ルッチのご乱心·番外編カクの苦労
キャラ崩壊注意
マーズ聖が少し優しい
カクが天竜人の前では敬語
閲覧は自己責任
ルッチのご乱心のその後
カクに取り押さえられたあとルッチは医務室に運ばれ医者に見てもらった結果、ストレスが原因ではないかと診断され、ストレス発散のため革命軍支部の破壊および抹殺の仕事に行くことになった
カクにハットリを預け出発してから3日後
カクはハットリを連れてパンゲア城の噴水広場に来ていた、そこにはマーズ聖が以津真天(2~3m)の姿で居りハットリと何か話しをすると、カクの目の前まで飛んでいき見つめる
「カクだったか、動くな」
「はい……(なんじゃなんじゃ)」
ポスッ、嘴を使い優しくカクの頭を2度、3度と梳くうように毛づくろいをしていく
「?…??……???」
「力加減はどうだ?正直に答えろ」
「?…??マーズ聖?」
「どうなんだ?」
「大丈夫です、痛くもないですし……なぜ毛づくろいを?」
疑問を聞くと視線をそらしぽつりぽつりと話す
「………ピーターやサターンに毛づくろいしようとしたら、…力加減を間違えて攻撃したと誤解された」
「…………??」
「誤解はとけたが、できないならやるなと言われてしまってな、そう言われるとできるようになりたくなってな、練習台を探していた、ハットリで出来たが、人にもやらねば意味がない」
「そうですか、なぜ自分が?」
「練習台だからな、丈夫な動物系の能力者で短髪が良かったんだ、だから選んだ」
視線を戻しながら答える
その後しばらく、毛づくろいの練習台になっていると思い出したように、カクに質問をなげかける
「前に来た時にロブ·ルッチと騒いでいたが…なにを話していたんだ?」
「え"……あの時ですか(どうするどうするどうすればいいんじゃ)」
「答えろ」
言い淀んでいると、カクの顔を見ながら圧をかける、冷や汗を流しながらカクは答える
「ル…ルッチが以津真天の姿に、よく…ぁ…ぃゃ……その、…色気ある姿で噛みつきたいと(正直には言えん!)」
そう言った瞬間、キョトンとした顔で首を傾げる
「??私にか?」
「…………(わかっておらん!いやでもマーズ聖の反応が正しいのか)」
「本気か?、冗談を言ったのではないのか?」
「こちらとしてもどこまで本気なのか、ですがもしも、もしも見つめられたら能力をといていただいたほうがよろしいかと」
「……まぁ、心の隅には置いておこう」
「ありがとうございます」
カクは頭を下げる、その後マーズ聖は帰って行き、カクとハットリだけが残された
「…のうハットリ……わしは面倒くさいことに巻き込まれたのか?」
「ボー、グルッポー(まぁ、そうですね)」
「ルッチにバレたら面倒じゃ…ハットリないしょじゃぞ」
そう言いながらハットリと握手をかわし帰って行く2人
おわりです、次の話にはルッチを出せると思います