モネル

モネル


!!注意!!

モネの身体に溺れて逆らえないルフィというとある概念で書いたSS

モネ×ルフィ・エロ有り・女性優位・逆転無し

これらが許容できる方はどうぞ

!!注意!!




〇月×日、曇り空。

 今私はとある船に乗っている。

 元々は敵であった彼らの船に乗っているのには様々な事情があるのだけれど、その詳細に関してはここでは綴らない事とする。

 船長である彼はあの時から私を船に乗せると語っていたが、敵である私をなんて彼の仲間達が反発するだろうと思っていたし、事実彼の同盟相手から猛反対されていた。

 ところが驚くべきことに彼の仲間達は船長の提案を受け入れていた。

 もちろんあっさりと言いなりになったのではなく、各々真剣に考え彼に問いただしたりなんだりと話し合ったうえで。

 なんでも、敵対したものが仲間にというのはよくある事なのだという。ほんとう、不思議というか型破りというか、面白い人達だわ。

 最後まで反対していた同盟相手の彼も最終的に折れていた。ふふ、大変な相手と同盟を組んだものね。

 話は逸れたけれど、こうして私は彼らの船で次なる目的地、私の――


 ここまで日誌に書いたところで部屋のドアが控え目にノックされる。

「ふふ、入ってきていいわよ」

 乗船自体は受け入れられたが、私の立場が立場なので一応ということで鍵付きのここが私の部屋としてあてがわれた。

 施錠自体は中からもできるが、開けるには専用の鍵が必要でそれを持っているのはただ一人。この船の船長。

 彼であればこちらの返答を待たずに入って来てもいいのだが、毎回律儀にこちらの反応を待っている。かわいいわ。

「……お、おう。はいる、ぞ……」

 普段の彼からは想像がつかないほど静かに、丁寧に開け閉めをして部屋の中に入ってくる。この部屋にいるのを誰にも知られないというように。

 その表情は何かを堪えてるかのように眉間に皺をよせ、体調も悪いのか顔が赤い。

「なァに、船長さん? 次の食事の時間にはまだはやいんじゃないかしら?」

 彼がこの部屋に来た目的はわかっているが、あえてそう質問する。

「う……」

「う?」

「いや、そのよ」

「なあに?」

「んぐぐ……」

 もう何度も何度もこの部屋に訪れては、最終的にはっきりと口にしてるのに毎回こうなのは彼なりに恥ずかしいのか、男のプライドか、はたまた仲間への罪悪感か。

 もはや恒例となったこのやりとりの最後の一押しは、私が彼をじィっと見つめること。

 眼の下に傷がある、実年齢よりも少し幼く見える顔。大きな火傷痕を抱える胸。小柄で細い体から想像できないほど逞しい腹筋。これまた細いながらもしっかりと筋肉を備えた脚。そして、彼の、男の象徴であるソレ。

