リンパ
一応性的描写がありますがエロくはありません。この二人を書くにあたっての実験的な作品です。「・・・ねえコンちゃんっ♡、ホントにっ♡これマッサージなのっ?♡」
エピファネイアは、自分の肢に熱情溢れる目線を向けているコントレイルに対し息も絶え絶えになりながら必死で質問を投げかけた。
「ええ大丈夫ですただのマッサージです。」
矢継ぎ早に言葉を紡ぐコントレイル。だがその言葉が真実であるとはこの世界にもいないだろう。
(ぜ・・・絶対に違うっ♡けどっ♡・・・そんなこと言ってコンちゃんにまで嫌われたらっ♡生きていけない♡)
当然、限界ギリギリの状況下にあるエピファネイアにも、それが嘘であるということはわかっていた。しかし、彼はどうしてもコントレイルに嫌われたくなかった。この世界で唯一といってもいい、自分のそばにいてくれる人。兄弟からも嫌われた彼にとって、自らを拒絶しなかったコントレイルには、依存に近しい感情を抱いていた。
「大丈夫大丈夫ほんとにただのマッサージですからていうかそれ以外なんかないしあったとしたってエピ先輩にはやりませんよ自意識過剰なんじゃないですか」
さらにまくしたてるコントレイル。普段の彼であれば、早口になればなるほど怪しくなることなど分かるはずなのに、今の彼にはそんなことを考えることすらできない。
(もうっ♡コンちゃんが何言ってるのかさえっ♡分からないっ♡)
「あっ♡だめっ♡ なんかでるっ♡イクっ♡イっちゃうっっ♡♡♡」
細かく震えながら、厚手のズボンを突き抜けるほどに濃く、多く、ねばついている液体が溢れたエピファネイア。コントレイルは漏れ出たその液体を人差し指に載せ、鼻に近づけ嗅ぎ出した。
「すんすん・・・♡すんすん・・・♡スーッ♡スーッ♡こんなっ♡濃いのっ♡あっ♡だめっ♡匂いだけでイっちゃうっ♡あっ♡あっ♡イクッ♡」