ヴァンパイア・ファシネイターの深慮

ヴァンパイア・ファシネイターの深慮



「あっ……あ゛あっ……いいっ♥ そう、その調子よ♥」


 宿屋の一室で、寝そべった男に跨る女が嬌声を上げながら腰を淫らにくねらせている。


 彼女がショートヘアを乱すように揺らす度、豊かに実ったおっぱいがたぷんたぷんとその存在を激しく主張していた。


 そんな部屋の隅を覆う夜の闇がまるで溶け出したかのように蝙蝠の姿を形作り、彼女の元にヒラヒラと舞い寄っていく。 


「あら……、ファシネイターの。いえ、いま受け取るわぁ」


 彼女、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアは蝙蝠に向かって鷹揚に頷いて答える。


 それが合図だったのだろうか。夜の闇が形作った蝙蝠はまるで魔法が解けたように溶けて消え、豪奢な封筒がヴァンプの手のひらに落ちた。


 彼女は自分自身が男に跨ったままであるという事実を無視して早速封筒を開ける。


「……あの、ファシネイターがねぇ。くくっ、あはっ、あははははっ。あぁ、なんて刺激的なお誘いなのかしら。これは最高の手土産を携えて行かないと失礼というものよねぇ!」


 ヴァンプは最初こそ口元を愉快そうに歪めるだけだったが、すぐに我慢ができなくなったと言わんばかりに大声で笑い始めた。

 そして一しきり笑い倒して満足したのか、手紙をポイっと投げ捨てて唐突に腰を動かすのを再開した。


「――さぁ、再開よ。あたしの膣内にたぁっぷり射精してちょうだい♥」


 ヴァンパイアは紅色の瞳を爛々と輝かせながら囁く。

 窓の外では彼女の瞳と同じ色に染まった月が静かに輝いていた。



 ヴァンパイア・ファシネイターに飼われる彼の一日は主の膝枕で始まるのが常だったが、その日は違っていた。


 青年が主に促されて目を覚ませば、寝室にはママのほかにもう一人のヴァンパイアの姿があったのだ。


「うふふっ。初めまして、ボク?」


 銀髪の彼女、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアは口元を妖しく緩めて微笑む。

 その隣では彼のママ、ヴァンパイア・ファシネイターが優しい笑顔を湛えていた。


「大丈夫よ、ボーヤ♡ この子は私の友人、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア。ボーヤの新しい遊び相手よ」


「そういうこと。だ・か・ら、あたしにはファシネイターママと同じように甘えてちょうだい♡」


 すでに一糸まとわぬ姿のヴァンプは受け入れるように両手を大きく掲げて見せる。

 その胸元ではたわわに実ったおっぱいがたぷんたぷんと誘惑するように揺れた。


 男の目はヴァンプの果実に惹かれていたが、それでもなお主の友人の登場を受け入れ切れていないのか、助けを求めるようにファシネイターの方に顔を向けた。


 彼女が優しく頷いて答えてあげれば、青年は恐る恐るヴァンプにゆっくりと近づいていく。


 そのまま男はヴァンプの豊かな胸をかぷっと口に含むと、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い始めた。


「……っっ、あぁ♡ なるほど、なるほどねぇ。ファシネイターが首ったけになるのも少し分かった気がするわぁ♡」


「あげないわよ?」


「くすくすっ、違うものを食べたくなったときにはいいかもって思っただけの話よぉ」


 ヴァンプはおっぱいを吸う青年の頭をよしよしとゆっくり撫でながら答える。


 彼女、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアは夜の街中で男を誘惑して宿に連れ込み、自らの膣内に射精させることを愉しみとしていた。

 数多の男をいただいているという点ではヴァンパイア・サッカーと似ているが、彼女の場合はその対象が人間の雄だけに限定されている。

 曰く、人間の雄に射精させてもたらされる熱は何にも勝る快楽なのだとか。


「それにしても……ファシネイターが一人の男を囲っているのは風の噂で聞いてたけど、そんな愛しの子とあたしを触れ合わせようだなんて。どんな心境の変化?」


 ヴァンプは口元を妖しく緩めながら、青年の背をあやすようにトントンと叩く。

 赤ちゃん下僕はごきゅごきゅと音を立てながら彼女の母乳を啜っていた。


 ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアの母乳は濃厚でありながらほんのりと甘く、何よりいつも飲んでいるファシネイターママの母乳と味が違うことに彼は衝撃を受けていた。

