ヘイト狩人は覗きで赤玉

ヘイト狩人は覗きで赤玉

サンドラの生存を望むエルフ


 

しがない狩人である俺は、遊ぶ金欲しさに希少魔物の密猟をすることにした。普段の狩りとは違い、仲間の手を借りもせず、行先を知らせてもいない。利益を独占するための危険な試みに、浮足立っていなかったと言えば嘘になるだろう。

初めての狩りに出向くかのように興奮しながら、森の奥、いつもよりもっと深いところへ足を進めていく。猟銃は担いだままで、構えない。森の中でも、俺の視力であれば先に相手を発見し、対処できるからだ。いざ近くに寄られたとしても、近接戦闘用のサブウェポンも持っている。

「……んぁ?」

ふと、何かが聞こえた気がした。風に乗って届くような微かな音だ。獣の声かと思ったが違うようだ。耳を澄ませるうちにその音がはっきりと聞こえるようになる。どうやら歌らしい。

こんなところで誰が歌っているのか? 好奇心から音のする方へと近づいていく。すると、そこには一人の女がいた。いや、少女と言った方がいいかもしれない。

背丈が低いのだ。丈の長い上着にスカートを着ている。二本の尻尾のように結わえられた髪の毛が、動きに合わせて揺れていた。まだ十歳にも満たないだろう。彼女は木陰に隠れる様子もなく、堂々たる様子で道なき道を歩いていた。

「……」

狩人をやっているだけに、少女の動きが狩人のそれでないことはわかる。それでも、武装していてなお、眼前の少女に対しては近づこうとも思えなかった。無手ではあるが、おそらくは魔法使いの類であることが察せられた。

比べ物にならないほどの戦闘力の差から来る威圧感が、単なる歌声を示威行動へと変化させていた。警戒心を強めながら、一定の距離を保ってゆっくりと追跡する。幸いなことに、放たれる威圧感によって、獣一匹寄り付かない。おまけに向こうはまだ、こちらに気づいていないようだった。

「……どうなってんだ?」

獣一匹寄ってこない、それは間違いのない事実だ。だがしかし、目の前の少女もまた、俺の存在には気づかず、歌い続けていた。いくらなんでもおかしい。

そう思った時、少女の周囲を飛び交うそれらに気が付く。虫だ。蜂のような姿をしているものの、大きさは人の頭ほどもある。羽ばたきの音すら立てずに宙を舞う姿は不気味ですらあった。

有害指定モンスターの一種、ホーネット。

「おいおい……」

思わず声が出てしまう。この距離でもはっきり見えるということは、相当な数がいるはずだ。なのに、少女の周囲以外にその姿はない。感覚的にわかるほどの強者が、有害指定モンスターの代表格ともされる相手にあれだけ近づかせるものだろうか?一つの可能性に思い当たる。

(まさか……呼んでたのかぁ!?)

叫びかけて、とっさに掌で口を塞ぐ。不審な光景を見守っているうちに、俺の視界には一種の地獄にも思える様相を呈していた。

少女の歌に合わせるように、周囲の木々の間から続々と姿を現すホーネットども。その数は想像以上に少なく、数匹程度でしかなかった。しかし、それぞれがハイレベルかつ巨大な個体だ。

人間よりも大きな体躯を持つそれらは羽音を立てながら少女を囲み、獲物を見つけた喜びを表すように一斉に鳴き声を上げた。

「うるさいなの」

少女が歌声を止めて、言い放つ。それだけでホーネットどもは沈黙し、羽音も穏やかに地面へ足を着けた。先程までの喧騒が嘘であるかのような静寂の中、少女が再び口を開く。

「蝶々じゃないけど、まあいいなの。ハチさんたちには私の暇つぶしに付き合ってもらうなの」

(何をするつもりだぁ?)

蟲どもは指示を受けたように決然と、少女を中心とした輪を形成する。ホーネットどもが珍しく地面を這っている様子は、鎧を着た騎士がかしずいているようにも見えた。

ホーネットの輪の中心で、少女は上着に手をかけた。躊躇なく脱ぎ捨てると、迷いなくスカートを下ろし始める。

「あ”ぁ?」

予想外すぎる展開に間の抜けた声を出してしまった。上着とスカートを脱いだ少女の姿が露わになる。薄手のシャツとパンツという格好になった彼女は、ホーネットどものうちの一匹に対して手招きした。呼ばれた個体がゆっくりとにじり寄ってくるのを見ながら、少女は下着姿で地面に座り込んだ。

(何をするつもりだ?……ってオイ、マジかよ)

