リンバス・アイドルカンパニー

リンバス・アイドルカンパニー

思いついたのをツラツラと書いて行った結果です

【都市の果てまでイッテK!】

エピ「ワッショーイ! さぁ、私たちが今どこに来ているかと申しますと、ここ都市某所の裏路地に来ております」
ヒース「帰りてぇ~!」
イシュ「初めて貴方と意見が合いましたね。屈辱です」
ヒース「よっしゃ、海女。コイツハッ倒して俺ら逃げるぞ」
イシュ「いい作戦です、恋愛脳」
エピ「ちなみに撮影から逃げた場合、ヴェルギリウスPがブチギレます」
ヒース「アイツいつも怒ってんだろうがよぉ~~~!!!」
イシュ「人の心とかないんですか?」


エピ「それじゃあ二人にはこの裏路地特有の奇祭……楽しいお祭りに参加して貰う」
イシュ「今奇祭って言いませんでした?」
ヒース「裏路地にマトモな文化はねぇ」
エピ「あるっちゃあるだろう。……多分」
ヒース「今”多分”って言った?」
イシュ「はぁ……もうここまで来たら大人しく参加しますけど。一体どんなお祭りなんですか?」

エピ「えぇ……っと、祭りの開催人曰く、『美味しいご飯を食べます?裁縫をします。綺麗な生地を作ります?それを飾ります』との事だ」
ヒース「え、飯食えんのか?」
エピ「あぁ。まぁ『食った分働け』って意味もあるだろうが」
ヒース「よっしゃぁ!ならやる気が出て来たぜ!死ぬほど食い尽くしてやる!」
イシュ「……まぁ、食事も取れると言うなら。裁縫もある程度は経験ありますし」
エピ「決まりだな。……それでは、お祭り開催地まで進みましょう」


エピ「着きましたね。それではお二人とも!アレを見てみて下さい!」
二人「えええええええええええ!!!!!!!!」


ナレーション【そこで二人が目にした物とは!?】


アルファ「美味しいです?でも飽きて来ました。珍しい食事をしたいです?今度のお休みに」
ベータ「”なんちゃらのミートパイ”が有名らしいです?行ってみたいです。でも場所が分かりません?調べてみます」
ガンマ「確か23区にあります?ですがうろ覚えです。今度行ってみます?来週はお休みです」


ナレーション【”謝肉祭”である!!】


ヒース「謝肉祭の奴らじゃねぇか!!!!!!!!」
イシュ「嘘、あれ、もしかしてあの食われてるのって掃除屋ですか?」
エピ「そうだ二人とも!!!今裏路地で一番盛り上がる祭りは謝肉祭だ!!!!!!」
二人「「帰る!!!!!!!」」


○○○


【リンバス・三秒クッキング】

ファウ「皆さんこんにちは。今回は私ファウストと、こちらのイサンさんの二人でエビフライを作っていきます」
イサン「こんにちは。さほど料理をすることはあらねど、心弾みし。えんびふらいは我が好物なり。完成が待ち遠しきかな」
ファウ「それではこちらへ」
イサン「ファウスト氏?台所はこちらぞ」
ファウ「安全の為、こちらの防護グラスを付けます」スチャ
イサン「ファウスト氏……?この面妖な機械はなんぞや?」スチャ

ファウ「エビはなるべく真っ直ぐになる様に、この筒にセットします」スポッ
イサン「我、頭が混乱してきたなり。もしやこれ、”どっきり”ではあるまいな?」
ファウ「それでは、こちらのボタンを押せば完成です。イサンさんどうぞ」
イサン「もはや理解を諦めたり。天に身を任せるのもまた、一興ぞ」ポチッ


ズドンッ!!!!!!!!!!!!!(エビが射出される音)


イサン「あ”な”や”ーーーーー!!!!!!!!????????」
ファウ「こちらの機械は奥歯ボートセンターの提供です。背部に装填された火薬によりエビを高速で射出。言うなれば弾丸がエビになった銃の様な物です」
イサン「ふぁ、ファウスト氏!えび、エビが飛翔せり!!高速で!!!」
ファウ「現在、スロー再生された映像が流れているかと思いますが、そちらに映っている通り卵液・パン粉をタイミングを見計らい射出。それらの壁を通り抜ける様にすることで高速でエビフライの下準備を終えます」

