ルフィがナミを抱き潰すお話 その4 -狂宴の下拵え 前編-

ルフィがナミを抱き潰すお話 その4 -狂宴の下拵え 前編-

調子に乗ってSSを書き始めた人




意外なことに、理性が雌の本能に飲み込まれ、身体の主導権が変わってナミの行動は変わらなかった。




-----ルフィに滅茶苦茶に犯してしてもらう




現在の最優先目的はそれだ。


しかし、軽率な行動はしない。


胎の奥から湧き上がる衝動に身を任せ、発情期の動物のようにどこでも盛りはしない。


煮えたぎった情欲の溶岩をその女体に秘め、麦わらの一味”航海士”ナミとして問題なく過ごしている。





ナミは思考する。命令する本能に従い、ルフィとまぐわうために思考する。



-ルフィに本気で抱いてほしい、と言っても恐らくギアは使わずに抱くだろう。


まずはそう結論を付けた。


初めて情事でギアを使われた後、あれだけ折檻したのだ。(具体的にはボコボコして檻に入れて飯抜きの刑)


ルフィとしてはあんな目には二度と合いたくないだろうから、避けるにきまってる。



また、よしんば本気で抱いてもらうにしても直ぐに実行できない、しない理由が3つある。




まず一つ目、場所だ。


現在、サウザンドサニー号には地下部分にフランキー謹製の防音処理が施された船長室兼寝室が増設されている。

(ナミとルフィが関係が一味にばれた際に増設。フランキー曰く、大砲を撃っても音は漏れないとのこと)



あの夜の様子が仲間にバレていないことから、音漏れ対策はかなりのものだろう。


だが、(出来るかは兎も角)ギア3、ギア4、ギア5と上げ、ルフィの体力が尽きるまで犯してもらうのだ。


フランキーの腕を信頼していない訳ではないが、設計段階で想定している状況を超えるだろう。


城塞を崩し、並み居る敵を打ち倒し、あらゆる物をゴムと化す技を、女を抱くために使うのだ。




確実に船長室兼寝室どころかサニー号自体に悪影響が出る。




情事の内容が仲間に暴露する危険の次元を超え、最悪船が沈むかもしれない。


無論考えすぎかもしれないが、もし恐れていた結果になってしまったらどうなる?


自分たちの情事が原因で、我らが過酷な千の海を越える陽気な太陽の船が沈み、最悪仲の命すらを落とすかもしれないのだ。



そんなことになってしまえば、死んでも死にきれず来世でも後悔し続けるだろう。



-それだけは防がないと・・・・


思考回路の優先命令が性欲に変わっても、仲間が大切であることには変わりない。


そんなことで迷惑は掛けたくないのだ。






2つ目の問題は、その大切な仲間だ。


いざ本番となれば獣のように吠え、電流を流されたカエルのように痙攣し、白濁で塗れた無惨な姿となるだろう。


もしサニー号の異変に気付き、仲間たちにその姿を見られたら・・・?


一味総出でルフィを止め、折檻するだろう。特にサンジとゾロとジンベエ、チョッパーは医者として激怒しそうだ。



至福の時を過ごし、極上の快楽を味わえるのだ。

自分の身体がどうなろうが構いやしない。


邪魔など入って欲しくない。


その時は大切な仲間であろうと、水を差されたくはない。





そして、3つ目。


これが最大の理由であり、性欲に思考が染められながらも普段通りに過ごし、航海士として一味の務めを果たし続けられる理由。



その理由は・・・・。



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甲板上で騒ぐ声が聞こえる。


フランキーとウソップが共同でまた何か発明をしたようだ。


三本のドリルが付いたそれ、二人曰く"地底潜航戦車"を見て、ルフィとチョッパーが目を輝かせて騒いでいる。


ナミとロビンには理解できないが、男衆曰く、"ドリルはロマン "だそうだ。


その様子を見ながらロビンとブルックは優雅にティータイム。


ジンベエは船のシュラウドをハンモック代わりにし、昼寝中。


ゾロとサンジの姿が見えないが、ゾロは展望室でトレーニング、サンジはキッチンで仕込みしているのだろう。



一味の日常がそこにはあった。






それを尻目にサニー号の3階の蜜柑畑、ナミはそこにいた。




-天気は快晴。雲行き良し。風向きも良好。


順調な航海だった。




油断はすまいが、今のところは天候を気にする必要はないだろう。


ナミは手すりに寄りかかり海風を受けていた。




一見すると何事もなく過ごしているように見える。


天候を身体で感じ取る天賦の才能を持ち、

蜜柑とお金が大好きな、麦わら海賊団"航海士"

通称:泥棒猫のナミ


麦わらの一味の一人として皆と変わらず、冒険の旅を続けているように見える。





だが違った。



情欲の炎は燻っている。快楽を求める心は渇ききっている。



彼女の理性を焼き尽くした熱と衝動はまだ消えてはいない。








-ドグン゛♡♡♡!!!





---っ♡!・・っ・・・・まだよ・・・・もう少しガマンしてね・・・・♡





お腹の中で子宮が脈動する。熱を発し、不満を訴える。


早くあの雄とまぐわえ、と。


ナミはお腹を優しく愛おしく撫でながら、欲求不満を訴える自分の身体に言い聞かせた。



まだだ。


まだ準備が整っていない。



そして何よりも、




---もったいないじゃない・・・・・♡




もったいない、これが暴走する性衝動を抑え、麦わらの一味のナミとして行動できた最大の理由だ。





----ルフィに滅茶苦茶にしてもらうのよ?



----一瞬だけであんなにも気持ち持ち良かったのよ? それが一晩中続く・・・。



----考えるだけでゾクゾクしちゃう♡ だから・・・



だから、ガマンする。


美味い料理は入念な下拵えが必要。


そして空腹に耐えに耐えて、食べる料理は一味も二味も違う。


絶品ならば尚更だ。



それと同じだ。


普段通りに振る舞い、女体を芯から燃やす熱を限界まで昂ぶらせる。


誰にも気づかれないよう、肉欲を砂漠の砂のごとく渇かせる。




全ては最高の一夜を体験するために、全ては極上の快楽を味わうために。


だが、そろそろガマンも限界だ。

これで暴発してしまったら、それこそ勿体ない。

ならば・・・。



「フフッ・・・さぁて、そろそろ始めますか・・・♡」




淫魔のように妖艶な笑みを浮かべ、いやらしくジュルリと舌なめずりをする。


そしてナミは自らの目的を達成するため、行動を開始した。



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