モブ生徒の日記
ハモンドオルガン最近ハイランダーの窓のない高速列車にはとんでもないうわさが流れている
・とんでもない悪夢を見る
・乗る前と後で体重が変わっているような気がする
・乗る前に確認したはずなのに銃がジャムっている
などなどどれもこれも根も葉もない噂が流れているが、例の高速列車を発案したのは最近ハイランダーに入学してきた天才生徒のようでそれを妬ましく思った先輩方が評判を下げる為に流しているのだろう...だが私はそれを確かめてみたい
それに丁度旅行で乗るから厳密にはそのついでだ
扉が一つを残して閉まり、前からハイランダーの生徒が歩いてくる
「切符を確認します...はい、それでは快適な旅を」
他のハイランダーの生徒とは一線を画す雰囲気がした、恐らくあれが発案した本人だろうか
『乗客の皆様、間もなく発車いたします、しっかりとシートに座り、シートベルトを着用してください、繰り返し...』
車内アナウンスに従いベルトを締める
すこし眠くなってきた、昨日徹夜したせいだろうか...とんでもない悪夢を見るという噂を確かめるには丁度いい...
これは悪夢なのか?それとも現実で起こっていることなのか?
いつまでたっても駅につかない、今の時間を確認しても出発前と変わってない
周りの乗客も異変に気付き大騒ぎしている
これはきっと悪夢だ
そう思い再び目を閉じた
夢じゃなかった、これは紛れもない現実だ
まわりの人達に聞いてみたところ大体三日間経っているらしい
しかも何も起きておらず、まるでこの列車の乗客以外の時が止まってしまったような感覚だ
しかも生理現象も止まっている
ハイランダーはいったい何をしているんだ?
やばいことが起きた、乗客の一人が自殺した
しかし死んでいない
首から致死量の血が噴き出したはずなのに生きている
だけど痛いという感覚はあるみたいだ
死ぬような痛みを想像しただけでもゾッとする
この地獄はいつまで続くんだろうか
私は臆病者だ
みんなを見捨てて最後列まで逃げてきた
バリケードをはってほかのみんなを入れないようにした
私は最低な奴だ
扉の向こうからみんなの悲鳴が聴こえる
誰か助けて...お願い...誰かいないの...
あれからず#と扉を叩く音が聞こえる
何#が入ってこようと##る
ここに#はいないから.#.入##こないで
お#い##.入って#[これ以上は血でにじんで読めない]