 そして、その事実が青年をヴァンプのおっぱいにより熱中させていた。


「別に大したことじゃないわ。フロイラインが噂の彼にサッカーとの火遊びを認めたって聞いて、私もボーヤに遊び相手や玩具を与えるべきじゃないかって考えを少し改めただけよ」


「なるほど、ファシネイターは育児に目覚めたというわけねぇ。いいじゃない。あたしが持参した手土産もあながち的を外してたわけじゃなくて安心したわぁ」


「……とは言え、事前に相談して欲しかったわよ? こちらにも準備というものがあるのだから」


 ファシネイターはヴァンプをジト目で睨むが、彼女は涼しい顔で赤ちゃん下僕を甘やかしている。


 順番が前後しただけと言えば聞こえはいい反面、然るべき順番が前後すればしなけばならない準備も唐突に増えるわけで――と、そんなことを客人であるヴァンプに言ったところで無粋でしかない。


 深紅のロングヘアを掻き分けるように持ち上げると、館の主はそれを揺らすように零しながら密やかに小さく溜め息を吐いた。


 それで気持ちは切り替わったのか、ファシネイターは自らのおっぱいを掬うように持ち上げるとヴァンプのおっぱいに夢中な赤ちゃん下僕の視界でたぷんたぷんと揺らして見せた。


「うふふっ。ヴァンプのおっぱいもいいけど、ママのおっぱいもちゅぱちゅぱしていいのよ?♡ ほぉら♡」


 視界の端で誘惑するように揺れるママのおっぱいの魅力に男が抗えるはずもない。


 青年はファシネイターママに飛びつくと、そのおっぱいを口に含んでごきゅごきゅと音を立てながら母乳を啜り始める。


 確かにヴァンプの母乳は赤ちゃん下僕にとって新鮮だったが、彼の魂に刻まれているのはやはりファシネイターのそれなのだ。


 男は最初から吸い跡が残りそうなほどに力強く吸い上げるが、ファシネイターは慈しむような笑みを浮かべながら彼の背中をトントンと優しく叩いている。


「あぁ、可愛い子♡ いい子ねぇ、いい子♡ うふふっ、おち×ちんもこんなにおっきくできてえらいわ♡」


 ファシネイターの言う通り、赤ちゃん下僕の肉棒はすでに反り返るように大きく屹立していた。

 先走り汁を溢れ出させるそれを彼の主は愛おしそうに眺めている。


 しかし、ヴァンプが茶化すように口を挟んだ。


「いまの感じだとボクはあたしの身体に欲情したってことになると思うのだけど、ファシネイターはそれでもいいのかしらぁ?」


「――あら、それのどこに問題があるって言うの?」


 ヴァンプの言い分は間違っていないようにも聞こえるが、ファシネイターは心底不思議そうに首を傾げた。


「赤ちゃんがママにおち×ちんを大きくするのは当然のことだもの。だから、ヴァンプに欲情しておち×ちんを大きく出来たということはこの子が雄として健全な証でしょう? あぁ、ママとしてこんなにも喜ばしいことはないわ♡ うふふっ、よしよし♡」


