『ルフィ×ウタ』
ウタには好きな人がいる。それはルフィだ。小さい頃にお互いに新時代を叶えようと誓った仲で色々とあったがそれなりの関係をキチンと築けた。
しかし、ウタには少しだけ気がかりな物があった。
「ルフィの好きな人?」
「うん・・・誰かいないか気になって」
「いないと思うわよ」
ナミはウタに相談されると首をすぐに横に振った。
「で、でも!ルフィのあの感じを見るといると思う!!」
「どの感じ?」
「この前聞いたらなんかソワソワしてた!絶対になんかそう言った事を隠してる!」
「へぇ・・・まさかね・・・因みにだけどウタはルフィに好きって言ったの?」
「えっ!?そ、そんなの言えないよ・・・まだ恥ずかしいし・・・」
ウタはナミの質問に対して顔を赤くして答えた。ナミはそれを見ると何か考えが出たのかウタから離れてルフィの元へいった。
ルフィはサニー号の頭の上で腕を組みながら何か唸っていたのでナミは声を掛けた。
「おっ?ナミかどうした?」
「あんた、何をそんなに唸ってんのよ」
「実はよ・・・おれ、ウタが好きかもしれねぇ」
「仲間としてでしょ?」
「う~ん、ちょっと分かんねぇけど嫌いじゃねぇ・・・たぶん!」
「あんたらしくない答えねぇ」
「さっき、ウタが好きなやつはいんのかって聴いてきてウタって答えようとしたけど上手く答えられなかった!・・・なんでだ??」
ルフィの予想外の言葉にナミは叫び声を上げる事も出来なかったが目が飛び出るほど驚いていた。
「ナミ、これって何でだ!?」
(ウタはこのいつもと違うルフィを見てそう受け取っちゃったのね・・・まさかと思ったけどこれどうすんのよ)
ナミはルフィとウタの状態を見てどうしようか途方にくれることになってしまった。