レイロゼがマスターを夜這いする話

レイロゼがマスターを夜這いする話


ベリーメロン




「ね、ねぇ、ロゼ?本当にやる気?」

「今さら怖じ気づきましたか、レイ?怖いなら、ロゼ一人でします」


 こそこそと動く影がある。それは最近になって実体化まで成功した閃刀姫レイと閃刀姫ロゼのカードの精霊だ。

 彼女たちは艶やかなネグリジェを纏い、こっそりと彼女たちのカード所有者であるマスターの部屋に侵入していく。

 中学生くらいだろうかスースーとあどけない顔で眠る少年を前にして、レイはゴクリと喉を鳴らしながら先の言葉を言ったのだ。


「マスターにこんなことして……嫌われでもしたら」

「大丈夫です、レイ。男はこういうモノが大好き!ってディアンケト先生が言ってました」


 なんつーこと教えてんのあのバカ!?と彼女たちのマスターの知りあいがそれを聞けば、そう叫んでいただろうが当然ここにはいない。

 レイはといえば普段の勇ましさとは裏腹に悩ましげに眉を下げているが、いつも淡々としているロゼはこういう時に限って大胆だった。


「マスターにお母さんがいないからって、私たちがママになるとかやっぱり無理が……」

「でも準備はしてきたんですよ?今さら中止はありえまけん。えい」

「ちょっ!」


 こそこそと話しているが、いつ少年が目覚めてもおかしくはない。ロゼは引き気味のレイとは正反対に、少年の眠る布団に潜り込んでいく。


「よし」


 少年とそう背丈の変わらないロゼは、その薄い胸に彼の頭を抱き寄せた。育つ前の胸とはいえ、薄く透けたネグリジェはその柔らかさをダイレクトに伝えていく。

 やがて違和感にゆっくりと目を開いた少年へ、ロゼは微笑みながら囁いた。

 

「こんばんはマスター、夜這いにきました」


 寝惚けつつも、へ?と困惑する少年にロゼは自分の格好を見せつけていく。自分とそう年の変わらないであろうロゼの、あまりにも刺激的なネグリジェ姿に少年は一気に目を覚ました。