 筋が通っているようで通ってない気もするが、ファシネイターとしてはそれでいいらしい。


 彼女が赤ちゃん下僕の頭を褒めるように撫でてあげれば、彼はママぁと歓喜の声をあげる。


 ファシネイターは柔らかく微笑むと、青年をギュッと自らのおっぱいに抱き寄せて更にその頭を撫でた。


「もう、ボクったらぁ。あたしのことも忘れないでちょうだい♡」


 ヴァンプは主のおっぱいを堪能する彼に後ろから包み込むように抱きつく。


 ちょうど青年の頭がファシネイターとヴァンプのおっぱいで挟まれるような体勢だ。


 目の前にはいまちゅぱちゅぱしているファシネイターママのおっぱいがあり、視線を微かに後ろに向ければ頭を挟み込んでいるヴァンプのおっぱいがある。

 赤ちゃん下僕である彼にとってはまさに夢のような状況だった。


「ボクはおっぱいが大好きみたいだから、たぁっぷり味わわせてあげるわぁ♡ ほぉら、たぁぷたぁぷ~♡」


 彼女がおっぱいを手に持って微かに揺らせば、青年の左右でおっぱいがプルプルと揺れて甘い香りが微かに漂う。


 思考がボンヤリと麻痺するようで、彼は誘われるように今度はヴァンプのおっぱいに顔を寄せた。


「うふふっ、この子ったらヴァンプのおっぱいもちゅぱちゅぱできてえらいわ♡ 飽きたらママのおっぱいもまだたくさんあるから、ボーヤがお腹いっぱいになるまでちゅぱちゅぱしていいのよ♡♡」


 ファシネイターは赤ちゃん下僕の後頭部を撫でながら、おっぱいをたぷたぷと揺らす。

 そして彼はヴァンプのおっぱいに満足すれば、またファシネイターママのおっぱいを吸い始めるのだ。


 二人のヴァンパイアに母乳を下賜される赤ちゃん下僕の朝食は終わりを迎えるまで普段よりもはるかにかかるのだった。



「湯浴みをして汗も流したし、そろそろ玩具で遊ぶ時間かしらぁ?」


「そうね。使い魔たち、あの子を連れて来てちょうだい」


 朝食を終えて湯浴みを済ませた三人は再び寝室に戻っていた。


 この館の主であるファシネイターが指示を飛ばせば、夜の闇に溶け込んでいた使い魔たちが散るように羽ばたいて姿を消す。


 しばらくして彼女たちのいる寝室に鮮やかな髪色をした少女がフラフラとした足取りでやって来た。


「……手土産に鳥獣族の子を連れて来るなんてさすがに想像もしなかったわよ」


「でも、玩具には最適でしょぉ? まぁ、彼女を魅了できたのはたまたま遭遇した幸運が大きかったけどねぇ」


 ロングヘアを後頭部で結った彼女は身体こそ人型のそれだったが、手足には明らかな鳥獣のかぎ爪が、腕からは純白の大きな翼が生えていた。

 それでいて身体つきはスラッとした抜群のプロポーションを誇っており、胸元ではたわわに実った二つの果実がぷるぷると微かに揺れている。


 彼女はハーピィたちの間ではクィーンと呼ばれる溌剌とした明るい少女だったが、その瞳からは意志の光が消えていた。


 ファシネイターへの手土産を探していたヴァンプと不運にも遭遇してしまった彼女は魅了されて自由意志を奪われ、そのままこの洋館まで連れて来られたのだ。


「さぁ、ファシネイターの赤ちゃんが貴女で遊びたがってるわぁ。もちろん協力してくれるわよねぇ」


「……はい」


 ヴァンプがその尖った耳に顔を寄せて囁けば、クィーンは小さく顔を縦に振って答える。


 すでに一糸まとわぬ姿の彼女はベッドにその身を横たえさせると、躊躇うことなく両脚を頭の上部に持ち上げるようにしてすでに濡れている秘裂をヴァンパイアたちの前に晒した。


