モノクロの世界に色がつく

モノクロの世界に色がつく

盗賊君(過去は一般人of the一般人)

ん?俺の昔の事のビデオ?モノローグ付き?なんじゃそりゃ、まあ流してみるか

(普通に遊ぶショタ盗賊)

ふふ、こんなお茶目な頃もあったっけ

(小学校の道徳の授業中の風景)

(あー、だる 大切な人の為に頑張る?別になぁ 確かに家族に感謝はしてるけどそこまではな 綺麗事ばっかいってんな…)

(働く意味?普通に生活してける分のお金を稼いで生きる為じゃね?)

(まあ崇高な理想とか掲げなくても、ぼちぼち頑張れば良いでしょ)

あちゃー、こんなの聞かれたら主人公ではないよな まあ普通にこん時は生きる意味とかなにそれ知らねの漠然と遊んでたからな

ん、呪霊見つけてる まあこの時の俺は生存本能からか無視してるけど 呪霊が見えて術式持ってても使い方も知らなかったしな〜


あ、蝿頭が肩に乗った そんで叩いて祓ったな そうそう、これを目撃されて高専にスカウト貰ったんだっけなぁ


そんで高専入学か 早いな あれ、待って、モノローグ流れるってことは…

「やっほー!うちは桜宮礼佳!貴方が同級生ね、石川紫苑って言うんだっけ?よろしくね」

(!なに、この感情 か、可愛い…待って何考えてんの俺??!?!)

「よ、よろしく…」

やべ、これは流せないな 恥ずすぎる


そして、彼の視界はカラフルに染まっていく。


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