狂わされし恋慕の行く末

狂わされし恋慕の行く末

ベリーメロン


「君がロゼの言っていた少年か」

「ふむ、こんな子供に入れ込むなんてアイツの趣味はわからないな」


 物珍しげに眺めてくる二人の少女。

 堅物そうなのはカメリアで、飄々としつつも尊大な態度を取るのがアザレアだと言う。


『ロゼ達以外の閃刀姫とも出会っておいてください』


 そんなことを言われて部屋に押し込まれ、当のレイとロゼは用事があると何処かに去っていってしまった。

 前日も含めて二人に散々搾り上げられて来た少年は、フラフラとしながらもこれかはすることを悟っている。


「じゃ、ロゼのお言葉に甘えて早速遊ばせてもらおうか♪」

「あまり気が進まないが……」


 レイとロゼが誰よりも執着している少年。それへの興味に二人はその衣服を乱しながら迫っていく。




○○○




「んあっ♡ま、まてっ……んんぅぅぅっっっ♡」


 最初に挿入することになったのはカメリアだった。

 いつもレイとロゼに仕込まれたように、激しく腰を振るう。

 男のモノを受け入れたことのない膣は、肉棒を痛いほどに締め付けるが少年は気にしない。彼女達がどうすれば満足するか、それを無心に行っていく。


「き、君っ……こんなことをっ、毎日っ……ああっ♡」

「おやおや、カメリアをこんなに崩すなんて予想外だね?」


 アザレアは飄々と振る舞いながらも、正面から腰を打ち付けられて悶えるカメリアから目を離さない。

 珍しい光景が楽しいのか、はたまたあまりの乱れように見入っているのか。

 レイとロゼに毎晩搾り上げられてきた彼は、女性がどうすれば感じるのかも把握してしまっているようだった。

 より満足させるため。レイを気持ち良くさせるため。ただ一心に。

 それを他人に振るうことに何とも言えない気分になるが、もはや止めることはない。


「はぁーっ、はぁーっ……♡」


 処女だったというのに何度も激しくイカされたカメリアは、すっかり出来上がって荒い呼吸をしていた。

 一人目は満足させたと思ったところで、アザレアが少年を押し倒していく。


「なるほど、どうりで連中が固執するわけだ」


 楽しげに笑うアザレアは、カメリアを心配する気はないらしい。

 少年にとってはレイこそが全てだったが、ロゼは色々と彼女に吹き込んでいたようだった。

 自分で主導権を握りたいらしいアザレアに、少年は何も言わずに無抵抗になる。


「ボクが乗りこなしてやろうっ……♡」


 言いながら躊躇いもなく騎乗位で少年のモノを受け入れていくアザレア。

 破瓜の痛みは気にならないのか、一気に根本まで飲み込んでしまう。


「んんぅぅ……♡なるほど、これはっ……んっ♡」


 休みもせずに腰を始めるアザレアは、初めてだろうに痛みより快楽を感じているようだった。

 少年は何もせず彼女が望むままにされていく。


「んあっ♡ココっ……イイっ♡」


 腰をくねらせながら快楽に耽っていくアザレア。自分ですぐに気持ちの良いところを見つけたらしく、一心不乱に腰を揺らしている。

 彼女にとってはもはや少年は肉バイブと変わらないのだろう。強く収縮する膣肉に精液を搾り取られながら、少年は蹂躙を受け入れていった。

 途中で復活してきたカメリアも交えればさらに激しくなっていく。


「ほらっ、ソコだ……んっ♡ボクを気持ち良くさせたまえっ♡」


 アザレアの望めばその通りに腰を振るう。そうすれば彼女は激しく感じて悶えるが、酷く恍惚としているようだった。


「はぁーっ♡指でそうやって……んあっ♡」


 カメリアはといえば少年の手を借りてその身体を愛撫させていく。

 先程激しく犯された蜜壺を少年に掻き回して貰いながら、甘い快感を享受しているのうだ。

 なまじ二人を同時に相手することも仕込まれていた少年は、その身体を以て二人に奉仕をしていくのだった。




○○○




「お楽しみだったみたいですね」


 ロゼ達が帰ってきたのは数刻もしてからだった。

 その頃にはすっかり快楽に嵌まり込んだアザレアとカメリアに搾られて疲れ切っていた少年だったが、帰ってきてそうそうにレイが抱きついてくる。


「ただいま♡」


 もはや少年への想いを隠さないレイは、彼に抱きつくとすかさず唇を重ねていた。

 愛する少女が求めてきた以上は少年もそれに答えるように舌を絡ませ、一つになるまでそうもかからない。


「ちゅぅ……♡もっとぉ……♡」


 少し離れていただけなのに、それが堪らなく恋しいらしいレイは瞳を蕩けさせながら少年と絡まっていく。

 ロゼはそんな絡みを眺めつつ鼻を鳴らすと休憩中のアザレアとカメリアから目を向けた。


「どうでしたか?」

「予想外だったね、どうりであそこまで執着するわけだ」

「あんなの、知ったら……」


 飄々としつつも快楽の余韻に震えるアザレアと、硬いはずの表情も崩れて痙攣するカメリア。

 そんな二人の様子にロゼは満足したように頷くと、確かめるように尋ねた。


「それでどうします?」 

「ああ、参加させてもらうよ」

「アザレアが行くなら……」


 二人の返事はロゼの予想通りで、珍しくその鉄面皮が楽しげに歪む。

 機嫌が良くなったらしい彼女は、だんだん激しくなっていくレイ達に混ざるように歩んでいった。

 その後少年は参戦してきたロゼと、復帰してきたアザレア達に気絶するまで相手をさせられることとなる。

 



○○○




 数日後、列強にてある事件が勃発した。

 閃刀姫数名が捕虜を連れて脱走。そして消息不明となる事件が。

 今もなお彼女達は見つからず、列強は大きな戦力を減らすことになったという。






「あっ……んんっ♡よしよし、ロゼのおっぱい美味しい、ですか?」


 とある森の中、ポツンと建つ一軒屋にて少年は四人の少女と身体を重ね続けていた。

 今はロゼの華奢な身体に抱き付き、薄い乳房に吸い付きながら腰を振らされている。

 少ししか年の変わらない少女に甘えるような行為に、少年は羞恥心を感じてしまうがロゼにとってはそれが楽しいらしい。


「はぁっ……んんっ♡ぎゅーっとしていいんですよ」


 していいではなくして欲しいという願いなのは少年も察していた。

 望むとおりに抱き締めてやればロゼは何とも嬉しそうに頭を撫でてくる。それが恥ずかしく感じるものの拒むことはせず、望まれるがままに少年は腰を振っていく。


 やがてそれを眺めていた他の三人も少年に殺到していくが、彼はそれを拒むことはなかった。

 レイと一緒にいられる。レイがこの状況を望んでいる。

 ならば拒む理由はないと、どこまで堕ちても少年は共に歩んでいくのだった。

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