 ファシネイターも様子を見守っていた赤ちゃん下僕に後ろから抱きつく。


「うふふっ、ボーヤ♡ あの子はボーヤのためだけの玩具♡ だから、好きなようにしていいのよ♡」


 彼女の熱を帯びた吐息が耳を通して脳を直接揺さぶるかのようだ。

 そして背徳的で倒錯した状況が男を昂らせ、肉棒を大きく膨らませる。


 ファシネイターは赤ちゃん下僕をよしよしと撫でると、背中をトンと押して優しく送り出してあげた。


 青年が近くまでやってくるが、クィーンは体勢を少しも崩すこともなく言葉も一切発さない。

 無理をして我慢しているというわけでもなく、まるで電源が完全に途絶えてしまった機械仕掛けであるかのようにピタッと静止していた。


 男は膨れあがった熱に導かれるまま、彼女に覆い被さって肉棒を挿入した。


「あ……っっ、あぁ……んっ♥」


「――あら、喘ぎ声はあげるのね?」


「くすくすっ。だってぇ、無感情の人形とヤっても楽しくないでしょぉ?」


 いままで感情を示さなかったクイーンが嬌声をあげたことにファシネイターが驚けば、ヴァンプが愉快そうに笑いながら答える。


 その間にも赤ちゃん下僕は腰をヘコヘコと振り続け、クィーンは喘ぎ声をあげながら身体を震わせている。


 一見すればふつうに身体を重ねている光景だったが、ファシネイターはどこか釈然としなかった。

 彼女は抱いた違和感の正体にすぐに気づき、その口元を自然と緩める。


「うふふっ。優しいのね、ボーヤは♡」


 ファシネイターはスッと移動して赤ちゃん下僕に後ろから抱きつくと、彼の耳元で囁いた。

 青年は愛しいママの声が聞こえてハッと身体の動きを止める。


「ボーヤは気持ちよくなりたいのに、この子が壊れないようにって抑えてるのね。ママはそんな優しいボーヤのことが愛おしくて堪らないわ♡ でもね、心配しなくて大丈夫よ♡」


 彼女は溢れ出る愛おしさを伝えるように青年の頭をよしよしと撫でた。

 そして男からは見えないファシネイターの口元が冷たく緩む。


「だって、別にこの子が壊れちゃっても次の玩具を用意すればいいんだもの♡ だから、ボーヤはなぁんにも気にしないでただただ気持ちよくなっていいのよ♡ ちゃんとできたら、ママがいっぱい褒めてあげますからねぇ♡」


 もう一片もあるかも分からない理性が彼の脳内で警鐘を鳴らす。

 だが、堕ちきった精神はそれを微塵も受け付けなかった。


 だって、ママの言う通りにしておけば間違いなんて何一つあるはずがないのだ。


 男はファシネイターママが傍らを離れたのを感じると、暴力的なまでに己の快楽のことだけを考えて腰を振るのを再開する。


「あ゛あ゛っ……お゛お゛っ、お゛っ♥♥ お゛お゛っ、お゛っ……、あ゛あ゛っ♥♥ あ゛あ゛っ……、ん゛ん゛っ♥♥」


 クィーンが獣のような喘ぎ声をあげてその華奢な身体を何度も大きく震わせる。

 その嬌声に重なるように強烈なまでの破裂音と下品な水音が寝室内に響き合った。


「あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛~~~っっっ!!!♥♥♥」


 赤ちゃん下僕が力強く腰を打ちつければ、クィーンの膣内で肉棒が限界まで膨らんで精が激しい勢いで注ぎ込まれた。


 男はすべて射精し終えるまで彼女に覆い被さっていたが、終わるや否や肉棒を抜いて近くで様子を見守っていたファシネイターママに抱きつく。


 彼女も愛おしそうに微笑みながら赤ちゃん下僕を抱きしめて、その後頭部をよしよしと撫でた。


「えぇ、よく頑張ったわね♡ ボーヤがちゃんとぱんぱんしてるのをママもずっと見てたわ♡ うふふっ、えらいえらい♡ ボーヤがいい子でママはとっても嬉しいわ♡ あぁ……こんなにもいい子なんだものね、何かご褒美をあげないと♡ 何がいいかしら?」


