ライト・マイ・ギクシャク

ライト・マイ・ギクシャク

曇り

「8000キロカロリーパーンチ!!!」

「ペッパーミル・スピンキック!!!」



「ウバ⁉」

ドゴーーーーーーーン!!!!



プレシャスとブラぺの渾身の一撃で、重い打撃音がデリシャスフィールドに轟きます。



なんだかよくわからないけど最近、またウバウゾーが現れるようになったみたい。

レシピッピが捕まっちゃうとお料理が消えちゃうの。ゆいちゃん、美味しい笑顔を守るためにまた、みんなで力を合わせて頑張って!



「よし今だ!」



「いくよ!コメコメ!みんな!」

「「うん!」」

「ああ!」

「コメ!」



「コメコメの力をみんなに——」



「「「「パーティキャンドルタクト!」」」」



「 笑顔のパワー! 」

「 分け合うパワー!」

「 情熱のパワー!」

「 正義のパワー!」



「プリキュア・パーティーアーップ!」





「えぇ⁉なんで俺まで⁉」



あらあら、コメコメの新しい力でブラぺもパーティアップスタイルになれるようになったみたい。すっごく強そう!みんな、力を合わせてあと一息。頑張って!



「おいブラぺ水を差すな。いいから浄化だ!」



「いやいやいやビックリするだろ!こんないきなり!」



「ブラぺにもシェアリンエナジーしてパーティアップしたコメ!」

「ブラぺだけなかまはずれなんてかわいそうコメ!これからはみんないっしょに浄化できるコメ!」



「そんなことできるの⁉コメコメすごい!」



「えっへんコメ!」



「拓海はコレ(パーティキャンドルタクト)、ないんだね」



「え?ああ、そうみたいだな」



「...じゃあ拓海、浄化した後いっしょにコレ、ふーってしよ?」



「え"っ?」



あらあら拓海くん。ゆいちゃんのあまーいお誘いに顔を真っ赤にしちゃってかわいいわね。



((((((((パーティキャンドルタクトを吹き消した後、キスに持ち込むんだろうな(コメパムメン))))))))



(えへへ...吹き消すフリしてちゅーしちゃお♡)



皆さんご名答!



「えー?プレシャスずるい!ヤムヤムもブラぺと(ちゅー)したい!」



「私も...(キスしたい)...」



「ブラぺ、ライト・マイ・デリシャスが終わったら私のところに(キスしに)来るんだ。分かったか?」



「え...?みんな...?拓海はあたしとするの!」



「プレシャスずるい。自分が彼女だからって横暴になってない?」



「スパイシーの言う通りだよ!ヤムヤムだってしたいもん!」



「それに"抜け駆けはナシ"そう言ったのはプレシャス、他でもないキミ自身だろう?」



「お兄ちゃんの独り占め、許さないよ?」



「私も先輩と...したい!」



「ねぇ拓海ぃ...あたしだよね?」



「さあ品田ぁ...お前は誰とライト・マイ・デリシャスするんだぁ?」



「うっ...それは...」






「コメぇ...コメぇ...」



「ああもうみんなしっかりするメン!力を送ってるコメコメがしんどそうメン!」

「いいから早く浄化するパムーー!」



「パムパム、メンメン、ありがとうコメ」

「でもいいコメ、悪いのは全部コメコメコメ...」

「コメコメが後先考えずにその場の衝動で良かれと思って、勝手にブラぺをパーティーアップしたのが事の発端コメ」

「まさに因果応報コメ...コメコメはこの"罪"に対する"罰"を甘んじて受け止めるコメ...」



「パム...」

(ブラぺ..パムパムの方が先にここねのことが好きだったパム......)

「メン...」

(ブラぺ..ボクの方が先にらんちゃんのことが好きだったのに......メン)



(オレはどうすればいいんだ...?プレシャス...ゆいを選ぶ以外の選択肢はない。そんなことは分かってる。

分かってるはずなのに...芙羽、華満...菓彩...こいつらだって悲しませたくなんかねぇよ...