「レイもいますよ」

「う、え、えっと、マスター……こんばんは?これは、えっと」


 戦いの時は勇ましいのに、たどたどしく視線を合わせようとしないレイ。ロゼと同じくネグリジェを着たレイは、まるで茹で蛸のように顔を赤くしている。

 姉のように思っていたレイの艶やかな姿に、少年はさらに混乱していた。


「今夜はマスターのために、おっぱいをあげにきました」


 何を言ってるの?と言いたげな少年の目の前で、ロゼはおもむろに胸をさらけ出した。同年代の少女の乳房に少年はどきまぎするが目を逸らすことはできない。

 見つめていると、ロゼの乳首からほんのり白い液体が滲み出ているのが見えて


「母乳が出るようになるという薬をのみました」

「私も、飲んだわ……」


 ロゼのカミングアウトと共にレイもおずおずと胸を晒す。ロゼよりは膨らんでいる胸からは、彼女と同じ白い液体が滲んでいた。

 ほんのりと甘いミルクの香りがして、少年は慌てて胸を隠すように命ずる。家族のように想っている二人に、そんな感情を抱いてはいけないと。

 しかし、ロゼはひょいと少年の左手を自分の胸に当てさせた。


「マスター、女の子の胸です。ロゼの胸を好きにしていいんですよ」


 淡々と囁くロゼ。さしもの彼女も、ほんのりと頬を赤くしている。手からは心臓の鼓動が通じてきて、ロゼなりに精一杯だということが。

 困惑していると今度は右手がレイに掴まれた。レイは少し涙目だったが、ロゼと同じように自分の胸を触らせる。


「マスター、私たちは本気で言ってるの。マスターになら、何をされてもいいって」


 ドキドキと鼓動が右手を響かせる。ロゼ以上に恥ずかしがっているようだが、レイも腹は括ったようだ。

 二人の少女に挟まれて、少年は右往左往するが強い色香に誘われるように手を動かしていく。


「んっ……マスター……もっと……」

「んんっ……触るだけでいいん、ですか?」


 小さく喘ぐ二人に我慢が効かなくなった少年は、まずはレイの胸にしゃぶりついていく。


「ひあっ♡ま、マスター、そんな、急に……んんっ♡」


 母乳を吸われる感覚なんて知っているはずのないレイは、甘い声を溢しながら少年を受け入れていく。

 少年も再び母乳を飲む機会が訪れるなんて予想もできるはずがない。物心もついてない頃の記憶などあるはずもないが、一心不乱にレイの母乳を飲んでいく。


「あっ、はぁはぁ……♡」


 ちゅぽんっ♡と音を立てて乳房を解放すれば、レイはへたりこんでしまった。

 しかし少年は気にしている余裕もなく、今度はロゼの薄い乳房にしゃぶりついてく。


「んんぅっ……♡マスター……ロゼの、おっぱいは……どうですか?んあっ……♡」


 無表情を崩れさせ、ロゼは健気に少年の頭を撫でた。

 レイのように強くしゃぶりつけば、色白のロゼの乳房に赤い跡がついていく。敏感らしい乳首を軽く舌で撫でれば、ロゼは押し殺した嬌声をあげる。


「マスター……ロゼは、マスターのがほしいです……♡」


 乳房から口を離せばロゼはおねだりするように囁いた。何がほしいのか、それは疎い少年でもすぐに理解できる。


「これ、見てください……」


 ネグリジェが捲りあげられ、グッショリ濡れた秘部が晒される。小柄で幼いロゼだが、そこから香るメスの香りが少年の理性を溶かしていく。


「ぼにゅーをだすのに、くすりをのんでから、せつなくて……」


 こんな副作用があるとはロゼも予想していなかった。レイも同じなのか、少年が近くにいるのに自慰を始めてしまっている。

 極めて淫らな空気の中で、少年も抗うことができない。


「ん……ロゼが、いれます……んんっ♡」


 あぐらをかく少年と向き合うように腰を降ろしていくロゼ。躊躇いもなく少年のモノを受け入れたロゼは、処女喪失の痛みもあるだろうにおくびも見せない。

 瞳こそ潤んでいるが、彼女は無表情を紅潮させているだけだった。


「んん………このまま、飲んでください、マスター……♡」


 言いながらちょうどいい位置に来た胸を少年に差し出すロゼ。普段の様子からはかけ離れたロゼの様子に、少年は弾かれたようにしゃぶりついた。


「あっ♡マスター……いいこっ♡んんっ♡ひゃっ♡」


 抱き合うように乳房にしゃぶりつき、腰を思い切り突き上げる。小柄で華奢なロゼは、少年が突き上げる度に強く身体を揺らして喘いでいた。

 ちゅー♡ちゅー♡パンッ♡パンッ♡と母乳を啜る音と打ち付け合う肉の音が響いて、ロゼを甘えながら犯すことに執心していく。


「あたまはあかちゃんなのに……んっ♡したは、けだもので……ああっ♡」


 ロゼがそんな風に評したが、実際少年の様子は正にそうだった。心の奥底にあった母性を求める気持ちと、性欲に身も心も任せてしまいたい本能がせめぎあい、それをロゼにぶつけていく。


「よしよし……」


 犯されながらも頭をぎこちなく撫でてくるロゼを、少年は甘えるように没頭していくのだった。




「ふー、ふー……♡」


 限界になってきたらしいロゼを解放すれば、さしものクールな彼女も澄まし顔がだらしなく蕩けていた。

 されどまだ終わりではない。このやり取りをずっと見ていたレイが、おずおずと話しかけてくる。


「マスター、私も……お願い……ココ、切なくて……乳首ももっと吸われたくて、たくさん、甘えて……」


 足を開き、手を広げて少年を誘うレイ。真面目で勇ましい彼女が、淫らに誘ってきている。自慰により洪水のようになった秘部は、受け入れる準備が万端のようだった。


「んんぅっっ♡」


 弾かれたように覆い被さって、少年は己の分身をレイへと沈めていく。

 すっかり発情しきったレイは、それだけでまた達していたようだ。そのまま腰を揺らし始めて、ぷるぷる揺れる双方にむしゃぶりついた。


「ます、たーっ♡あっ♡すごっ♡」


 痛みを感じる暇がないくらい、あの薬は強力だったのだろう。強引に腰を打ち付け始めても、レイは痛みもないらしい。

 衝動のままに母性の象徴足る乳房を我が物とし、オスの象徴で犯す。背徳の極みのような行為には、少年もだんだん余裕をなくしていった。


「よしよし……♡マスター、私のからだで、好きなだけ……ん、いやされて……♡」


 ぎゅと抱き締めて頭と背中を撫でるレイ。少年は強い安堵感に抱かれながら、レイに癒されてもらっていく。

 激しく腰を動かせば、レイは甘い声をあげながら少年と燃え上がっていくのだった。



 途中からロゼも起きて再び混ざり始めたが、少年は二人の少女に癒され甘やかされ、赤子のように求めていったと言う。



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