プディンセスがチョコの代わりに食べられる話
ベリーメロン「ゆ、ゆゆしき事態だわ……」
プディンセスールに隠れてキッチンを借りて、こっそりとチョコレートを作っていたプディンセス。
されどやってもやっても上手くは行かない。
いつも食べるのが仕事で、お菓子を作ることなどしなかった彼女では、出来上がるものは焦げ団子やボソボソの泥団子のようなものばかり。ガクリと項垂れて考える。
「た、確かエンジェリーがくれた本に……」
自分では作れない。でも作らなければ。否、とにかくチョコじゃなくてもいいから何かせめて、と。
そう焦って手に取ったのは、エンジェリーがくれた恋愛小説だった。
○○○
「じゃーん!どう?」
そう言ってもバレンタイン当日に呼ばれてきたシューバリエの前に現れたのは、いつものお人形のようなお嬢様ドレスをしたプディンセスではなかった。
「ショコ・ア・ラ・モード!なーんちゃって!」
黒いドレスを纏ったプディンセス。肩は丸出しで胸も少し見せたビターチョコ仕様らしい。
いつもは幼く見える彼女が着てみれば、普段より大人っぽく見せられる。
「えっとね、チョコ用意できなかったのごめんなさい!」
なんでそんな服を?と首を傾げるシューバリエに、プディンセスは正直にチョコレート、バレンタインチョコを作れなかったことを伝える。
その代わりにと繋げて
「エンジェリーがくれた本にバレンタインやクリスマスに自分を渡すって文化が書いてあったの!」
ピュアに言い出すプディンセス。それはつまりバカップルのよくやる「プレゼントは……ワ・タ・シ♡」的なものなのだが、プディンセスはあいにく気付いていない。
シューバリエは天使族なのになんて俗っぽいもの渡してるんだろうか……と悩みつつも、普段とは違う装いのプディンセスに目が行ってしまう。
「というわけで、今日はわたしをあげる!」
たぶんプディンセスは自分で何を言っているのかわかっていないのだろう。
されどヒミツの恋人となったシューバリエには、その意味がわかり我慢がプツリと途絶えた。
「シューバリエ?ははーん、さてはノーサツされちゃった………………へ?きゃあっ!?」
ベッドに押し倒されるプディンセス。
混乱する彼女に、シューバリエは強引に唇を奪いさっていく。甘い菓子とは違う。深く、長く、ビターなキスを。
「んむぅっ……しゅ、しゅーばりえぇ……♡」
プディンセスも大人のキスにすっかり目を蕩けさせてしまう。服装こそ大人っぽくなったが、その実は幼いままなのだろう。
プディンセスが目を回すがシューバリエは止まらずにドレスの胸元の隙間に手をいれて、薄い胸を揉みしだいていく。
「んっ、あっ、ま、まって……ひあっ♡」
されど待ってくれないシューバリエ。
ここまでくればプディンセスもその気になってきたらしい。シューバリエに触られる度に砂糖より甘い声を溢していく。
「はぁはぁ……たべてぇ?」
そう囁けばシューバリエの反りたった棒がプディンセスの秘部へと押しやられる。
捲りあげられたドレスの下ではすっかり濡れてきたらしく、据え膳をされて止まるわけもなくソレが沈んでいった。
「んんっ、あっ♡しゅーばりえぇ♡あふっ♡」
挿入してすぐに打ち付けられる腰。
プディンセスの小さな身体は何度も振動に震えてされるがままに犯されていく。
「もっと、たくさんたべてねっ♡」
そうプディンセスが囁いてしまえば、彼はもはや止まらずに彼女を堪能し尽くすだろう。
一度注いだだけでは止まらずに、何度もひたすらに。ビターなプディンセスへ熱いミルクを注いでいくのだった。