 舐めまわすように彼の全身をくまなく見てあげると、根を上げるようにやっと"お願い"をしてくるのだ。

「……その、よ! あれ、アレを、もっかいやってほしィんだ」

「うふふ、いいわよ。ほら」

「う、あ……」

 ようやく素直になった彼を誉めるように抱きし、脱力していく彼の耳元で囁く。

「ホラ……もう辺りは深い雪……」

 あの時と同じ言葉。状況を再現するためにカマクラもすでに創り出している。違うのは、この後の言葉。

「たまらなく眠いわよね……でも、冷たさに体力を奪われたまま寝るのは危ないわよ?」

「気持ちよくて……暖かいコト、しましょう?」

「う、あ……」

 寒さで力が入らない彼は床にへたり込み仰向けに倒れる。

 倒すことが目的ではないので冷やすのは最低限にしているが、羽で包むだけではなく全身を擦り合わせるように密着すると、彼の体温がますます下がっていくのを感じる。

「んっ……ふふっ」

 私の下腹部に感じる、熱と硬さをもったソレを除いて。

「相変わらずね……こうしただけでそんなになるなんて、癖になっちゃったかしら?」

「……」

 朦朧とした意識の彼からは返事はないが、私の言葉にソレが跳ねる感触が伝わってくる。

「それじゃあ、いれるわよ。……んっ、んんっ」

 癖になったのかと彼に言ったけれど、それは私にも言えることかもしれない。

 彼が部屋に来て今日もスルのだとわかった時から疼いていたし、いつものやり取りをする間も興奮していた。前戯をしなくてもすんなりと受け入れられるほどに。

「んァ……あつう、い……。それに、かたさ、も」

「うあ、あっ、あ~……」

 私が与える快楽を刻み込むようにゆっくりと腰を沈めていく。

 亀頭が飲み込まれ、カリ首を咥えこみ、竿を包み込み。時折腰を捻って擦るように刺激する。

 それだけで彼の腰が跳ね突いてくる。

「ふふ。まだだめよ……まだ、ね?」

 まだ自力で動けないはずだけど、雄の本能なのかこちらの膣を奥まで抉ろうと動くその腰を抑える。

「ん、ふ……ゥ、あっ、はあ~……」

「うっ、ぐうゥ」

 そうしてじっくりと時間をかけた挿入も、根本まで飲み込んだことで終わりを迎える。

 よほど気持ちいいのか私の中に納まったソレが小さく脈打つのがわかる。

「んふふ、貴方のって体格の割には大きいわよね。ほら、私のここまで入っちゃってるもの」

 羽先でソレの先端が来ているであろう場所を指し示す。

 体の相性がいいというのはこういうことなのだろうと実感するくらい、形も大きさも硬さも何もかもが合致していてとても気持ちいい。

 その相手が彼だったのはなんとも皮肉な運命だとは思うが、今こうしていられるのでまあ悪くはないかな。

「ほら、そろそろ動いてあげ、えっ? あ、あっん……」

 胡乱な目でこちらを見つめる彼にこれ以上お預けするのも忍びないし、何より私ももっと気持ちよくなりたい。

 そう思った矢先に胎内に感じるのはより強い脈動と、熱い塊が連続で発射される感覚。

「んっ、ふ、う……熱っ、んんっ! あっ」

「うァ゛ー……」

 体の相性がいい。さっき私が独白したそれはつまり、彼にとっても私の身体は最高だということ。だと思う。本人から直接聞いたわけではないけれど、今のこの状況を考えればそうだとしか思えない。

