一護と銀城 修行会話

一護と銀城 修行会話


「そうか...お前らタスクと同じ『我流滅却師』なのか銀城?」

「どういう名前だよ...少なくともXCUSIONでは『完現術師(フルブリンガー)』って呼んでるぜ 一護」

石田が大怪我を負い タスクは行方不明...他にもいろいろときな臭くなった現状を打破するために一護はXCUSIONに赴いていた

ただ銀城達が修行を開始した際にある事に気づいた

明らかに一護は飲み込みが速すぎるという点だ 妙に完現術への理解が速く正確

その後チャドが合流した際もブリンガーライトを使用した高速機動が可能であった点にも銀城は驚いていた


「『我流滅却師』だったか?妙な名前過ぎて一旦置いておいたがやはり『完現術師』の別称だな

そのタスクって奴の戦いを見た経験が一護を後押ししているんだろう」

「そうかもな まぁでもアイツ本人が説明しようとしたら多分理解できねぇ」

超絶説明が下手なタスクを思い出した一護はタスクが行方不明なのを思い出し心配になった

「虎屋翼...お前たちの話を聞いたが 俺が思うに殺されることは無いはずだ 『第六感』ってのがあるというのもあるが 『月島』はタスクにある物を要求するだろうからな

『完現術師』ってのは親だの遺伝だのではなく唐突に発生し力を行使する...という事は本来流派だの技術の継承だのは本来あり得ない だが虎屋家は違う

今までの修行で分かっただろ 『我流滅却師』の自身の能力以外の道具を行使した攻撃は明らかに受け継がれた技術によって成り立っている...月島はそれを得るためにタスクに接触した可能性が高い」

自身の完現術の起点である死神代行証を扱うのに苦労していた一護はタスクの戦い方を思い出す

本来の能力であろう『お菓子を渡した相手を操る』のとは別にあれだけの猛威を振るっていた卑劣なおもちゃやその辺の道具を用いた攻撃...どれも銀城達は使っていない

「それ以外にもその技術をお前に教えられて手が付けられなくなることを危惧した可能性もある...なんにせよお前が強くならないと話が進まないぜ? 一護」

「ああ!」


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