました…♡」
許しを乞いているのは私の方でした。もっと先を求めているのは私の方でした。
「えぇ…どうしようかなぁ…」
「や、やだぁ…♡ 許して下さいっ…♡ 嘘ついてたの、謝りますから…♡ イクのお預けしないで下さい…♡ お願いしますっ…♡ お願いしますぅぅ…♡」
彼と離れたくないのは私の方で、彼との繋がりを失いたくないのは私の方で、彼との気持ちいいことが好きなのは、私の方でした。
「…じゃあ、シスターが着ている服を全部脱いだら、最後までシテあげる。ちんぽ1回抜いちゃうけど、おまんこ寂しくない?大丈夫?」
「は、はい♡ 大丈夫です…♡ おちんぽ様、我慢出来ます…♡ で、では…♡ その…♡ 脱ぎ、ますね…♡」
彼から許しを得た私は、自ら脱衣を行います。つい先ほどまであった膣の温もりが失われた事に切なさを覚えてしまいますが、また彼に挿入してもらえるように、あわよくば彼から犯してもらえるように、彼によって入念に愛撫され続けた胸や尻を彼にアピールしながら、さながらストリップショーのようなひとときを迎えます。
「…はい♡ 全部、脱ぎました…♡ その、下着なども…♡ ご自由に使って頂いて、構いませんから…♡」
ありがとう、と一言添えると、彼は私の衣服をベッドから少し遠ざけた場所に置きました。そのまま彼は再び私の側へ迫り…
「そのロザリオも、良いかな」
と、私に聞いてきました。全部、の中にはこれも含まれていたのかと理解した私は、何も言わず彼に首に掛けていたロザリオを差し出しました。
私をシスターたらしめる最後の要素であり、私の契りを込めたロザリオを、彼は先ほど移した私の衣類の上に置きました。代わりに彼は…
「これでもう、シスターの時間はお休み」
…チョーカーを、私の首に掛けてくれました。
「これからいっぱい、イカせてあげるね。俺だけのイレーヌ」
彼に名前を呼んで貰えた時の胸の高鳴りは、きっと忘れることはないでしょう。