 私の身体でこれだけ興奮して気持ちよくなっていることに優越感が湧いてくるが、同時に物足りなさも感じる。なにせまだ動いていないのに出されてしまったのだ。

「もお。いくらなんでも、ちょっと早すぎないかしら?」

「ゔ……悪ィ……きもち、よすぎて……」

「んもうっ、馬鹿ね。……許して、あげない」

「ゔっ、おァ!? あ、ちょ、タンマっ!」

「ダァ~メ。これは、お仕置きなんだから」

 勢いが衰えてきたとはいえ、まだ続いてる射精に構うことなく腰を動かす。

 射精中や射精直後は敏感すぎると言っていたので、これはだいぶ刺激が強いはず。その証拠に慌てたように待ったをかけてくるが、聞いてあげない。

「ほら、ほら、ほらァ。今っ、だしてるっ、ならっ、すぐにっ、でないっ、でしょっ?」

「ゔァっ、やめ、つよ、つよすぎっ、い゛っ、あ゛ァ~~」

「ねえっ、わたしのっ、なかっ、きもち、いいっ?」

「よす、よすぎっる、うあァ!? とま、とめっ、~~~~!?」

 私より年下で小柄で、でも私なんかじゃ到底敵わないくらい強い男の子。

 そんな彼が私に飲み込まれ、弾むように上下する腰を打ち付けられて喘いでいる。

 可愛い。嬉しい。もっと快楽を。……もっと喘がせて、虐めてあげたい。

 綯い交ぜになった感情と、それらを上回る快楽と興奮の導くままに腰を振り、膣を締め上げ彼を味わう。

 いつの間にやら射精は止まっていたが、彼のモノは硬度を保っている。

「いつっ、もっ、すごいっ、わよっ、ねェっ」

 数回出しただけでは全く衰えず連続でできるのは、コッチの方も若くして才能があるという事だろうか。

 とはいえ、こういうことを舌のは私が初めてらしく経験不足は否めない。だって、ほら。

「も゛、止まって゛っくれっ」

「いやっ、よっ、わたっしっ、まだ、イってっ、ないっものっ」

「だっ、あ゛、で、でる゛っから、やめェ~~~~!?」

 もう射精しそうになってるもの。本音を言えばもうちょっと、そう、できれば私がイクまでは粘ってほしい気持ちもあるけれど、必死に射精を耐えて止まってくれと懇願する彼を見てると……ねえ?

「いいっ、わよっ。だしっちゃっいな、さいっ」

「っふ、う……ゔあァ……ダメ、だ、あっ」

 最初に出された精液、彼から漏れ出てるであろうカウパー、私の中から溢れる愛液。それらが混ざり合いぐちゃぐちゃのドロドロになった液体が、腰の動きに合わせて卑猥な音を響かせる。

「ふっ、ふっゔゥー、あ゛っ、ィッ、ぎっゥ」

 歯を食いしばり体を硬直させ必死に射精を堪えてる彼にとどめを刺すべく顔を近づける。

「ねっ、きもちっ、いいっ、でしょっ? わたしもっ、いいンっ……の」

「!?」

「だかっ、らっ、ほらァっ、おもいっ、きりっ、だしてっ、だしっ、てっ」

「ゔゔァっ、まっ、だっだめっ、だっア゛ァ」

 まだ堕ちない。だから、耳元へ口をくっつけて、囁く。

「私の奥に、一番奥に出していいよ。ルフィ」

 今回の逢瀬の中であえて言わなかった彼の名前と共に。そして、より深いところに彼を迎え入れる。

「~~!? う、あ゛っ、っか、んぎ、ィ~~~~!?」

 その瞬間、決壊したかのように大量の精が解き放たれた。

 我慢して我慢して我慢して。その果ての射精は二回目なのに、最初の比ではないくらい力強く大量に私の中を熱で満たしていく。

「んっ、んふっ。勢い、すごォい……あっ、はあ、あ~~……」

「は、あ゛がっ、う……おっあ……」

 胎の奥からじんわりと広がるその心地よさを堪能している私の下では、射精による快感があまりにも強烈なのか、もはや人の言葉を紡げないルフィが悶えていた。

 悶えながらも体を仰け反らせて腰を突き上げてくるのは、より奥に出すという本能か、もっと気持ちよくなりたいというルフィの無意識の行動か。

 どちらにせよ、私がヤる事は変わらない。

「んっ、まだ、でるでしょう?」

 膣に力を込め、根元を締め付ける。

「ゔあ、しまっ」

「ほらほら、残ってるのも、全部。ぜェんぶ、ね?」

「ま゛っ、うごっ、なっ」

 締め付けはそのままに、根元から搾り上げるように腰を浮かせていく。

「ダメよ。最後までしない……とっ!」

「っ、う、ぐ、っあ゛ア゛っ」

 亀頭だけ残るギリギリまで引き抜き、一瞬だけ止めた後……一気に打ち下ろす。

 ルフィがその快楽で大きく喘ぐと、一際大きな塊が私の中へと放出される。

「ほら、ね? まだまだ出せるじゃない」

「ま゛っへ、やすっま゛ア゛っ!?」

「ほらほら。私のこともちゃんとイカせてくれないと……」

「イ゛ぎっ、う、あっ……する゛、ぢゃんどっ、スるっ、がら゛やすまへっ」

「う・そ・つ・き。これを望んでいるのは貴方じゃない?」

「うゥ゛あ゛、だっ、アあ゛~~」

 毎回こうなるのだから、本当に嫌なら私の部屋に一人で来ておねだりしなければいいだけ。

 私だって嫌がる相手とはしたくないし、私自身も嫌なら相手なんかしないわ。

 だから、貴方が悪いのよ。

 私の身体に溺れた貴方が。私をここまで虜にした貴方自身が。

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