【閲覧注意】ベッドヤクザ×よわよわ初夜後SS
✕ベッドヤクザ ○よく懐いた犬系ポケモン
このペパーはエグい攻めをしてても本人視点だとあんま変なことしてないんだけどな…って叙述トリックかましてくるタイプ
「ぅあ……ぁ……」
オレの部屋、オレのベッドの上で、あられもない姿のままびくんびくんと痙攣しているのは親友にして恋人のアオイ。ついでに言うなら、こんなにしたのもオレ。
しどけなく開かれた両脚の間からはさっきまでしっかり繋がっていた場所が名残惜しげに涎を垂らしているのが見える。
三つ目にしてようやく結び方に少しだけ慣れてきたゴムをゴミ箱に放り投げて、オレはムムムと考えた。
女の子って、こんなに感じやすくていいんだろうか。
アオイはまだお互い拙いはずの舌を絡めたキスの時点でくたくたになり、どこを触っても甘い声をあげ、ナカを直接指でほぐそうとしたときにはもう必要ないんじゃないかと思うくらいトロットロになっていた。
それでもなんとか丁寧に指で探っている間に、片手では数え切れないくらいの回数ナカが締まってアオイがイッたらしいのを教えてくれた。
初めて……その、セックスをする女性は痛いものらしい、ということくらいは知っている。
いろいろと調べてみたところ、事前にサイズを測ってみたオレのデカさだとそもそも入らなくて下手すると何度も激痛と共にやり直すことになるなんて話もあった。
だから準備するゴムもゼリー付きにして(合うサイズのものはなかなかなくて苦労した)、他にも工夫を凝らそうと思っていたんだけど……そんな調子で、あまりにもすんなり入ってしまった。
侵入するときの多少の抵抗感はあっても、その時点でもうだいぶぐずぐずになっていたアオイの心底満たされるような嬌声に意識を取られる余裕があったくらいだ。
それでいてナカに入るとおいしそうにきゅうきゅう吸い付いてくるものだから、すげー気持ちよかった。
「……ま、いいか」
回想しているだけでまた勃ちそうだと一旦思考を打ち切る。
痛がらせるのが一番イヤだったから、オレもアオイもしっかり気持ちよくなれた分にはいいだろう。
「……アオイ?」
「ぁう……」
まだ息が上がったままのアオイに声をかけてみる。ほとんど返事とも言えない返事ではあったが、ちゃんと起きてはいるようだ。
広げっぱなしの足を閉じてやろうとその太腿に触れたところで、その足が掠れたあえぎ声と共にびくりと跳ねた。
「あ、んっ……」
「!」
思わぬ反応に思わず手を離し、それから確かめるようにすり、と脇腹に手を這わせる。
「ひゃっ!?あっ……!」
悶える姿に、自分の唇が弧を描くのがわかった。オレって意外といたずらっ子ちゃんだったのかな。
触れば触っただけ可愛く鳴きながら跳ねるのが面白くて、気がつけば体じゅうを撫で回していた。
たまらなくなってその細い肩を甘噛みしたところで、ぴん、とアオイの全身がこわばり、力尽きたように弛緩する。
(すげー、これイッた……よな)
えも言われぬ興奮と充足感に身震いするうちに、その刺激でアオイがようやく忘我の境地から戻ってきたらしい。
毛布を引き寄せて己の体を隠しながらキッと目つきを鋭くする。
「ペパ、ぁー……」
あ、怒られっかな、と身構えたところで、掠れた声がゆっくりと言葉を紡いだ。
「つぎ、は……まけない……」
「え?」
言われた意味がわからなくて、頭の中で何度か繰り返す。
次は、負けない。
「負けない」。何に?今やっていることと勝ち負けに何か関係あるか?あ、アオイがイキまくってることが負けなのか。オレも結構出したけど回数的なことかな。怒ってたんじゃなくて気合い入れてたらしい。良かった。
じゃあ、「次は」とは?そっか、次か。思えばずいぶん勝手なことばかりしたのに、また次を考えてくれている。
意味を咀嚼するごとになんだか嬉しくなって、オレはアオイにじゃれつくように覆いかぶさった。
「次もいいけどさ。今!リベンジを受ける!ってのはどうよ!」
「え……いま、は」
闘志を纏っていた双眸が面食らったように揺れる。
「遠慮すんなって」
オレがヤりてえんだ、と囁いて頬を撫でると、その瞳がとろりと蕩け、オレの手にそっとアオイの手が添えられた。
用意したゴムは一箱六枚入り。残りは三枚か。
次からは……ゼリーはいいか。その代わりもう少したくさん買っておこう。
楽しもうぜ、まだまだ夜は長いんだから。