ペイル寮 生徒フ ██・オ███ルの手帳

 ペイル寮 生徒フ ██・オ███ルの手帳


私はフェルシー・ロロに憧れている

あなたに成りたいのは憧れ

抑えられないのは情動

なりたくてなりたくてなりたいでもなれない

話しても理解されない

愛情じゃなく信仰だから

告解室でも解消されない

応えも救いもない

顔も髪も目も変えた

声と背は低くならない

削った

駄目でした

あなたにそっくりな肉体つくった

入ればあなたになれる

駄目でした

私は私を許せなかった

あなたになれないし近づけない

もうあなたが私を産むしか術は無い

あなたの肉に包まれ体液を浴びて生まれる

私はあなたにより近付ける

私があなたを産んでもいい

もう準備は出来てる

あとはあなたが頷くだけ

ごめんね でも愛してる










最後に

ここまで読んでくれてありがとう

フェルシー・ロロ

急だけど私あなたに謝らないと

あなたがコレ拾ってからずっと見てた

置いといたら拾ってここまで読んでくれると思ったから

コレを見てあなたはどんな顔をするだろう

怖いかな

それとも何も思わないのかな

とにかく私の網膜と魂に焼き付けたい

あなたの喜ぶ姿も怯える姿もその全てを

だから私の存在を認めて

私の言葉に頷いて身を任せて

それだけでいい

どうか泣かないで むしろ笑って

あの日逃げ遅れた私をあなたがディランザが救ってくれた

あなたが私を変えた

あなたが今の私を産んだ


どうかお願いです

私達の為にもう一度産んで下さい

私という存在を


ポ工__む   帳  復元中……

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「 わ、私と友達になってください!」

それを言う資格は私には無い。

きっとそう。

そうに決まってる。

だから

これでよかったんだ。


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