※一章　『登場！特級呪霊御影』編　あらすじ

あらすじ

虎杖入学と同時期に人間についた、見た目はガチこわ中身はゆるふわな人懐っこい特級呪霊の御影。

過去の因縁から羂索を一方的に敵視する彼は、単身で羂索を偵察に行き「羂索の現在のガワは『夏油』と呼ばれる男である」という情報を掴んだ。…肝心の情報は『夏油』という言葉一つで不機嫌になった五条にビビったせいで伝えられなかったものの御影が言いかけた情報について薄々察させることに成功する。

そして来たる『受胎戴天』、上層部の陰謀渦巻く少年院任務にて、御影は一年生達を少年院にすら踏み入らせぬままに任務を完遂させ、『幼魚と逆罰』では順平を救うことはできなかったものの真人を祓い切ることに成功する。

既に原作と分岐してしまった仮初の平穏の中、高専生と仲良くなろうと器用さを生かしてお守りという名の一級呪具をせっせこ作ってみたり、高専生にこっそりつきまとって影に入ってみたり話を聞いてみたりと、とにかく自由気ままに愛嬌を無差別に振りまく御影。しかし、高専に潜む特級呪霊の噂は二年生、学内、京都高専…そして禪院家や上層部にまでゆっくりと広まっていく…

「こいつは僕のペットだよ」としらばっくれる東京校教諭五条悟に呆れる京都校、御影に強い関心を寄せる禪院家、懲りずに暗殺計画を企てる上層部、そして背後に忍び寄る羂索の影…

まだまだ不穏の種は数知れず。加え、渋谷事変までの最重要キー呪霊、真人の初手落ちにより予測不能となった当世界。

果たして、人間大好き呪霊御影の明日はどっちだ…！