マスクト×リバティ

マスクト×リバティ

筆が乗りました



「急にどうしたんですか?マスクトディーヴァさん」


マスクトディーヴァは、リバティアイランドのことを押し倒した。


眼前のリバティアイランドは、驚きこそすれど特に気にする風もなく、こちらを見つめている。


マスクトディーヴァは、リバティアイランドに並々ならぬ想いを抱いていた。


トライアルであるローズSを勝利し臨んだ秋華賞。

リバティアイランドの横綱相撲、どれだけ着差が広がるのか、そんなことばかり叫ばれていたそのレースで、マスクトディーヴァは、想像以上のパフォーマンスを叩き出し、世間からの注目を集めることとなった。


あのリバティアイランドを追い詰めた。

そのことを持て囃されるのは、嬉しくもあり、悔しくもある。


だが、そのことはリバティアイランドには一切見えていなかった。


だからリバティは私に敬語で接してくる。

クラスメイト、あるいは同期の一人としてしか見ていない。


そのことが、たまらなく悔しくて悲しかった。


「なんなんですか?用ないならどいてほしいんですけど」


「……あるからこうしています」


穢れのない目で見つめてくるリバティが、狂おしいほど憎たらしくて、愛らしくて。


そのまま彼女に顔を近づけ、キスをした。

姉に借りた、少し過激な少女漫画の真似をして、この時間が単調でつまらないものにならないようにと努力する。


自分より大柄な彼女を押さえるのは少し大変であったが、キスをしながら全身を愛撫していると、次第に反応が弱々しくなっていく。


唇についた、どちらのものか分からない唾液を舐め取り、唇を離した。


「どうですかリバティさん、少しは私のこと意識してくれましたか?」


意識が朦朧としているのか、リバティはふるふると首を横に振る。


ここまでしても、なお彼女に私を刻むことはできないらしい。


ならば、実力行使に出るまでだ。


彼女のすべすべした太腿に手を添える。

その瞬間、リバティの体がビクッと跳ねた。


「へえ、ここ、弱いんですか?」


「〜〜〜〜ッ、違う……」


リバティは反論するが、その声に威厳など微塵もない。


触れる指の数を増やし、優しく柔く、彼女の肌を傷つけないように太腿をなぞっていく。


そのままソックスの上端に手をかけて、ゆっくりとゆっくりと下ろしていった。


露出した足というものは、なぜか人を刺激する。

それはマスクトディーヴァも例外ではない。


「ふふっ、リバティさんとても可愛いですよ……♡♡」


「〜〜〜〜ッ、見ないで、ください……」


私はいつまで平常心を保っていられるでしょうか。


「大丈夫です、優しくしますから……♡♡」


「だから、私のこと、ちゃーんと、覚えてくださいね……♡♡」




Report Page