ホーネットは少女を喰らうために集ったわけではないらしい。座した彼女の足元で腹を見せ、服従の意を示している。それを確認してから、少女は再び歌を歌い始めた。その歌に反応し、今度は別のホーネットどもが少女へと近づいていく。その様を見て、俺はようやく確信した。あの歌は魔法だ、それもホーネットを狙って呼び寄せるだけでなく、意のままに操作することを目的とした。

ホーネットについては、有害指定されているだけに襲われただの食われただのとはよく聞く。それを狩りにいくのが普段の仕事なわけだが、行動パターンや好物といった駆除の役に立つ知識しか備えていない俺にとって、魔法による対処は初めて見る方法で、感動的ですらあった。

そして少女の行動から見て、何が起こるのか、何をするつもりなのか半ば確信しつつも目が離せなかった。

一通りホーネットどもを服従させた少女は、再び中の一匹を手招きする。指示に対してラグなく近づいてきたその個体の頭部に、少女はいとおしそうに頬擦りをした。

硬質でありながらなめらかなはずの外骨格に頬を擦り付けるだけにはやまず、ついばむようにキスをしはじめる。

(おいおい、そりゃねぇだろぉ!)

少女が一体どんな気持ちで、こんなことをしているのかわからない。それでも、見ているだけで背筋が凍るような行為だった。そんな俺の心の内など知る由もなく、少女はさらに行動を続ける。

ホーネットが大顎を開きブラシ状の舌を見せると、少女はそれに自身の舌を絡めた。そのまま吸い付くようにして、ホーネットの唾液をすすり上げる。少女の唇の端から、飲み込みきれなかったものが溢れた。

「んふぅ……♡」

満足げな吐息を漏らしながら、少女は糸を引きつつ顔を離していく。その様子を見て、思わず生唾を飲み込んでしまう。

顔を上気させた少女の下着はホーネットの細く硬い、節のある脚にめくり上げられ、股間が露出していた。くちゅくちゅと水音が立つのが聞こえた。少女は指先でそこを撫で回しつつ、もう片方の手でホーネットの腹部に手を添えている。

外殻の間からぶるん、と取り出されたそれは、人間のそれとはやや形状の違った男根だった。

「……そろそろ、来てほしいなの」

少女の言葉に呼応して、ホーネットが動き出す。その動きは先程の従順なものとはまるで違い、荒々しいものだった。外殻とは違った固さの肉棒を二、三度少女の幼い割れ目に擦り付ける。

その度にんっ♡んぅ♡と抑えたような声がして、先端が割れ目の中の鮮やかな肉色を一瞬暴くと同時に、ホーネットの生殖器が少女のマンコに突き刺さった。

「あッ……はぁあああんっ!♡」

少女の口から漏れたとは思えないほどの艶やかな声が上がる。少女の膣内へ挿入されたホーネットの男根は、さらに肥大化しているように見えた。人間のそれとは違い、先端が一番細く、付け根になるほど太くなっている。

抽挿を続けていくうちに、ぶちゅっ♡ぱちゅっ♡と水音が混ざりはじめる。

「あぁっ……すごいなのっ……♡」

少女の声には苦痛の色はなく、快楽を感じていることは明らかだ。しかし、ホーネットの方も余裕があるようには見えない。少女の小さな身体を貪るように腰を振り続けながら、時折苦しそうに翅や体を震わせている。声にならない声を上げているように見えた。

「あっ……イクなの?いいよ、出して、なの……♡」

少女が優しく囁いた瞬間、ホーネットの腹部が震える。同時に少女も絶頂を迎えたようで、

「うぁああぁぁっ!!♡」

と叫びながら全身を大きく痙攣させた。その勢いで、マンコから男根がぬるりと抜ける。ホーネットの生殖器の先端からは、精液が吹き出していた。

少女はホーネットを抱き寄せるようにしながら、その白濁を口で受け止める。そして口の中に溜まったホーネットの精子をごくんと飲み込むと、残ったものを手の上に吐き出した。

「いっぱい出たなの♡ハチさん、可愛いの♡」

少女が指で掬い取ったホーネットのザーメンを眺めながら呟く。俺の知っているホーネットどもはこんな風に可愛らしく呼ばれないし、愛おしげに撫でられたりはしない。そもそも人間よりも遥かに大きな体躯を持つモンスターを手懐けるなんて芸当ができるとも思えない。精を吐き出し終えたホーネットは力ない足取りで少女から離れ、輪の中の一匹に戻った。