 ファシネイターは思案するように口元に手を当てるが、いまの彼には望みが一つあった。

 いまなら聞いてもらえるのではないかと思い、意を決してそれを口にする。


「あら、次は私とヴァンプに甘えたいだなんて。なんて可愛い子なの♡ おねだりもできてえらいわ、よしよし♡ ヴァンプも構わないわよね?」


「もちろんよぉ。でも、その前に遊び終わった玩具を片づけないとねぇ」


 ヴァンプが視線を向けた先では、秘裂から精液をぐぽぉと溢れ出させたクィーンが体勢も変えずにヒクヒクと身体を震わせていた。


 確かに邪魔だと思ったファシネイターは手をパンと叩いて虚空に向かって叫ぶ。


「使い魔たち、ボーヤがその子で遊ぶのはもう終わったから適当に片づけておいてちょうだい」


 夜の闇から溶け出した大量の使い魔たちがベッドを覆い隠すように羽ばたいて舞う。

 しばらくして彼らが撤退するように姿を消せば先ほどまでの情事の跡など一切無くなっており、クィーンの姿も煙のように消えていた。



「さぁ、ボーヤ♡ いらっしゃい♡」


 ベッドにその豊満な身体を横たえさせたファシネイターが大きく手を掲げて愛しい子を誘う。


 青年は硬さを保ったままの肉棒を迷うことなく挿入し、ママのおっぱいに顔を寄せようとする。

 だが、それは強い力で引っ張られる形で遮られ、彼の顔は代わりに柔らかい刺激に襲われた。


「ダメじゃない、ボク♡ あたしもいるんだからぁ、また忘れちゃうなんて……メッよぉ♡」


 青年が顔を埋めさせられたのはヴァンプのおっぱいだった。


 自分で言い出したことではあったが事態に戸惑いを隠せずにいると、主からの声が耳を撫でた。


「うふふっ、ボーヤはいっぱい頑張ったんだもの♡ ヴァンプのおっぱいをちゅぱちゅぱしながら、ママおま×こに精液をびゅうびゅううってしていいのよ♡」


 二つのことを同時にするのは頭が混乱してしまいそうだったが、ママに励ましてもらえるなら頑張れる気がした。


 赤ちゃん下僕はヴァンプのおっぱいを口に含みながら、ファシネイターママにヘコヘコと腰を振り始める。


「あぁ……んっ、ちゅぱちゅぱできてえらいわぁ♡」


「ヴァンプのおっぱいをちゅぱちゅぱしながら、一生懸命ぱんぱんして……可愛い子♡ うふふっ、ボーヤったらさっきあんなに射精したばっかりなのに、まだまだいっぱい射精せそうなのね♡ いいのよ。ママおま×こにいっぱいびゅうびゅううして気持ちよくなった姿を見せてちょうだい♡♡」


 ヴァンプによしよしと撫でられながら、青年は腰を振る速度を速めていく。


 だが余力を残していたとはいえ、やはり射精した直後だからだろう。


 その速度がいつも以上に瞬く間に速くなっているのを感じ、ファシネイターは彼の腰に足を絡めた。


「ボーヤのおち×ちんがママおま×この膣内でおっきくなってるのが分かるわ♡ ほぉら、びゅうびゅううまでもうちょっとよ♡♡ がんばれ♡ がんばれ♡」


「あぁ、あぁ……あたしの母乳ももっともっと飲んでいいのよぉ♡♡」


 ヴァンプが青年の頭を自らのおっぱいに押しつけるようにしながら、短く整えられた髪を左右に揺らすように頭を振る。


 そして彼がヴァンプの母乳をごきゅごきゅと音を立てて啜りながらファシネイターの最奥に力強く腰を打ちつければ、肉棒が彼女の膣内で限界まで膨らんで子宮を目がけて精の奔流が注ぎ込まれた。


 幾度にも渡った射精が終わり、青年はヴァンプのおっぱいから口を離して崩れるように倒れ込む。


 ファシネイターはそれを抱きとめると、汗に塗れた額に軽く口づけを落としてから彼の頭をよしよしと撫でた。


「お疲れ様、ボーヤ♡ いっぱい頑張って本当にえらかったわ♡ さぁ、ゆっくりおやすみ♡」


「実に刺激的な一夜だったわぁ、ボク♡ 次はまた違う玩具を連れて来てあげるから、楽しみにしていてちょうだいねぇ♡」


 ヴァンプも加わって、二人が彼の背中をトントンと優しく叩いてくれる。


 そのリズムに身を任せている内に瞼が自然と重くなってくるのを感じ、青年はゆっくりと目を閉じた。

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