ロシナンテ准将の災難
ドンキホーテ・ロシナンテ准将は困惑していた。
「コラさん…愛してる…愛してる…!!」
何故か30億の賞金首である死の外科医・トラファルガー・ローが抱きついて泣きながらこう言ってきたからである。
そもそもおれに「コラさん」というあだ名を付けられたことはないし、海軍と海賊であるおれたちになんの接点も無い。
そんなおれを見て部下たちは
「准将…海賊と接点があったのか?」
とか言ってるし、ハートの海賊団の数人は妙に温かい目で見ているしと、なかなかカオスなことになっている…いやマジでなんなんだよこの状況。
「コラさん…あんたが勝手に行っちゃったこと、許してないからな!おれのこの感情に責任とってくれ!」
「ロシナンテ准将、まさかそういう関係に…?」
やめて、これ以上話をややこしくするな頼むから!第一、当事者?のおれもさっぱり状況わかんないの!
後日、准将とトラファルガー・ローの写っている報告書を読んだセンゴクが頭を抱えていたという。
end