俺が混乱している間に、少女は別のホーネットを招き寄せ、その凶悪な頭部にキスを与えていた。そして今度は、その柔らかそうな尻をその個体に向けた。一匹目を相手にしている途中で下着はすでに脱ぎ散らかされていた。張りのある尻肉を両手でつかんで左右に引っ張ると、間にある割れ目から先ほど出されたザーメンが流れ出す。

「次はこっちにも欲しいの……」

少女の痴態を見てかは分からないが、ホーネットをも刺激するものがあったのだろう。外殻から突き出た男根はすでに先走り汁さえ滴らせていた。少女の股の間に入り込んだそれは、ゆっくりと挿入されていく。

「んぅ……ふぅ……♡」

(おいおいマジかよ)

俺の中で何かが崩れ落ちていく音が聞こえた気がしたが、もうどうでもよかった。

「あぁんっ♡もっとぉ……なのぉ……!♡」

少女がホーネットに抱きつき、その巨体に華奢な脚を巻きつける。淫液を垂らす結合部がはっきりと見えてしまい、俺は思わず目を背けたくなった。しかし少女がホーネットに犯されている光景からは目が離せない。気づけばズボンの上から怒張した自分のモノに触れてしまっていた。

「あぁっ♡イっちゃうぅ……!一緒にぃ……ハチさぁん……!♡」

少女が叫ぶと同時に、ホーネットの外殻がびくっと震えた。その振動が伝わったのか、少女もまたビクビクと身体を震わせる。ホーネットは一度大きく脈打つと、それから一定の間隔で小刻みに腹部を動かしはじめた。その様子は射精したザーメンを一滴残さず少女のマンコの中に吐き出してしまおうとするかのようにも、目の前の雌の身体を独占しようとしているようにも見えた。

やがてホーネットは少女のマンコから男根をずるりと抜き出すと、そのまま地面に横たわる。ホーネットはしばらく少女に寄り添っていたが、前の個体のように輪の中へと戻っていく。ホーネットの男根という栓が抜けたせいか、マンコからザーメンが逆流し、暗い奥までマンコの中が見えた。

「あぁ……ハチさんのせーえき……♡」

少女は満足げに微笑むと、その場で仰向けになる。流し込まれたザーメンによってか、少女の下腹が少し膨れている。

「おなかいっぱいで少し苦しいの♡」

そう言いながらも、全裸で足を開きながらマンコから白濁液を垂れ流す姿はあまりにも挑発的で、行為の続行を望んでいることは明白だった。三匹目のホーネットが歩み寄る。少女はそのホーネットの首筋に手を回し、優しく抱きしめながら口を開いた。

「ねぇ……まだまだ中に出してくれるなの?」

そう言って少女はホーネットの口吻に唇を重ねる。ホーネットは少女の身体を優しく包み込むようにしながら、再び生殖器を挿入していく。

はじめはぴっちりと閉じられていた割れ目が、根元にかけて太くなるチンポに拡張されているのがわかった。少女の内腿をべちゃべちゃに濡らしている液体の助けもあって、三本目はすんなりと付け根まで飲み込まれた。 ホーネットは少女の背中を軽く押さえながら腰を振る。その動きに合わせて、少女の口から甘い声が漏れる。

「あっ♡あぁっ……すご……いのぉ……!」

(ガキでもあんな顔するんだな)

快楽に浸る表情の少女の顔を見て、俺は今まで感じたことの無い感情を抱いた。ホーネットに犯され、喘ぐその姿に興奮している自分がいる。

「ふぅっ……!んっ♡あぁっ♡」

ホーネットはピストン運動を続けながら、少女の乳首を大顎で甘噛みする。少女はホーネットの頭部を抱き寄せながら、その耳元で囁いた。

「ハチさん♡好きぃ♡大好きなのぉ♡」

少女の言葉に応えるように、ホーネットの動きが激しくなる。

「あぁっ♡イクッ!イッちゃうぅ!!ハチさぁん!!」

ホーネットが一際強く膣内を突くと、少女は大きく痙攣し、絶頂を迎えたようだった。ホーネットが男根を引き抜くと、それに続いて大量のザーメンが吹き出した。少女は愛おしそうにホーネットの腹部を撫で回す。ホーネットは少女の胸元に頭部を摺り寄せるようにしてから、輪の中に戻った。

「ハチさんありがとうなの……あっ」

ホーネットを見送る少女が、年相応の表情を見せた。これまで散々見せられた艶やかな表情とは異質に思えて、パンツの中でとっくに射精してしまっていた俺のチンポが固さを取り戻す。腰が抜けたように座り込む少女は、身体を震わせて何かに耐えているようだった。

