ミチカケル/二日目

ミチカケル/二日目


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二日目。

 昨日は色々と新鮮なプレイをして、その後の会話で笑い合って寝た。

 いつものように抱き合って眠るという事は無く、プレイの一環で昨日みたいに互いに愛撫する時以外では性的なことを連想させる接触はあえてしない、という事らしい。

 昼間は普通に近所を散策したり、アスレチックで遊べる場所で運動したり勝負したりした。

 普段は何かにつけて忙しい時の方が多いから、次の日もその次の日の日程も気にせずにのびのびルフィと過ごせるというのはめったにできない事なので、これまた新鮮な気持ちで遊び倒した。

 快感を認識できない私はともかく、ルフィは昨日まったく発散できてないはずだからアスレチックで少しでも解消できてればいいのだけれど。ルフィがやってみたいプレイの最中という縛りがなければ今夜にでも私の身体を使ってもらうのに。

 部屋に戻って、お風呂に入って、ご飯を食べて。

 そうしてまた昨日みたいにお互い触り合う。こうして優しく触れ合うのは確かにとても気分が良いものだけれど、正直言うと物足りなさもある。

 ルフィに奉仕したい。気持ちよくさせたい。ルフィの快感の証である精液を搾り取りたいし、私の中を満たしてほしい。

 我慢できなくなってルフィのを触ろうとするも、今日は動かす前に腕を封じられ、耳元でダメだ、我慢するんだぞ。ウタ。なんて囁かれたら振りほどけない。

 ルフィの意地悪……ズルイよ……と彼を責めるも、ウタが負け惜しみなんて珍しいなぁなんて受け流されてしまう。

 うう、私だけこらえ性がないみたいでちょっと悔しい。なんでルフィは我慢できてるの……? やっぱり、私とはシタくないんじゃ……? と不安が首をもたげた瞬間唇を塞がれた。

 口を離し、口内の感触と音に集中してみてくれと告げられた後、今度は深く長くキスが続く。

 私の不安を感じ取ったかのようなタイミング。人の感情に敏感なルフィならあり得ることだけど、さすがにどういう内容の不安なのかはわからないはず……心を読む超能力者ではないのだから。

 言われた通り口の中の感触とそれが起こす音だけに集中する。

 これまでのキスで十分に湿っているルフィと私の唇が触れて押し合う。

 ルフィの舌が私の唇を割って侵入してくるので私も舌で応戦する。

 ヌルヌルともニュルニュルとも違う、あえて表現するならヌュルヌュル? といった感触と、柔らかで濡れた粘液が絡まり離れ、再び接触する音が口内から脳にダイレクトに響いてくる。

 集中するために目を閉じているから、見えないはずの、ルフィに貪られる自分の口内が想像できてしまう。

 これまでの体験でお互いディープキス中に息継ぎするのはうまくなっていたので息苦しくなったりはしない。しないはずのに、まるで息切れしてるかのように動悸がする。

 普段やらないプレイで緊張しているせいだろうか……?

 キスが終わってから気づいたけれど、私が意識を集中しやすいように体を触るのは控えてくれていたみたい。全く気が付かなかった。むうう……集中してといわれてそうしたのは確かだけど、本当にそれ以外に意識がいかなくなるなんて。ルフィめ、いつのまにこんなテクを……。

 お返しとばかりに搾り取ってあげたいが、ルフィが提示したプレイの条件としてそれは禁止されてるし、初日にルフィのやりたいことに付き合うと言ったのを今さら撤廃するなんてできないし……。

 もやもやした気持ちは残るものの、している最中はなんだかんだ夢中になってるのも事実だしなあ……。

 こうして二日目も終わり、時間も時間なので就寝する。私は快楽を感じないので気にはならないけれど、ルフィは本当に出さなくて大丈夫なのかなぁ……?

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