ボーダープレゼント大交換会②

ボーダープレゼント大交換会②



紀坂「えっと、私はサウナの無料券をもらいました。その、天道くんから」

金城「あ〜駿丞っぽいね」

秋鹿「すごく駿丞っぽいな」

紀坂「サウナとか、行ったことないから……。期限内にちゃんと使えるかな……って……心配です……」

沖田「これ複数人で使えるみたいなんで、よかったら今度隊のみんなで行きませんか? 凛花さんは心配事が消えてハッピー、あたしたちはみんなでサウナに行けてラッキー! ウィンウィンですよ!」

雪村「あっ……そ、それだと……その、久木くんだけ、一人でサウナってことに……なるんじゃないかな……?」

沖田「まあ、それは仕方ないじゃん? 一人寂しく男湯レッツゴーってことで!」

久木「ちょっと、さすがにひどくない?」

沖田「そうだ、プレゼントでしたよね。あたしは松海ちゃんから魔法の杖をもらったよ! めっちゃ可愛いし、こういうのテンション上がるよね〜!」

緋川「へえ、しっかりした作りじゃない。これオーダーメイドで結構高かったりして」

沖田「ちょっと怖いこと言わないでよ、気軽に素振りできなくなるじゃん」

久木「あはは! 魔法の杖を剣道の素振りに使う人初めて見たかも! 僕は一ノ瀬さんからハンドクリームをもらったよ。ちょっと使ってみる?」

水端「わっ、お花の良い香りだね。一ノ瀬さんの妹さん……愛(あい)さんが選んだのかな? 愛(あい)さんって、こういうセンスまでバッチリあって、すごいよね」

岡崎妹「ふふっ、私と同じ名前だから、なんか変な感じです」

久木「雪村は? そのクナイみたいなやつ、誰からもらったの?」

雪村「あっ……えっと……な、南雲さん、から……っうひゃあ!?」

秋鹿「格好いいな、これ。少し貸してくれないか? 構えてみたい」

雪村「あっあっえっと、えっと……!」

二階堂「申し訳ありませんが、雪村さんが怯えてしまっているので、またの機会にお願いいたします」

秋鹿「そうか、すまない。怖がらせるつもりはなかった」

雪村「あっあっいえ、その……」

二階堂「秋鹿さん? 二度は言いませんよ? ……それで、交換でいただいたプレゼントでしたね。私は鷲尾さんから、こちらのハンカチをいただきました」

金城「うわ〜辰則っぽくないね」

秋鹿「本当だ、辰則っぽくないな」

岡崎妹「きっとお姉ちゃんや紬ちゃんと一緒に選んだんじゃないかな? この前三人でお出かけしてましたし」

二階堂「男女問わず使いやすいデザインで、受け取る側の気持ちを考えながら、丁寧に選んでくださったことが伺えます。ふふ、とても素敵な物をいただいてしまいましたね」

水端「これで紀坂隊の紹介もひと段落ついたかな?」

緋川「そうね、協力感謝するわ。メリークリスマス!」

紀坂「あっ、はい。ありがとうございました。水端隊のみなさんも、メリークリスマス、です」



岡崎妹「徹心くん見て! じゃじゃーん! 私のプレゼント、徹心くんのヘアブラシだよ! 本当にありがとう、大事に使うね!」

八葉「あっマジだ! あいあいが喜んでくれたみたいで、てっくんもサイコーにハッピー! オレはそうかっちからデコゾンビストラップをもらったよ〜。ゾンビがなんかこう、ゴテゴテっとデコってあって、サイコーにユニークでウルトラキュート!」

緋川「ちょっとグロいわね……」

放出「な、ええよなあれ。僕も欲しいわ」

緋川「げっ、クリスマスプレゼントによりにもよってにがり選びやがった放出じゃん」

放出「ああ、僕からのプレゼント、アキラに当たってんや。……あれ、君この前まで僕のこと呼び捨てにしてへんかったよな?」

冴木「俺が当てたのは、長門ちゃんからの小説。あんま小説とか読んだことねえから詳しくは知らないけど、本屋で見たことある表紙のやつ」

八葉「あっ、それてっくん読んだことあるよ! め〜〜〜っちゃ面白いからマジおすすめ!」

冴木「マジ? 八葉が言うなら間違いねえじゃん」

岡崎妹「私も読んだことあるよ! ほんと、読む時は絶対ハンカチかティッシュ必須だから、気をつけてね!」

冴木「え〜俺本読んで泣いたこととかないんだよね。でも愛ちゃんが言うなら面白いのは確実なんだろうな〜。帰ったら早速読んでみるよ」

岡崎妹「ぜひぜひ!」

水端「それ、私が選んだプレゼントだ。狼谷さんが当てたんだね、早速使ってくれて嬉しいな。着心地はどう?」

狼谷「悪くねえよ、気に入った。それに今日は上着を部屋に置いて来ちまってたから助かったぜ。でもファスナーの位置見てびびったよ、これレディースなんだな。俺でも着れるくらいデカいのは初めて見たわ」

水端「ふふ、実は去年MVの撮影で使った衣装なんだよ。作りがしっかりしているし、デザインも中性的で、すごく大きいサイズの物でね。小柄な人ならゆるっとオーバーに、背の高い人なら普通に使えるから、プレゼントにピッタリかなって思ったんだ。私もお気に入りの衣装だったから、気に入ってもらえて嬉し……あれ、なんで脱ぐの?」

狼谷「着れる訳ねーだろそんなレア物!! あっぶねー、このまま部屋の外に出たら秒でファンからの追い剥ぎに遭うとこだった……!!」

水端「そんな大袈裟な」

金城「それが大袈裟じゃないんだよな〜」

放出「次は僕やんな? 僕は紀坂からの洋梨のケーキやで。見たことない店のやつやけど、むっっっちゃ美味いわこれ。別に甘党って訳やないねんけど、これは食べる手が止まれへん」

緋川「へ〜え、良い物食べてんのね? このにがりをかければもっと美味しくなるんじゃない?」

秋鹿「アキラ、にがりは調味料ではなくて、豆腐を固めるために使われる添加物だ。ケーキにかけるのはおすすめしない」

放出「えっそうなん? 僕にがり大好きやし、今まで普通に食べとったんやけど」

緋川「お前味覚までイカれてんのかよ」

八葉「それでそれで、あやあやはかみやんからのちょっとお高めハンドソープが当たったんだよね?」

横幕「あ、うん。保湿力が高くて、良い匂いで、今の季節にピッタリなんですけど、その。失礼かもしれないんですけど、狼谷さんにしてはすごく無難で、開けた時、ちょっとびっくりしました」

狼谷「あはは、なんだそれ。性別も学年も全部ランダムなんだから、誰に当たってもいいようにって考えたら消耗品くらいしか思いつかなかっただけだっての。逆に何が入ってると思ったんだよ?」

横幕「えっと……からあげの粉の詰め合わせ、とか、ランク戦100回券とか、あっ、あとは百科事典みたいに分厚いランク戦の資料集とか、ですかね!」

狼谷「アヤは俺のこと何だと思ってんだ???」

水端「八葉隊もこれで終わりかな?」

金城「そうだね〜。みんな、協力してくれてありがと〜。めり〜くりすます〜」

八葉「メリクリ〜! 全部の隊を回るの大変だと思うけど、頑張ってね〜! ファイトー!」

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