「だ、ダメっ!もう、もう……でちゃう、のぉ……」

ぴゅるっ♡ちょろろろろろっ♡少女の秘部から黄色い液体が勢いよく飛び出す。それは地面を打つ音を立てながら辺りに飛び散った。少女は泣きそうな声で叫ぶ。

「だめぇっ!止まらないのぉっ!」

ちょろろろっ♡ぶぴっ♡少女の叫びを無視して放尿を続ける彼女の下には湯気の立つような水溜りができていた。すぐ下の穴から同時に、逆流ザーメンも噴き出す。

ホーネットに種付けされたばかりのマンコからは、ホーネットの子種がごぽっ♡と溢れ出していた。少女は恥ずかしさに顔を覆っている。

俺はその場に屈み込んだままパンツの中に射精していた。ホーネットの交尾を見ていただけで射精してしまっていたのだが、少女の痴態はまた別腹だった。

「お漏らししちゃって恥ずかしいなの……」

少女は涙目になりながら呟く。

「もう、ハチさんのばかぁ……。でも、気持ちよかったの」

四匹目、招き寄せたホーネットの巨体に抱きつき、首筋を舐めながら少女は言う。

「ハチさんのせーえきがお腹いっぱいで、幸せなの。ハチさんの赤ちゃんが欲しいくらいなの」

そう言って少女はホーネットにキスをする。

「だから、もっといっぱい中に出してほしいなの。ハチさんのせーえき、全部受け止めたいの」

少女の声に応え、ホーネットは少女のマンコに男根を挿入していく。ホーネットは先ほどよりも激しく腰を振り始めた。

「あっ♡あぁっ♡すごいなのっ♡」

少女もホーネットに負けじとばかりに抱きつく腕に力を入れる。ホーネットは少女の尻肉を掴み、上下左右に揺すりながら子宮口を突き上げる。少女の口から漏れる声はもはや悲鳴に近いものだったが、それでもホーネットを離そうとはしなかった。

ホーネットは少女を地面に押し倒し、正常位でのピストン運動を始める。少女の顔のすぐ横にあるホーネットの大顎から垂れ落ちる唾液が、少女の顔にかかる。

「んぶっ!?んん~!♡」

突然口内に侵入してきた別のホーネットの男根に驚いたのか、一瞬だけ力が緩んだように見えたがすぐに再び強く抱きしめた。割り込んできた個体の男根もしゃぶりながら、少女は自身の快楽を貪るのを止めようとはしない。

ホーネットは少女に覆いかぶさるようにしてピストン運動を繰り返す。その動きに合わせて、少女は何度も絶頂を迎えているようだった。

「んぐぅっ♡んふっ♡あぁ……♡」

ホーネットの動きが止まると同時に、少女はビクンと跳ね上がった。ぷしゅしゅっ♡と、ホーネットの腹部を潮で濡らす。ホーネットはゆっくりと男根を引き抜くと、少女の眼前にその先端を向けた。

「ハチさん、ハチさん♡」

少女はその先端に舌を伸ばし、ホーネットの体液を飲み干す。四匹目のホーネットは満足したように輪の中に戻っていくのを見送る暇も与えず、焦らされていた五匹目のホーネットが少女のマンコに、その股間から生えた巨大な男根をあてがった。

「あっ♡きてっ♡はやくっ♡ハチさんのおっきいおちんぽっ♡ほしいっ♡ほしいのぉっ♡」

少女の言葉に応えるように、ホーネットは男根の先端を膣口に潜り込ませる。少女は歓喜の声を上げ、腰を動かしながらそれを迎え入れた。

いつ終わるとも知れない異種間での交合を、最後まで見ることはできなかった。射精のしすぎで気絶していたためだ。装填速度には自信があったんだが……。

 

「……んぁ?」

肩を揺すられて目覚めたときには、その光景がタチの悪い悪夢か、それとも単なる淫夢か判別がつかなかった。目が覚めた時には、何を理由にその場で気絶していたのかすら忘れてしまっていた。ともかく、森の中で気絶していたところを起こしてもらえたのはありがたい。起き上がりながら視線をそいつに向けた。

「……ハァ?」

目的を思い出すには十分なきっかけだった。密猟の対象である希少魔物「ブルームベア」が、想定していた以上の近距離……目の前に立っていた。俺は懐からサブウェポンである六連発管打ち銃を取り出しながら吠える。

「この畜生めがぁーーーーー!!」

 

おわり

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