ボックスミミック
「満足であった!」
少年たちと部屋を後にし、気分を高めたままダンジョンの中を巡り歩くネロ。
その好調子のまま、とあるものを見つける。
「おお!これはよい造形の箱では無いか!どれどれ」
今までの罠を忘れたと言わんばかりに、警戒心皆無で宝箱を持ち上げる。すると、宝箱はひとりでに開き、大きな口となる。
「な!これは余の!こんなところにあったか!すぐさま返してもらおう!」
「くっ!離せ!」
セイバーの霊器では丸腰で勝負ができる訳もなく、ミミックの長い舌で体を巻取られる。
そのままズルズルと引きずるように、自分の口の中へ連れていく。
「…中は思ったより広いが…内側からは開けられぬのか?」
中で暴れるが、ビクともせずにただ1人で暴れているだけである。ミミックがそのままそれを見逃すわけはなかった。
「なっ!い、いい加減にせぬか!」
全身に巻き付き、その長く太い舌でネロの体を舐める。ただ舐められるのでなく、一気に舐められるのは少し感覚が違った。
「ンンっ♡や、やめろと言っておるだッイイッ♡」
顔も、胸も、腹も、全てがミミックの体内で舐められる。暗い中、いつ舐めらるのか分からぬことは少し快感を導いていく。
「フゥーフゥー♡♡あ、頭が♡」
いつの間にか、降りていた服も敏感になるほど刺激される。
「で、出られたはいいが…体が…!変に熱く…」