フェニア編　風呂2

｢えるきゅーるさま……？｣

　激しい騎乗位によって舌足らずになるほど蕩けたフェニア。それをエルキュールは優しく抱き上げていく。

　柔らかな尻肉を掴めばそれだけでフェニアは甘く鳴き、エルキュールは自分にしがみつくよう告げた。

　はたから見ればフェニアがエルキュールに抱っこしてもらっているような姿になったところで、彼女の膣口へ再び硬さを取り戻した肉槍が添えられる。

｢あっ……んんぅぅぅっっっ♡｣

　そのまま一息で挿入すれば再びフェニアは快楽の渦に巻き込まれていく。

　強過ぎる快楽に藻掻いても足は床に届かず、屈強なエルキュールの身体に抱き締められては逃れるすべはない。

｢えるきゅーるさまっ、えるきゅーるさまぁっ♡これ、さっきよりふかっ……ふあああっっっ♡｣

　どちゅんっ♡どちゅんっ♡ごつごつっ♡とあまりにも激しく淫らな音が、フェニアの声とともに反響していく。

　体格差と自重も合わさって、先程以上に強く最奥が叩かれているのだろう。行き場所を失った竿先は、フェニアの腹部を明らかに膨らませていた。

｢んみゅっ……♡だめですのぉっ、んんぅっ……♡える、きゅーるさまっ……はぷっ♡｣　

　強過ぎる快楽に怯えが勝ってフェニアはエルキュールを止めようとするが、そんな口も強引に奪われて伝えることすらできない。

(苦しいのに、気持ち良くてぇ……♡)

　フェニアはエルキュールの責めに何度も絶頂を繰り返し、その破瓜を経験したばかりの膣を締めることしかできなかった。