あぁ...オレは一体どうすればいいんだ...)



「ウ...ウバ」

「ウバウゾー!!!」



「折角ウバウゾーの体勢を崩したのに起き上がっちゃたパム!」

「もう(らんちゃん以外の)誰とでもいいから浄化するメン!」



「「「「誰でもいい事ない!!!」」」」



「品田が悩みに悩んだ挙句、漸く出した答えにこそ価値があるんだ。それが理解できないうちはメンメン、キミが口出しするべきではない。」

「私も...そういうのは良くないと思う」

「パムパムも今のはどうかと思うパム」

「メンメン?ノンデリだよ?」



「ヤムヤムまで...どうしてボクが悪いみたいになってるメン⁉」



「あまねちゃん、何言ってるの?それっぽいこと言ってまた拓海を困らせないでよ...」

「あまねちゃん...いつもそうだよね?」

「このまえもさ——」

「その前も——」

「昨日だって——」

「そもそもの話——」

「拓海も拓海だよね——」



あらあらゆいちゃん日頃の不満が大爆発!相当溜め込んでいたみたい。



「ゴメ"ェ...ゴメ"ェ...ゴメ"ェ.....」



「コメコメぇーー!......パム」

「ボクたちは無力メン...」

「...みんなボク達と会ってない間に一体何があったメン...?」



みんな!パーティーアップスタイルを維持するために、頑張って力を送り続けたコメコメのほかほかハートがもう尽きてしまいそう!

時間がないわ!さあ拓海くん、どうするの?



「ゆいぴょんいつも彼女だからって——」

「私もそう思う。あの時だってゆいが——」

「そうだぞ、ゆい。キミだって——」

「ここねちゃんだって——」

「あまねんさぁ——」

「そういうらんも——」



「ケンカはダメメン!」

「仲良くパムー!」



「...うぅ...オレは...——」





「パムパム、メンメン...今までありがとうコメ...もうコメコメはもうダメコメ...」

「3世によろしくコメ!」



「そんなこと言わないメン!」



「そうパム!パムパムとメンメンでコメコメにほかほかハートを送るパム!」

「その手があったメン!」



「パムーーーーー!」

「メーーーーーン!」



「パムパム、メンメンありがとうコメ!元気出たコメ!」

「レシピッピを助けたら、一緒においしいごはんを食べるコメ!」



「楽しみメン!」

「パム!」






結局——


「「「「「プリキュア・ライト・バイ・デリシャス!」」」」」



「オナカイッパーイ♡」


「ピピピーーー!!!」

「おかえりメン!」

「もう捕まっちゃダメパム~!」

「や...やったコメ......」




結局、全員とキッスすることになりました。


「じゃああたしからね!拓海...帽子とるよ?」

「あぁ...」

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「はわわ...すごい...すっごい......」

「大胆...」

「まったく、毎度見せつけてくれるな...」





「次はヤムヤムだよ!」

「おう」

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「ヤムヤム!プリキュアがしていい顔じゃないメン!」

「らんちゃんがっつきすぎじゃない?」

「...キミも大概だぞ?」

「キスに必死ならん...かわいい...♡」





「次は私...」

「ああ...おいで」

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「パムパムもスパイシーとキスしたいパム~!」

「ここぴー...えっち......」

「フッ...絵になるな」

「拓海...あんなふぬけた顔して...」





「最後は私だ♡覚悟しろ♡」

「まっ!?お前!?」

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「あれあまね押し倒そうとしてない?」

「ヤムヤムもそう思う。お兄ちゃん倒れまいとすっごく踏ん張ってるし」

「あまねちゃん!反則!強制しゅーりょー!!」









「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」



ゆいちゃん、キッスもいいけど...頑張ったコメコメたちもいたわってあげてね。





この後、ゆいの部屋でもう5周した。


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