イサン「あなや!?手に卵液が付着せり!不快なり!!」
ファウスト「更に超高温の炎で表面を炙る事でエビをフライします。高速で行う為、外はパリパリ、中はぷりぷりの美味しいエビフライが出来上がります。それでは早速実食してみましょう」
イサン「……我、虚無へ至れり」


ファウ「ファウストは天才なのでエビフライにはタルタルソースが合う事を知っています」
イサン「…………美味なり」
ファウ「そうでしょうとも。私は失敗致しませんので」
イサン「されど、この数分の出来事は忘れたいと願ふ」


ファウ「それでは次回、から揚げ編でお会いしましょう」
イサン「ドンラン、ドンペグ、クボ……。我は解放を望まん」


○○○


【ギリウスヴェルのすべらない話】

ヴェル「あれは確か……先月頭の事なんだが」
グレ「察した」
ヴェル「N社での撮影を終えて、カロンと次の撮影場所に向かってたんだ。時間もあるし、ついでに菩薩チキンでも食べて行くかと考えながらな」
ロージャ「K社の近くのとこでしょ?美味しいよねぇ。私も好き」
ヴェル「そしたら後ろから声を掛けられたんだ。『すみません、少しいいですか?』とな。……その時は『サインください』とか言われると思ったんだ。変装も適当だったからな、バレるのも仕方ないなと」
グレ「ああ」


ヴェル「それで『はい、なんでしょう?』と言って振り返るとな。警官がいた」
グレ「ダッハwwww」
ヴェル「それなりに刑事ドラマとかやらせて貰ってるから分かるんだが。……アレは間違いなく誘拐犯を見る目だった」
ホンル「ヴェルギリウスさん、変装すると完全に不審者ですもんね~」
ウーティス「不審者と言うよりヤクザか暗殺者だろう」
ロージャ「写真見せて貰ったけどさぁ。アレ完全に”ヤッてる”人の顔だったよ?」


ヴェル「カロンに助けを求めようにも、初めて見る警察に怯えてマトモに喋る事も出来ず……」
グレ「あの子人見知りだからなぁ」
ロージャ「私達にも最初怖がってたもんね」
ヴェル「まぁ結局少し事情聴取を受けて、身分証明書とか見せてその場は無事に終わったんだ。『勘違いしてすみません』みたいな感じでな」
ウーティス「ノリが軽いな」
ヴェル「まぁ自分でも優しい顔はしてない自覚はあるし、もし俺が警察の立場だったら声を掛けると思うから、別に気にしてはなかった」
ロージャ「ヤバイ顔してる自覚があった事に驚き」
ホンル「鏡見たことあったんですね~」


ヴェル「それで気を取り直してまた少し歩いたんだ。信号二つ分くらいかな?まぁそれくらい歩いて、そしたらまた後ろから『少しお話いいですか?』と言われた」
ロージャ「んふっwそ、それで?」
ヴェル「今度はなんだと思って振り返ったら、さっきのとは別の警官がいた」
ロージャ「アッハハハハwwwww」
ヴェル「しかもさっきのとは別の警官の癖に、俺を見る目は同じだった」
グレ「『コ、コイツ!さては誘拐犯だな!?』」
ヴェル「そうだ。ただまぁ流石にカロンも慣れたからか、違うと否定してくれてな。すぐにその時は解散した。問題は次だ」
ホンル「また職質されたんですか?」


ヴェル「ハァ、それならまだマシだ。……とにかく二回目の職質を終えて歩いていたら、急に背後からタックルされてな。そのまま前に押し倒されて、腕をこう……なんだ?ねじられた」
ウーティス「刑事ドラマの犯人確保の時みたいな感じか?」
ヴェル「そんな感じだ」
グレ「あれやられると痛いんだよな」
ロージャ「大丈夫?怪我しなかった?」
ホンル「その程度で怪我する人じゃないと思いますよ~」

ヴェル「やかましい。……まぁ動転しながら押し倒してきた男の方を見るとな。どうもツヴァイの制服を着ているようだった。何課かは分からなかったが……ソイツ、なんて言ったと思う?」
ロージャ「んっふふwwww」
ウーティス「なんて言ったんだ?」


ヴェル「……『敵対人物捕縛────ッ!!!』


一同(爆笑)

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