ベク3
ベックマン×ギャルディーノ
140字SS
、
、
、
、
、
、
【それ以上は許さない】モブ船員
副船長にオンナが出来た。しかも商売女じゃない本気の相手が。
島々で女に手を出していたあの人も恋をするらしい。
「どんな女なんですか?」
好奇心が抑えきれず聞いてみれば快く聞かせてくれた。出会いに好きな所、でも。
「その女、床の様子は…ぁ」
「それ以上は許せねェなァ」
その目は酷く冷たかった。
【自分だけが知ってればいい】Mr.3
彼は女を買ってもキスはしないらしい。彼曰く、毒が仕掛けられる可能性があるからと。
確かに、と頷いてふと考えた。
つまり彼のファーストキスは私という事になるのだガネ?
「そうだな。おれの弱い所もキスのやり方も、知ってるのはあんただけさ」
ああ、全く気分が良い。
これからも知るのは私だけだ。
【一生のお願い】Mr.3
「好きだ」
キスをして彼はそう言った。
告げられる度に思う。私を好きだなんて何かの間違いでは無いかと。彼ほど強くも無く見目麗しい訳でも無い。
何を勘違いして私を好きだと言うのか。
しかし私は既に彼にどうしようも無く惚れてしまったので勘違いをし続けて欲しいと私の一生をもって願うばかりだ。