マイラ 路地裏にて
少し歩けば人々が行き交う魔法都市。その路地裏へとマイラを連れて来たアルマはここでしたいと囁いた。
まさかこんな場所でするとは流石に思っていなかったのだろう。マイラは恥ずかしそうに俯きつつ、顔を赤くしている。
しかしアルマが抱き寄せれば後はもう大人しかった。
「わかった……んくっ」
マイラにハンカチを見せると彼女は意図を察したらしい。声を出さないようハンカチを咥えるのを確認し、アルマは彼女の褐色の肌を暴いていく。
踊り子として引き締まった身体はとても靭やかで、同時にとても柔らかい。大きな乳房を揉みしだけば彼女は小さく身震いしたが、それすら興奮に繋がっていく。
「んんぅっ……♡」
下半身に手を忍ばせれば既に秘部は濡れていた。どうやらマイラもまた期待していたのだろう。可愛らしい彼女にすっかり酔いしれるアルマは愚息を取り出すと、躊躇いもなく一息に沈めていく。
「んっ、くぅっ……ぁっ♡」
ハンカチを噛みしめる彼女の口から微かな喘ぎ声が聞こえてアルマはより一層興奮した。そのまま正面から向かい合ったまま、腰を打ち付けていく。
少し歩けば戻れるはずの喧騒がやけに遠く感じつつも、それがとても近くにある背徳感にアルマは酔いしれている。
(アルマが、すごいこうふんしてる……)
マイラはリリムやアリサに比べればナナセに近い初さがある。そんな彼女にとって、外での行為はとても恥ずかしいだろう。
本当なら嫌だと言っていたかもしれない。少なくとも昔のマイラなら嫌がって逃げ出していたはずだ。
(アルマだからだよ……)
彼が求めるならそれに応えてあげたくなる。恥ずかしくても、耐えられる。
そうやってハンカチで抑えたおかげで漏れない本音を抱きながら、アルマとマイラは甘い時間を路地裏で過ごすのだった。