マスクト×リバティ
筆が乗りましたワ
ン
ク
ッ
シ
ョ
ン
♡
「急にどうしたんですか?マスクトディーヴァさん」
マスクトディーヴァは、リバティアイランドのことを押し倒した。
眼前のリバティアイランドは、驚きこそすれど特に気にする風もなく、こちらを見つめている。
マスクトディーヴァは、リバティアイランドに並々ならぬ想いを抱いていた。
トライアルであるローズSを勝利し臨んだ秋華賞。
リバティアイランドの横綱相撲、どれだけ着差が広がるのか、そんなことばかり叫ばれていたそのレースで、マスクトディーヴァは、想像以上のパフォーマンスを叩き出し、世間からの注目を集めることとなった。
あのリバティアイランドを追い詰めた。
そのことを持て囃されるのは、嬉しくもあり、悔しくもある。
だが、そのことはリバティアイランドには一切見えていなかった。
だからリバティは私に敬語で接してくる。
クラスメイト、あるいは同期の一人としてしか見ていない。
そのことが、たまらなく悔しくて悲しかった。
「なんなんですか?用ないならどいてほしいんですけど」
「……あるからこうしています」
穢れのない目で見つめてくるリバティが、狂おしいほど憎たらしくて、愛らしくて。
そのまま彼女に顔を近づけ、キスをした。
姉に借りた、少し過激な少女漫画の真似をして、この時間が単調でつまらないものにならないようにと努力する。
自分より大柄な彼女を押さえるのは少し大変であったが、キスをしながら全身を愛撫していると、次第に反応が弱々しくなっていく。
唇についた、どちらのものか分からない唾液を舐め取り、唇を離した。
「どうですかリバティさん、少しは私のこと意識してくれましたか?」
意識が朦朧としているのか、リバティはふるふると首を横に振る。
ここまでしても、なお彼女に私を刻むことはできないらしい。
ならば、実力行使に出るまでだ。
彼女のすべすべした太腿に手を添える。
その瞬間、リバティの体がビクッと跳ねた。
「へえ、ここ、弱いんですか?」
「〜〜〜〜ッ、違う……」
リバティは反論するが、その声に威厳など微塵もない。
触れる指の数を増やし、優しく柔く、彼女の肌を傷つけないように太腿をなぞっていく。
そのままソックスの上端に手をかけて、ゆっくりとゆっくりと下ろしていった。
露出した足というものは、なぜか人を刺激する。
それはマスクトディーヴァも例外ではない。
「ふふっ、リバティさんとても可愛いですよ……♡♡」
「〜〜〜〜ッ、見ないで、ください……」
私はいつまで平常心を保っていられるでしょうか。
「大丈夫です、優しくしますから……♡♡」
「だから、私のこと、ちゃーんと、覚えてくださいね……♡♡」